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2019.12.26
一般

透析装置(コンソール)と透析モニター の入れ替え1

火曜日に、すずきクリニック内の透析モニター数台の入れ替えがありました。

当院は、開院当初から東レ社製透析支援システムを使用しています。

透析支援システムがあると、透析コンソールから血圧を含めた情報が送られて集中管理がし易くなっています。

東レ社製の透析支援システムですので、透析コンソールは東レ社製の装置と最も連携しやすくなっています。

ただ、援腎会では、東レ社製コンソールの他に、日機装社製コンソール、ニプロ社製コンソールと東レ社以外のコンソールも採用しています。

多くの透析室が同一のメーカーのコンソールを使用していると思います。

いろいろな種類のコンソールを操作するのは大変であり、ミスも多くなる可能性があります。

でも、当院では、“透析中苦痛無く過ごす事が出来る”いわゆる無愁訴透析を目指して診療を行っています。

その為、透析中のモニタリングはとても重要であり、透析中に血圧が不安定な方に対する治療に特化している装置はとても魅力的です。

その患者さんに見合った透析コンソールを自由自在に使い分ける事が出来る、このことが我々にとって理想に考えています。

 

東レ社製コンソール

最も透析支援システムと連携がよく、オンラインHDF、間歇補液HDFや自動プログラミング、自動返血に対応するオールマイティなコンソールです。

当院の主役コンソールです。

 

日機装社製コンソール

日機装社製コンソールは、ブラッドボリューム計と言って反射光強度の変化から循環血液量変化率を測定して透析中の血圧低下を事前に予測できる装置が付いています。

他社でも同様の装置が最近付属するようになっていますが、信頼性を含めまだまだ日機装社製コンソールには及ばない印象です。

 

ニプロ社製コンソールです。

こちらは、プログラム間歇補液HDFと言って、透析中の血圧低下防止に対し最近評価が高い間歇補液HDFの補液をプログラミングする機能が付いています。

 

その為、透析低血圧を防止する効果が優れているコンソールです。

最近では、透析中のモニタリングの重要性が高まっています。

以前は、体力のある若い方の透析を行っていましたので、透析中に血圧が下がる頻度は高くありませんでした。しかし、最近は糖尿病の方や超高齢者の方が透析導入になる事が多くなっています。

そのような方達の透析管理には、このような透析装置を駆使して無愁訴透析を行う力が必要となってきています。

 

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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