2020.04.29
一般

陰圧室の工事を行いました。

当院個室透析センターには、熱発等の症状がある患者さんを隔離して透析する完全個室スペースがあります。

 

 

窓もあり、換気も十分出来ますが、今回業者さんにお願いして、『透析施設における標準的な透析操作と感染予防に関するガイドライン (四訂版)』に掲載さている条件となるように陰圧室とする工事を行いました。

日本透析医会のガイドラインによりますと、透析を行う場合には、個室隔離が望ましいが、個室隔離透析が不可能な場合には、 患者どうしの間隔が 2 メートル以上空くように、接するベッドで透析を行わないとなっています。

個室透析室ですので、陰圧室にする必要は全く無かったのですが、出来る限りの対応という事で今回個室を陰圧室に改造しました。

あさか野泌尿器透析クリニックの個室透析室も同様に陰圧室に改造しています。

 

 

基本的に、新型コロナウイルス感染者の透析は通院の関係上入院透析となり、当院で行う想定にはなっておりませんが、医療崩壊等が起こってしまい、入院する事が困難になるケースも考えられます。

その時の為に、3月中から新型コロナウイルスに感染した患者さんの透析を行う装備で熱発者の透析を行う様にしています。

扱いが不慣れだったために、個人防護具(PPE)を脱ぐときに感染してしまうケースが多いと言う事も聞いていましたので、必ず指示してくれるスタッフ立ち会いで脱衣を行う訓練もしてきました。

個室対応するスタッフと医師は、感染しないための手順が出来る様になってきたようです。

2次感染を起こすと、他の患者さん達への3次感染を起こす可能性もあります。

対応当初は新型コロナウイルスに感染しているかどうかは判らないのですから、今後も気を緩めずに対応していきたいと思います。

2020.04.26
一般

筑波大学中村潤児教授による接触割合による感染者数の推移

筑波大学 数理物質系 教授 中村潤児先生が、 接触頻度によって著しく変化する感染者数推移について市中感染者数のシミュレーションを開示してくれています。
これは、8割おじさんこと北海道大学の西浦教授の算出結果を数理モデルの専門家である中村潤児教授が裏付けた分析結果となっています。
↑↑↑↑↑↑↑↑詳細はリンク先をご覧ください。

これを見ると、接触6割減では市中感染者数は変化無く、7割になるとかなりの感染拡大抑止が期待できて、さらに8割まで行けば抑止効果が大きくなります。

我々もこれだけ頑張ればこのくらいの効果が有るという見通しが無ければなかなか頑張ることが出来ません。
そう言う観点からも実際のシミュレーションを知る事はとても有効な事だと思います。

 

自粛すると経済が!と言う声を聞きますが、ズルズルとこのままの状況が続く方が経済に取って大きな打撃を与えてしまうように感じます。
接触機会を少なくして、なるべく早く韓国の様に自粛から解放されることを期待したいと思います。
2020.04.19
一般

新型コロナウイルス感染症に対する援腎会の対策(透析)

援腎会すずきクリニックには多数の透析患者さんが通院しています。

現在、当院で行っている新型コロナウイルス感染症に対する対策をお知らせいたします。

 

<職員の対策>

  • 出勤前の検温、有熱者および体調不良者の出勤停止
  • 緊急事態宣言地域への往来禁止
  • 手指消毒の徹底
  • 処置に応じた標準予防策の徹底
  • SNSを利用した職員への情報提供

 

<環境対策>

  • 定期的な(10時、13時、15時)室内換気徹底(エアロゾル対策)
  • 職員更衣室の密集を避けるため、2~3名ずつの利用とする
  • 高濃度アルコール、次亜塩素酸ナトリウム・次亜塩素酸水による消毒
  • 食事時以外のマスク着用と休憩室の分散

 

≪ 患者さんへのお願い ―院内感染予防のために― ≫

患者さんは院内感染予防のために以下の事項を必ず守ってください。協力いただけない方は他の患者さんと職員を危険に晒すため当院での治療を固くお断りします。

 

  • 感染予防のため、来院時から退室まで必ずマスクを着用してください。
  • 自宅では1日2回体温測定をしてください。特に来院前は必ず行ってください。
  • 37.5℃以上の熱、かぜ症状、においや味を感じにくい、息苦しいといった症状のあるは、来院前に必ず電話で連絡をしてください。
  • 穿刺は順番性となります。早いもの順ではありません。
  • 出来るだけ指定された透析開始時間直前に来院してください。
  • 感染予防のため、更衣室の同時での利用人数は制限致します。
  • 並ぶ際は前後の方と必ず1メートル以上間隔を開けてください。
  • トイレは密室となります。病院のトイレはなるべく使わず、自宅で済ませてから来院してください。
2020.04.15
一般

患者さんへのお願い ―院内感染予防のために―

泌尿器科・腎臓内科診療で通院中の患者さんへのお願いです。

 

院内感染防止の為に以下の事項を必ず守るようにお願いいたします。

お願い出来ない場合は診察をお断りする場合がございます。

 

    1. 感染予防の為に来院時から会計終了までマスク着用をお願いいたします。
      マスクが無い場合は、当院自家製のマスクをお渡しいたします。
      診察室内でも診察で必要な場合以外ではマスクを外さないようにお願いいたします。
    2. 37.5度以上の熱がある方、風邪症状、臭いや味が感じにくい、息苦しいなどの症状のあるは、先ずはクリニックへお電話ください。
    3. 受診した全ての患者さんに対し、受付で非接触型体温計を用いて体温を測定しています。
      測定結果で体温が37.5度以上ある方は車でお待ち頂きます。
      送って下さったご家族の方も、体温測定が終了するまでは帰らずにお待ち下さい。
    4. 待合室の新聞・雑誌類は接触感染防止の為に当分の間置かない事といたしました。
      ご不便をおかけいたしますが、ご了承ください。
    5. 診察室内も医師と患者さんの間の距離を取るようにいたしました。
      ご了承ください。


    6. 診察行為でマスクを外して頂く必要がある時は、フェイスガードを装着しますのでご了承ください。

 

 

2020.04.09
一般

京大病院95人一時自宅待機 旅行などの自粛要請守らず

朝日新聞の記事ですが、京大病院の医師が会食をして自宅待機になった事を記事にしています。

記事には飲酒を伴う会合や国内旅行などの自粛要請と書いていますが、実は家族を含む2人以上で飲酒を伴う外食を禁止していたとの事です。

家族2人での外食も禁止という非常に厳しい基準です。

この基準がきちんと周知されず、結果的に自宅待機者が116名となってしまったという話です。
2週間で家族を伴う外食1回でも不可は京大病院の基準がかなり厳格だったと言う事です。

そして、新聞はその事を一切書かず批判しています。
記事に悪意を感じますね。

これだと私は一生自宅待機になります。

 

京大病院95人一時自宅待機 旅行などの自粛要請守らず

https://www.asahi.com/articles/ASN483C2XN48PLZB001.html?fbclid=IwAR2_fLrw7XkYUj6K30hUQuvkfSDo08wRU29vVT04ZxeHFdXwJ3bFypG2p_s

 

こちらが京大病院が出したその後の声明だそうです。

慶應病院の研修医の話とは全く別な次元である事を多くの方に知らせたいと思い記事にしました。

 

 

 

 

 

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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