- 2019.06.03
- 一般
第100回福島腎不全研究会
日曜日に第100回福島腎不全研究会が郡山市で開催されました。
今回は100日の記念すべき研究会という事で、一般演題の他に特別講演は2題ありました。
1題目は昨年福島県立医科大学腎臓高血圧内科准教授から
岩手医科大学腎臓内科教授に就任された旭浩一教授のご講演
演題名は
「これからの腎疾患対策の方向性:
腎不全合併症管理の流れも含めて」
でした。
福島県立医科大学在職中から熱心に取り組まれていた腎疾患対策についてご講演いただきました。
そして2題目は福島県立医科大学前々教授で寿泉堂クリニック名誉院長の白岩康夫先生の御講演
演題名は
「福島腎不全研究会の48年、100回とその源流」
腎不全治療創成期から現代までの歴史を解説して頂きました。
相変わらずですが、とても明快で歯切れのいいご講演であり、とても解りやすいお話が聞けました。
実は、私は26年前に白岩教授が福島県立医科大学泌尿器科教授を退官される前年に医局に入局しています。
あれから26年、ずっとお世話になってきました。
これからもご健康に気を付けて頑張っていただきたいと思います。
すずきクリニックからも私を含め3演題の発表を行いました。
そして
当院の高橋が発表した
「VA管理におけるPI(還流指標)の有用性」
と言う演題が、福島腎不全研究会賞を受賞いたしました。
研究会賞は医師以外の演題の中から優れた3演題に贈られる賞です。
これまで、演題登録を行わなかった時以外は全てすずきクリニックもしくはあさか野泌尿器透析クリニックのどちらかが受賞しています。
当院は、以前より全国レベルの研究会に演題を出し続けてきましたので、抄録の書き方や発表方法に慣れていたこともあり、賞が取りやすかったのも事実です。
しかし、最近は福島県内の他施設の発表レベルがどんどん高くなってきており、そろそろ賞が途切れるのではと何時もドキドキしています。
今回もなんとか受賞する事が出来ましたが、そろそろ難しいのではと思っています。
ただ、それだけ福島県の透析に関する臨床研究のレベルが上がってきている事でも有りますので、福島腎不全研究会の幹事としては喜ばしい事だと思っています。
我々も精進し、引き続き当院の取り組みを発表し続けて行きたいと思います。
- 2019.05.31
- 一般
トレーニングマシーンを導入しました。
今週水曜日に個室透析センター待合室に3台のトレーニングマシーンを導入いたしました。
エルゴメーター2台とレッグプレスです。
いずれも下肢筋力強化の為に使用します。
現在、どの様に運用していくかを協議中です。
ご使用まではしばしお待ちください。
- 2019.05.16
- 一般
オーソライズドジェネリックをご存知ですか?
最近、ジェネリック医薬品を希望される患者さんが多くなっています。
先発品より安価な薬がジェネリック医薬品ですが、安い分不安に思う患者さんも多いです。
私も余りにも安いジェネリック医薬品は不安に思いますので、泌尿器科の薬については、門前薬局に対し信頼が出来るジェネリック医薬品を置いてもらうようにしています。
ジェネリック医薬品の中でもオーソライズドジェネリックと言う薬があるのですが、ご存知でしょうか?
先発品が発売されて一定期間経過するとジェネリック医薬品の販売許可が下ります。
そうなると安い薬が売れるようになり、先発品メーカーは売り上げが落ちてしまいます。
先発品メーカーが売り上げを落とさないように出来る措置として販売許可が下りているのがオーソライズドジェネリックです。
オーソライズドジェネリックは他のジェネリック医薬品の販売より半年ほど早く販売可能です。
更ジェネリック医薬品は有効成分が一緒ですが、添加物が異なります。また、薬によっては作り方に特許がある薬もあり、ジェネリック医薬品では同じような効果が得られない物もあります。
それに対し、オーソライズドジェネリックは有効成分ももちろんですが、添加物も製造過程も全く同じ薬になります。
薬によっては全く一緒で名称だけ変えている薬もあります。
ユーザーにとっても、先発品と全く同じ薬が安く購入出来ますので、非常にメリットが有る薬です。
ただ、院外処方の場合には薬局はたくさんあり、我々医療機関がジェネリック医薬品を指定する事が出来ません。
可能なのは門前薬局にオーソライズドジェネリックがある薬に関しては、オーソライズドジェネリックを採用してもらうようにお願いするだけです。
オーソライズドジェネリックが無いジェネリック医薬品も多数ありますので、かかりつけ薬局に聞いてみると良いかもしれません。
- 2019.05.15
- 一般
援腎会すずきクリニックでは看護師さんを募集しています。
援腎会すずきクリニックでは看護師さんを募集しています。
詳細は下記をご覧ください。
少し前に管理栄養士さんを募集しました。
その時ですが、数名の方に見学に来て頂きました。
当院の場合、厨房もありませんので、栄養指導がメインの仕事になります。
その為、入職後に思っていた仕事のイメージと違ったと言う事にならないように、履歴書を出す前に見学に来てもらいました。
見学してそのままとなった方もいましたし、面接後入職となった方もいました。
当院の採用面接を受ける方でも自分の希望する仕事に合った職場環境なのか心配となる方は多いかと思います。
透析の仕事は慢性期の治療となります。
当院は担当制であり、臨床工学技士も看護師も担当する患者さんを持ち、日々の治療をサポートしていく体制を取っています。
転職を考えている方は、是非とも一度見学に来て頂けると幸いです。
- 2019.05.13
- 一般
5月12日で援腎会すずきクリニックは満11周年となりました。
5月12日で援腎会すずきクリニックは満11周年となりました。
と言うことで、12年目に突入いたしました。
それで、5月12日に私はどうしていたかというと、11日から三重県尾鷲市に行っていました。
尾鷲総合病院で開催された『第23回腎臓セミナーin東紀州』でしっかり透析とオンラインHDFについて1時間ほどお話させて頂きました。
名古屋から特急で2時間半かかる場所と言う事もあり、学会等に参加するのは難しい環境でも地域の透析医療を守る為に頑張っている透析従事者の皆様
土曜日の夜にも関わらず、私の話を熱心に聞いてくださいました。
特に、血流の話については、明日からでも直ぐに効果が出る事でもあり、たくさんの質問を頂きました。
私も良い刺激を受けて良い週末を過ごせたなと思いました。
本日からまた新たな気持ちで、12年目を歩んでいこうと思います。
頑張ります。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。