2019.06.19
一般

職員向け勉強会『防災出前講座』

援腎会すずきクリニックでは、定期的に職員向けの勉強会を行っています。

これまでも星総合病院で行っている『どこでもメディカルセミナー』に依頼して、出張で医学的な講演を行っていますが、今回は当院災害対策委員会主催の勉強会でした。

郡山市役所の総務部防災危機管理課様に

『防災出前講座』

をお願いしました。

 

 

昨日も大きな地震がありましたが、地震、水害、台風など様々な災害に対する対策を教えていただきました。

 

 

講師の方はとても話慣れている方なのかと思いますが、詳しく解りやすく教えて頂けました。

これからも院内勉強会を継続して行っていきたいと思います。

2019.06.17
一般

本日はお天気フィラーの撮影を行いました。

援腎会では、2016年よりテレビユー福島で放送されている『あさチャン』の中で、お天気フィラーを提供しています。

毎週月曜日6時40分頃からの放送です。

部分的な差し替えによる変更はありましたが、今回数カットを差し替える為の撮影が行われました。

 

 

すずきクリニックでは女性外来を再撮影しました。

患者さん役の方も変更になりました。

 

 

今回、手術室でのエコー下PTAの撮影を行いました。

実際に行っているのでは無く、模擬患者さんでの撮影です。

 

 

多目的ホールに設置した運動マシーンも当院のスタッフが写っています。

 

 

場所はあさか野泌尿器透析クリニックに移り、新田先生の撮影です。

こちらも患者さんが変わっています。

 

7月からの変更となるようです。

月曜日朝チャンの6時40分頃からですので、是非ともご覧になってみてください。

2019.06.12
一般

web講演会

昨日は、某メーカーさんから依頼を受けてweb講演会でお話させて頂きました。

 

 

関係者が見ればどこのメーカーさんだかはすぐ解るかと思いますが、そこはご愛敬

 

 

某ホテルの会議室で放送

今回は顔出し無しと言うことで、普段着の私です。

とりあえず日曜日に床屋さんには行っております。

 

 

こんな感じでした。

18時半からの放送でしたので、始まる前の時間です。

前で司会の方が練習しています。

パソコンの左側に音を取るマイクの様なものがあります。

かなり練習したのですが、ところどころでどもる部分があって、昨日急遽スライドの原稿を作成しました。

練習の時は25分くらいだったのですが、原稿を丁寧に読んだ事もあり、30分ぴったりでお話出来ました。

内容はオンラインHDFで、私の知っている知識を全て披露出来た感じありました。

画面に視聴人数が出るのですが、リアルタイムに変わってどんどん増えると益々緊張したり、減ると減るなりに気になったりの30分でした。

でも、やっぱり聞いてくれる方の顔を見ながらお話する方がいいですね。

実は明日盛岡市でオンラインHDFについてのお話をする機会をいただいています。

似たような話になるかと思いますが、目の前で聞いてくださる方達にお話出来るので、上手に話せたら良いなあと思います。

2019.06.05
一般

透析中止の話 毎日新聞に違和感 続き

4月29日に透析中止の話 毎日新聞に違和感

と言う記事を書かせて頂きました。

その時に、

毎日新聞は市民団体が要望書を渡したことを記事にする前に、報道した事に対して公立福生病院院長が反論した内容に対して再反論する必要があると思います。

話の内容をすり替えているだけで、取材して記事にした内容についての検証を全くしておりません。

と記載しました。

 

今回、日本透析医学会が5月31日に日本透析医学会ステートメントとして声明を発表したこともあり、最近どの様な経過になっているのかを調べてみました。

 

5月21日に

福生病院、遺族にカルテ開示拒否 調査委には遺族同意なく公開 透析中止問題

と言う記事が毎日新聞から発信されています。

記事によると

病院は夫ら遺族の同意を得ないまま、女性のカルテの一部を調査委に見せていた。一方、夫側はカルテなどの開示を請求しているが、病院側は「(病院の)個人情報保護条例により、死者は対象とならない」と拒否している。

と書かれています。

遺族の同意を得ないまま調査委にカルテの一部を見せて、夫側の開示請求は拒否したという事ですので、それは問題だと思います。

 

それに対しては、病院側が反論の声明を出しています。

記載されている内容をピックアップしますと

 

患者遺族の代理人弁護士が当院に抗議したとされております。しかし同弁護士は、毎日新聞の記者の紹介で、患者遺族を名乗る人物と電話で話しただけということであり、少なくともその時点では、患者遺族と会ったこともなければ、委任状もまだ貰っていないとのことでした。

 

と言う内容が書かれています。

毎日新聞の記事と全く違う内容です。

 

5月31日に日本透析医学会が声明を発表しましたが、その中に書かれていたのは、

 

患者さんが自ら血液透析終了の意思を表明しており、その意思が尊重されてよい事案であると判断

透析非導入や透析終了は、当該病院主治医から持ちかけられたものでなく、患者さん本人もしくは家族の意思であった

IC(説明と同意)は、多職種により構成された医療従事者と患者・家族間で複数回実施されており、適切に行われていた

 

と言う内容でした。

共同通信は、声明を受けて記事を書いていますが、

学会、透析やめる意思固かった 福生病院問題で声明

と言う題名ででした。

 

朝日新聞の記事でも

 

福生病院の透析患者死亡 学会「中止の意思尊重は妥当」

と言う内容でした。

 

毎日新聞以外の新聞は概ね学会の判断から公立福生病院の対応が妥当だとしています。

 

毎日新聞の記事では

 

東京・公立福生病院透析指針、終末期以外も 問題受け医学会見直し

 

終末期以外の透析中止について指針に無かった点を医学会が見直すと言う記事を書いています。

福生病院に問題が有ったと言う自紙の主張については全く触れていません。

これまで福生病院に対し繰り返し問題があったと記事にしてきていますので、是非とも医学会の声明の内容を吟味して記事として頂きたかったです。

 

更に、毎日新聞4月24日の記事

 

透析中止 市民団体が公立福生病院に「死への誘導」中止を要請

 

に出てくる市民団体が6月6日に集会を開くそうです。

 

日時:2019年6月6日(木)15時~17時(受付14時半より)

場所:衆議院第2議員会館3会議室 地下鉄 国会議事堂前 あるいは永田町下車

*報告1: 冠木克彦弁護士
昨年8月16日に亡くなられた女性の夫の代理人として

*報告2: 斎藤義彦毎日新聞記者
事件の取材から明らかになったこと

 

と言う事で、患者遺族の代理人弁護士の方と毎日新聞記者の方がこれまでの経過を報告する会のようです。

東京ですので行く事が出来ませんが、内容がとても気になりますね。

今回の件で、毎日新聞によるセンセーショナルな記事だけを読まれた方は公立福生病院で起こった事に憤りを感じたと思います。

そこで、他紙の記事や学会の声明などをきちんと読むと、考えが変わるかもしれませんね。

ざっと、最近の経過を記載してみました。時々医療従事者が問題を起こし報道される事も有りますが、多くの同業者が本当に患者さんを良い方向に導く為に努力していると言う事を最後に記載しておきます。

今回の件は、今後も透析従事者として注目していきたいと思います。

 

 

 

2019.06.03
一般

第100回福島腎不全研究会

日曜日に第100回福島腎不全研究会が郡山市で開催されました。

今回は100日の記念すべき研究会という事で、一般演題の他に特別講演は2題ありました。

1題目は昨年福島県立医科大学腎臓高血圧内科准教授から

岩手医科大学腎臓内科教授に就任された旭浩一教授のご講演

演題名は

「これからの腎疾患対策の方向性:

  腎不全合併症管理の流れも含めて」

でした。

福島県立医科大学在職中から熱心に取り組まれていた腎疾患対策についてご講演いただきました。

 

そして2題目は福島県立医科大学前々教授で寿泉堂クリニック名誉院長の白岩康夫先生の御講演

演題名は

「福島腎不全研究会の48年、100回とその源流」

 

腎不全治療創成期から現代までの歴史を解説して頂きました。

相変わらずですが、とても明快で歯切れのいいご講演であり、とても解りやすいお話が聞けました。

 

 

 

実は、私は26年前に白岩教授が福島県立医科大学泌尿器科教授を退官される前年に医局に入局しています。

あれから26年、ずっとお世話になってきました。

これからもご健康に気を付けて頑張っていただきたいと思います。

 

すずきクリニックからも私を含め3演題の発表を行いました。

そして

当院の高橋が発表した

「VA管理におけるPI(還流指標)の有用性」

と言う演題が、福島腎不全研究会賞を受賞いたしました。

 

 

研究会賞は医師以外の演題の中から優れた3演題に贈られる賞です。

これまで、演題登録を行わなかった時以外は全てすずきクリニックもしくはあさか野泌尿器透析クリニックのどちらかが受賞しています。

当院は、以前より全国レベルの研究会に演題を出し続けてきましたので、抄録の書き方や発表方法に慣れていたこともあり、賞が取りやすかったのも事実です。
しかし、最近は福島県内の他施設の発表レベルがどんどん高くなってきており、そろそろ賞が途切れるのではと何時もドキドキしています。

今回もなんとか受賞する事が出来ましたが、そろそろ難しいのではと思っています。

ただ、それだけ福島県の透析に関する臨床研究のレベルが上がってきている事でも有りますので、福島腎不全研究会の幹事としては喜ばしい事だと思っています。

我々も精進し、引き続き当院の取り組みを発表し続けて行きたいと思います。

 

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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