2019.12.28
一般

透析装置(コンソール)と透析モニター の入れ替え2

今回のコンソール入れ替えとともに、透析モニターの入れ替えも行っています。

以前より、当院ではTransonic社製透析モニターHD02を用いて、バスキュラーアクセス(シャント)の管理を行ってきました。

この装置では、アクセスの流量、実血流量、再循環率、心拍出量が測定できます。

しかし、年月と共に老朽化してきた為、今回後継機であるニプロ社製透析モニターHD03を購入しました。

タッチパネル一体型で、パソコンと接続する必要もなく、測定データもソフトをインストールする事で管理・分析が出来て、臨床工学技士達の手間も減りそうです。

 

 

透析モニターHD02

 

 

透析モニターHD03

2019.12.26
一般

透析装置(コンソール)と透析モニター の入れ替え1

火曜日に、すずきクリニック内の透析モニター数台の入れ替えがありました。

当院は、開院当初から東レ社製透析支援システムを使用しています。

透析支援システムがあると、透析コンソールから血圧を含めた情報が送られて集中管理がし易くなっています。

東レ社製の透析支援システムですので、透析コンソールは東レ社製の装置と最も連携しやすくなっています。

ただ、援腎会では、東レ社製コンソールの他に、日機装社製コンソール、ニプロ社製コンソールと東レ社以外のコンソールも採用しています。

多くの透析室が同一のメーカーのコンソールを使用していると思います。

いろいろな種類のコンソールを操作するのは大変であり、ミスも多くなる可能性があります。

でも、当院では、“透析中苦痛無く過ごす事が出来る”いわゆる無愁訴透析を目指して診療を行っています。

その為、透析中のモニタリングはとても重要であり、透析中に血圧が不安定な方に対する治療に特化している装置はとても魅力的です。

その患者さんに見合った透析コンソールを自由自在に使い分ける事が出来る、このことが我々にとって理想に考えています。

 

東レ社製コンソール

最も透析支援システムと連携がよく、オンラインHDF、間歇補液HDFや自動プログラミング、自動返血に対応するオールマイティなコンソールです。

当院の主役コンソールです。

 

日機装社製コンソール

日機装社製コンソールは、ブラッドボリューム計と言って反射光強度の変化から循環血液量変化率を測定して透析中の血圧低下を事前に予測できる装置が付いています。

他社でも同様の装置が最近付属するようになっていますが、信頼性を含めまだまだ日機装社製コンソールには及ばない印象です。

 

ニプロ社製コンソールです。

こちらは、プログラム間歇補液HDFと言って、透析中の血圧低下防止に対し最近評価が高い間歇補液HDFの補液をプログラミングする機能が付いています。

 

その為、透析低血圧を防止する効果が優れているコンソールです。

最近では、透析中のモニタリングの重要性が高まっています。

以前は、体力のある若い方の透析を行っていましたので、透析中に血圧が下がる頻度は高くありませんでした。しかし、最近は糖尿病の方や超高齢者の方が透析導入になる事が多くなっています。

そのような方達の透析管理には、このような透析装置を駆使して無愁訴透析を行う力が必要となってきています。

 

2019.12.26
一般

長い間ありがとうございました。

援腎会すずきクリニックが開院して以来ずっと院内の清掃を担当してくれていた福永様が所属する会社を退職するという事で、昨日は皆で集まって感謝の気持ちを伝えました。

 

 

当院の清掃を行っている会社は、私が開院前に勤務していた太田記念病院でも清掃を担当していました。実は当院開院に伴い、太田記念病院担当から当院担当に移動となり、清掃担当してくださいました。

思い起こせば12年。

雨の日も、雪の日も、毎日我々が出勤するよりずっと早い時間に鍵を開けて勤務してくださいました。

どうもありがとうございました。

感謝の気持ちで一杯です。

今後は今まで忙しく働かれた分、少しゆっくりして頂きたいと思います。

ちょっと寂しい私です。

2019.12.17
一般

第 12 回血液浄化 Step Up セミナー

先週末の12月15日日曜日は、日本血液浄化技術学会が主催して福岡県久留米市で開催された第 12 回血液浄化 Step Up セミナーでの講演依頼があり、久留米市まで行ってきました。

 

 

第 12 回血液浄化 Step Up セミナー

「オンライン HDF の超実践的アプローチ」

~臨床で活かせるノウハウを学ぼう~

 

 

会場には200名もの方がいらして下さって聴講してくれました。

このセミナーはビデオ撮影があり、半年後にビデオセミーとして全国40箇所で約1000人くらいのメディカルスタッフに放送される事になっています。

本当は、その日は当院の忘年会でビンゴ大会では沢山の景品を用意していたのですが、せっかくの依頼でしたのでセミナーを優先させて頂きました。

とりあえず、年末及び来年1月はこの様なお仕事も無いので、第10回運動療法研究会の準備に集中したいと思います。

 

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もう今年も残り2週間となりました。

本日来院してくださった外来の患者さんからも、『良いお年を』と言われ、そんな時期なんだなあと実感してきています。

コートと手袋、マフラーが必要になってきています。

皆様、お身体に気をつけてお過ごしください。

 

2019.12.16
一般

第10回透析運動療法研究会の日程表・プログラムをホームページに掲載いたしました

第10回透析運動療法研究会の日程表・プログラムをホームページに掲載いたしました。

 

 

2 月 8 日の土曜日です。
まずは、ビッグアイ市民プラザ 7階大会議室 で市民公開講座を行います。
14:00〜15:20 市民公開講座
「Let’s 運動習慣〜始めなくちゃ始まんない、楽しくなくちゃ続かない!」

大会副会長の安藤康宏先生によるご講演と健康運動指導士の原 美穂子先生が参加された皆様とその場で行える運動を実践していただきます。

第 3 会場であるビッグアイ市民プラザ6階展示室では、

14:00〜15:00 

実習1 「ロコテスト」 

講師:佐久間貞典先生 ひろさか内科クリニック
15:30〜16:30 

実習2 「誰でも簡単!笑顔で継続!!〜明るい未来のために〜」

講師:原 美穂子先生

を予定しています。

こちらは参加受付後の受講となり、健康・体力づくり事業財団認定「健康運動指導士」「健康運動実践指導者」の実習Pointが取得出来ます。

 

その後、郡山ビューホテル本館 4 階 パラシオにて
18:00〜19:00 イブニングセミナー
「透析患者の骨を守る 〜ぶっちゃけ、エディロールってどうなのよ?〜」

講師:風間 順一郎先生 福島県立医科大学医学部 腎臓高血圧内科学講座

が企画されております。

 

 

翌日はメインの研究会となります。

第 1 会場であるビッグアイ市民プラザ 7階大会議室にて

シンポジウム、教育講演、ワークショップ等が開催されます。

 

第 2 会場の7階第1会議室では、一般演題の口演を予定しています。

今回は、過去最高演題数の33演題のご登録を頂いており、活気ある討論が期待されます。

 

第3会場は昨日に引き続き、実習が開催されます。

会場はビッグアイ市民プラザ6階展示室です。

9:00〜10:00 

実習 3「脳活性化エクササイズ シナプソロジー」

講師:佐藤 圭太先生 株式会社ルネサンス 地域健康営業部

10:10〜11:10  

実習 4「簡易的な運動負荷試験のご紹介〜MOX(manually operated exercise test)〜」

講師:東原 清人先生 医療法人才全会 九州体力医学研究所

11:20〜12:20  

実習 5「レジスタンス運動」
講師:森山 善文先生 名古屋共立病院 ウェルネスセンター

となっており、こちらも健康・体力づくり事業財団認定「健康運動指導士」「健康運動実践指導者」の実習Pointが取得出来ます。

 

第 1 会場のプログラムです。

9:10〜10:10

シンポジウム「楽しく運動を続けるためには」

演者:

濱田 幸子先生 医療法人援腎会すずきクリニック 

安藤 康宏先生 国際医療福祉大学病院 予防医学センター・腎臓内科

大山 恵子先生 医療法人社団つばさ つばさクリニック

本大会のメインテーマである、「楽しく運動を続けよう」を各演者の皆様にご講演いただきます。

 

10:20〜11:10

パネルディスカッション「患者側から見た透析運動療法」

これは、副大会長の安藤先生の提案による企画です。

透析患者 4 名の方にご自身が行っている透析療法についてお話いただきます。

 

11:20〜12:20

教育講演 1「運動療法に必要なリスク管理」 

講師は聖隷クリストファー大学 リハビリテーション学部 理学療法学科の矢部 広樹先生です。

矢部先生には、当院で開催した透析運動療法勉強会でも講師として来院いただいております。

 

13:40〜14:40

教育講演 2「レジスタンス運動 筋力の定量的評価に基づく処方が困難な医療機関でも 出来る運動プログラム」

国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科の河野 健一先生にご講演いただきます。

 

14:50〜16:00

ワークショップ「運動療法の最先端」 

現在行われている運動療法の最先端治療についてお話頂きます。

「透析心不全患者に対する運動装置 AGTH」 松嶋 哲哉先生 医療法人才全会

「「楽しい運動」の脳メカニズム」 佐藤 真治先生 帝京平成大学 健康メディカル部

「透析中の「下肢運動」支援特化型・ Virtural Reality (VR) ゲーム開発計画」

               石川 英昭先生 名古屋第一赤十字病院 腎臓内科

 

12:30〜13:30

企業提供のランチョンセミナーが第1会場と第2会場で開催されます。

第1会場では

 ランチョンセミナー1

「ドライウェイト設定法〜これまでの到達点と今後の方向性」

自治医科大学附属さいたま医療センター腎臓内科 大河原 晋先生にご講演いただきます。 

 

第 2 会場ではランチョンセミナー2

「こんな患者にどう向き合う?!患者のやる気を引き出すコーチング」

斉藤内科クリニック 坂井 敦子先生にご講演いただきます。

 

沢山の皆様のご参加をお待ちしております。

 

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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