2008.07.13
診療
開業 / 病院経営
仕事 / 職場

透析支援システム

昨日の電子カルテに引き続き、透析室にある透析支援システムについてです。

透析室のカウンターです。
奥から2台が、透析支援システムMiracle DIMCS21のパソコンです。
日々の透析に関する指示や処置などのオーダーを出します。
一番手前が、電子カルテmKARTEのパソコンです。
処方や、透析以外のオーダー、書状を出しています。
3台目が透析支援システムでオーダーした検査予定を検査会社に発注するパソコンとなります。
その他に、回診や処置入力のためにラウンド用パソコンが4台ありますが、現在は、ベッド数が少ないので、2台のみ使用です。

透析支援システムのみで、指示、処方、検査結果確認、方針の決定まで、完結できるのですが、現在のところ、指示と日々の回診の記録は支援システム、ポイントとなる指示や処方、方針の決定は電子カルテと使い分けています。
二度手間になっていますので、患者さんが増えたときに変更する必要があるかもしれませんが、現在一番使いやすい方法で行っています。

この透析支援システムの特徴は、
体重・血圧などのデータが自動に入力されること
日々の透析自体、処置、薬剤等がレセプトコンピューターに転送されて、自動的に算定がとれること。
年間の検査計画を立てておくと、自動的に検査オーダーの発注がされること
などがあり、透析従事者の労力を軽減し、入力の間違いをなくすシステムであると言えます。

でも、まだ開院して2ヶ月。
しかも、開院当初はスタッフにオンブにダッコ状態で、任せっきりでしたので、現在でも操作に不慣れな院長で反省中で、まだまだ、コンピューターに使われている状態ではあります。

早く使いこなせる状態になれるよう、日々努力してます。

2008.07.12
診療
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電子カルテと高精細モニター

院内設備第2弾です。
電子カルテについてです。

当院では、東レメディカル社製の透析支援システムMiracle DIMCS21を使用しています。
透析で行った処置、行為、検査データがすべて三菱化学社製の電子カルテmKARTEに転送されるシステムになっています。

高精細モニターとCRファイリングシステムも、三菱化学と提携しているコニカミノルタ社のものを使う方がメリットがあり、他社のシステムを選択する余地がありませんでした。

今後、新たにクリニックの透析室を始める方で、東レメディカル社の透析支援システムを選ぶ場合には、このシステムを採用する方が多くなると思います。

それだけ連携していますので、使いやすいシステムですが、それでも自分が使いやすいように変えていく操作は非常に大切で大変です。
暇を見つけては、テンプレートの作成や、書状の作成を、せっせせっせとやっています。

以前も書きましたが、僕が思う電子カルテのメリットは、選択ボタン式のカルテを使うことで、聞き漏らすことが少なくなることと、患者さんに渡す書状や紹介状が作りやすいと言うことです。

最近では、かなりテンプレートを作り込んできましたので、再診時には、あれも聞いておけば良かったと思うことは少なくなったとは思っています。
また、ワードを使って書状を作るのですが、その書状を登録しておくと、自動で患者さんの氏名や生年月日が入力された書状が出来ますので、病気にあった診療計画書がその場で作れたり、栄養指導用紙も簡単に作成できます。

いまは、外来の合間に、診療中に気付いたテンプレート、書状の改良すべき点をちょこちょこと直している状態です。
でも、ちょっとの時間が空いたときにテンプレートなどが作り直せる電子カルテが一番使いやすいものではないかと思っています。

2008.07.12
診療

軟性膀胱鏡

ホームページをアップしたところ、アクセス数が急激に増えてきました。
相乗効果あるのでしょうか。

ホームページでは、施設・設備案内で、院内にある設備を解説しています。
ブログでは、せっかくですので、その設備一つ一つについて、細かく説明をしてみたいと思います。

まずは、泌尿器科外来で、自分にとっては一番使いたかった装置である軟性膀胱鏡についてです。

膀胱鏡を含め内視鏡の歴史はかなり古く、ボチニと言う人が1805年に導光器という器具を製作し、尿道や直腸、咽頭の観察を行ったのがはじめだそうです。

そして、ドイツ人のクスマウルが、1868年、日本の明治元年に初めて生きている人間の胃のなかをのぞき見したそうです。
はじめは、剣を呑みこむ大道芸人の胃の中を見たとあります。
その約10年後、ニッチェとライターが尿道・膀胱鏡を行ったとのことで、硬性膀胱鏡の歴史は100年以上になります。

軟性鏡が使用されるようになったのがいつ頃かはよく知りませんが、僕が医師になった頃は、一般的には硬性鏡が用いられていました。
軟性鏡に比べ、光源が明るく、観察しやすいことから汎用されていたと思います。

ただ、硬性鏡は、女性では尿道が短くまっすぐなので、強い痛みはありませんが、男性では、外来で行う局所麻酔ではかなりの痛みを伴い、二度とこの検査は受けたくないと言う方もかなりいらっしゃいました。

僕は、医師4年目にある病院で研修したときに、初めて軟性鏡を扱わせていただきました。
患者さんの苦痛が硬性鏡とは全く違うため、自分が膀胱鏡を選択できる立場になったら、軟性鏡を選択したいと考えていましたので、今回のクリニック開院時には、迷わず軟性膀胱鏡を導入しました。

しかも、最近の内視鏡は、CCDセンサを取り付けた電子内視鏡が主流となり、テレビ画面で画像を見ることが出来ますので、しっかりとした観察が出来るようになっています。

軟性膀胱鏡は2年間扱っていたこともあり、操作方法にはなれていると思っています。
そして、この検査が痛みをかなり軽減できることをよく知っています。
膀胱鏡検査が必要で、以前硬性膀胱鏡で苦痛が強かった方は、是非とも、軟性膀胱鏡が受けられる施設を探してみてください。

2008.07.11
診療

長時間透析

当院では、透析時間を延長することを患者さんにお勧めしています。

全国腎臓病協議会の出している雑誌『ぜんじんきょう』でも、今回は知って役立つ医療情報のコーナーでそのようなお話がありましたので、記事とします。

ちょっと読みにくいと思いますので、是非『ぜんじんきょう』をお読みになってみてください。

普通の体格の透析患者さんでは、4時間の透析では透析不足になるのは知られていることです。
是非とも透析時間を延長するようお勧めいたします。

ただし、長時間よりももっと大切なのは、頻回に透析することです。
時間を5時間、6時間にしたからと言って、週2回でいいということは絶対ありませんので、付け加えておきます。

2008.07.10
開業 / 病院経営

やっとホームページが立ち上げられました。

半年前から準備をし出していたホームページがやっとお披露目できました。
作成を頼んでいたのは、郡山にあるWebサイトの制作会社です。
3月頃までには、準備は結構進んでいたのですが、カメラマンさんの写真撮影の日程が遅く、開院日までの完成が難しくなってしまい、開院後は、クリニックの運営が忙しく、延び延びになっていました。

そのため、今度は内容の濃いものを作成することに重点を置きました。
自分なりにも、いいものが出来たと思います。
透析はクリーンな水色で、泌尿器科は暖かな橙色をイメージさせました。
施設案内では、作成を担当した方の遊び心が織り込まれています。

全体的に細かいところまで、チェックをして公開したつもりでしたが、公開直後にすぐ、ブログのコメントで間違いを指摘されてしおります。
今後はよくある質問をもう少し充実させようと考えています。

ブログとホームページ共々よろしくお願いします。

もちろん、クリニック自体もよろしくお願いします。

ついでに、最近暑いですので、
暑中お見舞い申し上げます。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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