- 2011.09.27
- 生活 / くらし
醜いとしか言いようがないですね。
賠償請求書に「一切異議申し立てぬ」 東電、署名求める
文言は削除へ
2011/9/26 17:01
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醜いとしか言いようがないですね。
昨日来院した仮設住宅の患者さんも同様な事を言われたと怒っていました。
あまりにも怒ったので頭痛が出てきたため受診されました。
もうすぐ90才になる患者さんは、あと2,3年で帰れる訳無いのだけど、仮設住宅で死にたくはないんだと話してくれました。
本当に辛い思いを皆さんされています。
東京電力の幹部の方々には是非ともこのことを理解して欲しいです。
- 2011.09.26
- 生活 / くらし
福島で子育てをすると言うこと
週末、両親が郡山にやって来ましたので、磐梯熱海温泉に行ってきました。
旅館について、母が子供たちを連れて散歩に行こうとしたので、慌てて旅館の方に環境放射能の数値がどのくらいかを聞きました。
0.3マイクロシーベルト毎時くらいとのことで、行ってきても良いと伝えました。
郡山では、放射能の数値を聞くのに、『この辺りの数値はどのくらいですか。』で通じます。
温泉に入った後に夕食を頂きました。
私の両親が子供たちにキノコを食べさせようとしていたので、それは止めてくれと言いました。
食品の放射能検査データでもキノコ類は数値が高いからです。
福島県産のものでないかもしれませんが、それはわからないので食べさせません。
両親が、それならば野菜などを送るよと言ったのですが、別に福島でも福島以外の場所で取れた食材を買うことは出来るので、その必要は無いと話しました。
そんなことより、福島で子育てをするためには、どこで遊ばせて良いのかとか、何を食べたら安全なのかとか、普通だったら全く考えなくていい事を考えなければ子育てが出来ないと言う事をたくさんの方に話して欲しいと言いました。
震災から半年も過ぎましたので、関東では原発事故の事も話題にならなくなっているようです。
でも、福島県民は今でも放射線に脅えながら生活していると言う事を全国の皆さんに伝えていきたいです。
透析クリニックが被災して 終わり
特集 『透析クリニックが被災して』 を20回に分けて記事としました。
このほかにも原発事故後の対応についてなどもスライドとして作成しましたが、あまりにも長くなってしまい、間も空いてしまいましたので、今回のシリーズは一度終了といたします。
先日、某メーカーさんの勉強会で、この『透析クリニックが被災して』のスライドを披露させていただきました。
1時間くらいの話となりましたが、おおむね好評だったのではと考えています。
今回、震災時の状況、緊急離脱について、震災の対策とその検証、震災後に必要なインフラについて、透析クリニックの視点からまとめてみました。
最初は、これほどの経験をしたのだから、今後の事も考えて形に残しておかないと行けないと思いスライドを作りました。
でも、沢山の応援を頂いて、是非皆さんに今回の被災に際しどの様に対応したかを示すことで恩返しをしなくてはと思い、ブログで紹介いたしました。
もし、ご希望の方がいらっしゃいましたら、あまりあまり遠くで無ければこのスライドを使ってお話に伺います。
希望される方がいらっしゃいましたら、クリニックホームページの問い合わせにでも書き込んで下さい。
- 2011.09.24
- 生活 / くらし
「給食一食まるごとセシウム検査」
東京大学教授の早野龍五先生と言う方が、「給食一食まるごとセシウム検査」と言う事を提案し、森文科副大臣に 2011/9/21に提出したそうです。
子供たちが食べたものと同じ物を丸ごとミキサーにかけて、ゲルマニウム測定器で精密測定して給食一食まるごとセシウム検査をすると言うのです。
1Bq/kgのレベルまで測って、 献立とともに毎日公表することと、福島優先で行う事を提案しています。
http://www.tfaforms.com/218508
給食まるごとセシウム検査 WEB アンケートと言うものも行っています。
こちらは25日深夜締め切りだそうです。
是非ともご覧になって下さい。
『放射線で』医師不足拍車
9月17日の東京新聞の記事です。
北茨城市の北茨城市立総合病院で、原発事故による放射線の恐怖のため、常勤医が5名減ってしまった事を記事にしています。
震災前に16人いた常勤医が11人になってしまったそうです。
放射線量が0.15マイクロシーベルトの北茨城市でこれですから、郡山や福島の医師が減っていることが騒がれないのが不思議でなりません。
東京新聞は原発に対してかなり批判的な記事を書いていますので、このような記事が一面トップになるのでしょうが、あまり批判的な事を書かない他の新聞は重要視していないのかもしれません。
でも、福島県の医師不足が深刻化することは間違いないことですし、対策をしなければ取り返しが付かなくなります。
この記事で、豊田市長という人が「放射線が怖くて逃げるとしたら、医師としての資質以前の問題」と言っていますが、それは本末転倒です。
逃げる逃げないは個人の考えであって、逃げない状況を作る事が行政の仕事です。
現状では、医師が逃げなくなる対策を取っているとは思えません。
自分のやる事をやってから発言して欲しいものです。
記事の最後に、福島県では45名の医師が減ったと書かれています。
今後もどんどん減っていく可能性が有ります。
県や国は早急に対策を取って欲しいです。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。