2020.05.03
一般

日本医学会からの緊急提言

4月29日に日本医学会から 
 緊急提言
 進行する医療崩壊をくい止めるために
が内閣総理大臣に提出されました。
5つの緊急要望であり
1,PCR検査態勢の早急な確立
  多くの医療従事者が感染リスクに晒されていると
2、個人用防護具の充足
  個人防護具の提供を国が管理することと増産体制の確立を
3,医療従事者への支援体制の確立
  精神的支援体制の確立
  危険手当、非常勤医師に対する労災制度など
4,研修中の医療従事者の起用
5,パンデミック収束後の施策
  独立した国家機関の設立
  基幹病院や大学病院での感染症対策の義務化
  オンライン診療の整備
  ICUベット数の増床
 (ICUベット数が欧米各国に比べ極端に少なく医療崩壊が起こりやすい)
多くの患者を限られた空間で2日に1回長時間治療すると言う事で透析医療も取り上げられて、PCR検査が行える体制を早急に確立させる対策が必要と書かれていました。
今起こっている事に対する提言です。
是非とも一度お読みください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓クリックするとリンク先の提言に移動出来ます。
2020.05.02
一般

サージカルマスクを寄贈しました。

私、院長の鈴木ですが、平成16年から平成20年まで太田西ノ内病院及び太田記念病院に勤務し援腎会すずきクリニックを開院しました。

最終の役職は太田記念病院泌尿器科部長でしたが、4年間大変お世話になりました。実は平成9年にも勤務していた事もあり、福島医大に勤務していた期間の次に長く勤めていた病院でも有ります。

更には、開業後も病診連携でとてもお世話になっております。

 

たまたま、太田西ノ内病院に勤務しているスタッフさんから、太田西ノ内病院でもマスク不足が深刻だという話を聞きました。

そこで、友人からのご紹介である程度の枚数のマスクが購入可能なルートを確保する事が出来た事もあり、太田西ノ内病院に連絡を取り、サージカルマスク1000枚と言う、病院で使用するとあっと言う間に無くなってしまう量ですが寄贈させて頂きました。

 

 

まあ、ほとんど思いつきで連絡した感じでしたが、太田西ノ内病院庶務課長さんが受け取りに来ていただけて、お渡しする事ができました。

 

と言う事で、一枚パシッと受け渡し場面を撮影。

太田病院の職員数からすると1日分くらいにしかならない量で、

本当にささやかですが、少しでも恩返し出来ればと思いまして。連休中はちょっとお休みしますが、 STAY HOMEでマッタリしているつもりです。

2020.04.30
一般

安心して受診出来る外来を目指して〜受診される方へのお願い

当院では、これまで出来るかぎりの感染予防対策を行ってきたつもりでした。

 

定期的な(10時、13時、15時)室内換気徹底(エアロゾル対策)

感染予防の為に来院時から会計終了までマスク着用

マスクを外した場合は、必ず手洗いをしてもらう

受付での非接触型温度計による体温測定

熱発者の隔離

 

患者の皆様が不要不急の受診を控えている事もあり、外来はさほど混雑していませんでした。

しかし、火曜日午前中の待合室が密になっていました。

これはマズいと思い、自家用車で来院した方には自分の車で診察近くなるまで待って頂く様にしました。

また、席の間隔もなるべく広く明ける様にしました。

そして

 

 

スーパーの様に受付も密にならないように間隔を空けて待って頂く様に目印を付けました。

 

以前から、外来で一番多い苦情が待ち時間です。

これは、どこの医療機関でも同じ悩みだと思います。

当院は、検尿を取らなければいけないとか時間がかかる部分もあり、また来院して会計まで1時間以上掛かる事は希であり、比較的待ち時間が少なくなっていると思っていました。

 

その為、事務さん達は診察までの時間が短くなる様にと言う事を最重要事項と考え対応してしまいます。

でも、今は非常事態宣言がでている状況です。

待ち時間がかかっても仕方が無いので、患者さん達が安心して受診出来る環境を作る事が大切だと、再度お話しました。

 

患者さん達にお願いです。

 

今は緊急事態です。

待合が感染の機会とならない様に、

マスクをしてもらう

手洗いをしてもらう

などの対応をしています。

 

そして、更にご不便をかけますが、待合が密にならない為の施策を行います。

その事により待ち時間が長くなる可能性もありますが、ご了承ください。

午前中でも11時過ぎであったり、午後の外来はかなり空いていますので、時間を見計らっての受診をお願いいたします。

 

そして、もう一つ

受診時に熱を測らせて頂いています。

熱がある方は、自家用車で待機してもらう様にしています。

一度帰宅して頂き、自宅で検尿して頂き再来院して頂いています。

時々、高齢者を乗せていらして玄関で下ろされてそのまま帰ってしまうケースがあり、熱を測ったら高かったと言う事も有りました。

どうか、熱を確認するまでは同伴の方はお待ち頂く様にお願いいたします。

 

2020.04.29
一般

陰圧室の工事を行いました。

当院個室透析センターには、熱発等の症状がある患者さんを隔離して透析する完全個室スペースがあります。

 

 

窓もあり、換気も十分出来ますが、今回業者さんにお願いして、『透析施設における標準的な透析操作と感染予防に関するガイドライン (四訂版)』に掲載さている条件となるように陰圧室とする工事を行いました。

日本透析医会のガイドラインによりますと、透析を行う場合には、個室隔離が望ましいが、個室隔離透析が不可能な場合には、 患者どうしの間隔が 2 メートル以上空くように、接するベッドで透析を行わないとなっています。

個室透析室ですので、陰圧室にする必要は全く無かったのですが、出来る限りの対応という事で今回個室を陰圧室に改造しました。

あさか野泌尿器透析クリニックの個室透析室も同様に陰圧室に改造しています。

 

 

基本的に、新型コロナウイルス感染者の透析は通院の関係上入院透析となり、当院で行う想定にはなっておりませんが、医療崩壊等が起こってしまい、入院する事が困難になるケースも考えられます。

その時の為に、3月中から新型コロナウイルスに感染した患者さんの透析を行う装備で熱発者の透析を行う様にしています。

扱いが不慣れだったために、個人防護具(PPE)を脱ぐときに感染してしまうケースが多いと言う事も聞いていましたので、必ず指示してくれるスタッフ立ち会いで脱衣を行う訓練もしてきました。

個室対応するスタッフと医師は、感染しないための手順が出来る様になってきたようです。

2次感染を起こすと、他の患者さん達への3次感染を起こす可能性もあります。

対応当初は新型コロナウイルスに感染しているかどうかは判らないのですから、今後も気を緩めずに対応していきたいと思います。

2020.04.26
一般

筑波大学中村潤児教授による接触割合による感染者数の推移

筑波大学 数理物質系 教授 中村潤児先生が、 接触頻度によって著しく変化する感染者数推移について市中感染者数のシミュレーションを開示してくれています。
これは、8割おじさんこと北海道大学の西浦教授の算出結果を数理モデルの専門家である中村潤児教授が裏付けた分析結果となっています。
↑↑↑↑↑↑↑↑詳細はリンク先をご覧ください。

これを見ると、接触6割減では市中感染者数は変化無く、7割になるとかなりの感染拡大抑止が期待できて、さらに8割まで行けば抑止効果が大きくなります。

我々もこれだけ頑張ればこのくらいの効果が有るという見通しが無ければなかなか頑張ることが出来ません。
そう言う観点からも実際のシミュレーションを知る事はとても有効な事だと思います。

 

自粛すると経済が!と言う声を聞きますが、ズルズルとこのままの状況が続く方が経済に取って大きな打撃を与えてしまうように感じます。
接触機会を少なくして、なるべく早く韓国の様に自粛から解放されることを期待したいと思います。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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