- 2018.07.19
- 一般
災害対策携帯カード
平成30年7月豪雨で西日本に甚大な被害が発生しました。
亡くなられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
友人の透析施設でも、水害による土砂崩れが原因の断水やスタッフの被災、患者さんの通院困難などの対応が大変であり、まだまだ大変な状況にあると聞いています。
先日の学会で、広島の友人Drから聞いた話では、携帯電話は使えず、固定電話とネットでの通信は可能だったが、透析が可能かどうかを患者さんに伝えるのが大変だったと言う話を聞きました。
我々も、東日本大震災の時は連絡手段は大変でした。
その経験を踏まえ、先日の第63回日本透析医学会学術集会・総会では、
危機管理委員会から依頼を受けて
学会・委員会企画12
「危機管理委員会企画 透析施設の現場における災害対策の課題」の
GI-12-4:透析クリニックにおける災害対策マニュアルのあり方
と言う演題名で口演させて頂いています。
その中に『災害対策携帯カードの作成』と言う部分があります。
表面には、クリニックへの安否確認の基本ルールが書いて有ります。
そして、裏面には職員が有事の際に具体的にどの様に行動するのかが記載されています。
メールでの安否確認は簡略化したメールを送る様になっています。
また、災害時に有効な連絡手段となる伝言ダイヤルの使用方法が書いて有ります。
詳しくは、クリニックホームページの学会発表をご覧ください。
- 2018.07.17
- 一般
第6回日本腎栄養代謝研究会に参加してきました。
先週末、大阪府豊中市の千里ライフサイエンスセンターで開催された第6回日本腎栄養代謝研究会に参加してきました。
先週に引き続いてですが、スタッフの発表があり、共同演者として質問等の対応しなければいけない場合があり参加となりました。
今回はポスターセッションの発表となりました。
当院では常勤及び非常勤の管理栄養士が勤めています。
食事を出していないクリニックとしては珍しいのではと思いますが、腎不全管理で栄養管理はなくてはならないと考えており、それだけ重要視しています。
と言うこともあり、医療法人援腎会は日本腎栄養代謝研究会の賛助会員にもなっています。
今回の研究会では、基礎研究の発表が多く、今まで知らなかった知見をたくさん得ることが出来ました。
患者さん達に還元出来る知見も仕入れてきましたので、今後の診療に反映していきたいと思います。
- 2018.07.06
- 研究
第29回日本サイコネフフロジー研究会
透析従事者向け情報です。
今週末の7月7日(土)と7月8日(日)に東京都の虎ノ門ヒルズで、第29回日本サイコネフフロジー研究会が開催されます。
この研究会は、透析を受けている方達の精神的諸問題を解決する為に、1990年、東京女子医科大学腎臓病総合医療センター所長だった太田和夫先生とこの分野では第一人者で自らが透析患者でもあった春木繁一先生が中心となって設立された研究会です。
透析治療の成績が飛躍的に向上し生命予後が改善されていく中で、患者さん達の精神的諸問題を解決したいという考えからサイコネフロロジー分野の研究が進んできています。
当院でも、
一般演題 3「患者・家族支援 1」にて
O3-5 塩分認知検査と血清亜鉛濃度から透析間体重増加を考える
と言う演題名で看護師の原が発表させて頂きます。
また院長の鈴木も
一般演題 6「患者・家族支援 3」
の座長を担当させて頂きます。
お時間のある方でご興味のある方は是非ともご参加ください。
- 2018.07.04
- 一般
第63回日本透析医学会学術集会・総会に参加してきました。
平成30年6月29日から7月1日にかけて神戸国際会議場で開催された第63回日本透析医学会学術集会・総会に参加してきました。
援腎会からは私を含め6名が参加いたしました。
今回は大阪と遠方のため参加人数は少なくなりましたが、来年は横浜なので今回よりは多くのスタッフが参加出来るかと思います。
新田先生やあさか野のスタッフが写っていませんが記念撮影
私も、木曜日は評議員会
そして金曜日は日本透析医会の災害時情報ネットワーク会議に参加し、
土曜日は一般演題の座長の仕事がありました。
合間に聞きたいセッションに移動すると言う感じで慌ただしく3日間が過ぎていきました。
そして、日曜日午後は危機管理委員会企画で災害の講演をさせて頂きました。
毎年ですが、全国の透析医療を頑張っている仲間達と交流出来て、また頑張ろうと言う意欲が湧いてきました。
そして、知り得た知見を日々の診療に役立てて行きたいと思います。
- 2018.06.26
- 一般
本日CKD啓発街頭キャンペーンのため午後休診です
本日 15:30~17:00 郡山駅東口駅前広場におきまして郡山CKD啓発街頭キャンペーンが開催されます。
CKD(慢性腎臓病)は私達の生活をおびやかす新たな「国民病」
最近、慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)という新しい病気の概念が注目されています。
CKDとは、腎障害を示す所見や腎機能低下が慢性的に続く状態で、放置したままにしておくと、末期腎不全となって、人工透析や腎移植を受けなければ生きられなくなってしまいます。末期腎不全は全世界的に増え続けており、いわゆる“隠れ腎臓病”のうちに、早期発見、早期治療することが大切です。
現在、日本には約1,330万人のCKD患者がいるといわれています。これは、成人の約8人に1人にあたる数です。また、人工透析を受けている患者さんも、すでに26万人を超えており、その数は毎年1万人ずつ増え続けています。このままでは、2010年には30万人を突破し、国民400人に1人が人工透析を受けるようになると予想されています。
さらに、CKDでは、心臓病や脳卒中などの心血管疾患にもなりやすいことが明らかになっており、いかにCKDを治療し、心血管疾患を予防するかが大きな問題となっています。
日本腎臓病協会からの文章です。
当院は、日本慢性腎臓病対策協議会福島県支部の郡山代表として今回の街頭キャンペーンに参加する事となりました。
その為、本日午後の診療は休診となっております。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。