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2011.10.20
生活 / くらし

環境放射線量

クリニックは医療機関でレントゲン透視室があります。
我々は、放射線管理者としてフイルムバッチの装着を義務づけされています。

通常は、コントロールとして決められた場所の1ヵ月間の放射線量を測定し、放射線業務に携わる医師や看護師が身につけたフイルムバッチの放射線量との差を求め、被曝があるかどうかを確認しています。

さらに、年2回ほど、レントゲン室からの放射線の漏洩が内かどうかを確認するために、レントゲン室の周囲4面とレントゲン室の真上の放射線量を測定しています。

震災後、コントロールを含め、測定した実測値を知ることが出来ました。
結果をブログで公表したいと思います。

一番上は、レントゲンの漏洩検査の数値です。
昨年11月、今年の3月、9月の室内および外壁の放射線量となります。
たまたま、原発事故があった3月に外壁の放射線量を測定しています。
一ヶ月で、1.27ミリシーベルトの放射線量でした。
5月からは定期的にクリニック外壁の放射線量も測定しています。
参考にしてください。

震災前のコントロールの値ですが、一ヶ月平均0.143ミリシーベルトです。つまり143マイクロシーベルトとなります。
これを24時間30日で割ると、

143/30/24=0.2マイクロシーベルトとなります。
つまり、震災前でもクリニックでは0.2マイクロシーベルト毎時の放射線を受けていた事になります。

震災後の直近のコントロール(室内)9月のデータが0.19ミリシーベルトです。
0.19-0.143=0.047ミリシーベルト=47マイクロシーベルトです。

47/24/30=0.065マイクロシーベルト毎時です。

外壁は、0.53ミリシーベルトですので、

0.53-0.143=0.387ミリシーベルト=387マイクロシーベルト

387/24/30=0.5マイクロシーベルト毎時でちょっと高いですね。

外出をあまりしなければ、生活出来ないレベルでは無いです。
ただ、知り合いの自宅で室内で1マイクロシーベルト毎時あるお宅もありますので、一概には言えません。
でも、現状は逃げ出すほどのレベルでないと考えています。

ただ、生活は窮屈です。
食べ物は選ばなければなりません。
子ども達を外で遊ばせる事もできません。

でもね。
家族が離れて生活する事を考えると、ここで仲良く暮らしていくのが一番良いのではと考えています。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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