2010.06.23
診療
研究

前立腺がんの化学予防

癌の化学予防について知りました。

化学予防とは、癌の発生を元に戻す、あるいは予防する作用のある物質を使用して、発ガンのリスクを減らすことです。

前立腺がんは、発症率が高く、癌になってからの潜伏期間が長いので、化学予防の理想的な病気と言われています。

前立腺がんの化学予防として用いられる物質には、様々な物質があります。
たとえば、大豆、アスピリン、スタチンなどが化学予防物質として有用だと言われているようですが、その中でも5α還元酵素阻害薬の有用性が注目されています。

前立腺がんは男性ホルモンによって増殖していきます。
男性ホルモンであるテストステロンは5α還元酵素によってジヒドロテストステロンに変化しないと働く事ができません。

5α還元酵素阻害薬は、テストステロンがジヒドロテストステロンに変化するのを防ぐ効果が有りますので、血液中のテストステロン濃度を低下させずに抗ガン効果が出るという訳です。

5α還元酵素阻害薬には、2つほど製品化されている物が有ります。
一つは、飲む育毛剤として有名なプロベシアで、もう一つが前立腺肥大症の薬であるアボルブです。

アボルブを飲むことで、PSA値が高いなどの高リスクの患者さんが飲まない人と比べて23%も癌が少なくなったと言うことが報告されています。

ただ、この薬を飲むことで、性欲が落ちる方がいると言う副作用も有ります。
また、前立腺がんの死亡率が下がるかどうかは、現在のところ分かっていません。さらに、発症率は低くなるが、癌のリスクはゼロではないと言うことも知っておく必要があります。

これらのこともあり、現時点ではその有用性は確立されていませんが、今後アボルブが前立腺癌の化学予防を行える薬剤として使用されるようになっていくかもしれません。

2010.06.23
診療
研究

昨日のアクセス数

透析総会に行ってきたことを記事にしたとたん、アクセス数が

2010-06-19 1162
2010-06-20 997
2010-06-21 2591   ↑
2010-06-22 3695  ↑↑

すごい事になっています。

これまで行ってきた『しっかり透析』が注目されてきていると実感しました。
明日からは、福島腎不全研究会、透析総会の演題を記事にしていく予定です。
楽しみにしてくださいね。

2010.06.22
開業 / 病院経営
仕事 / 職場

自販機復活

開院して2年が経過した時点で、院内の自動販売機が販売不良で撤去されてしまっていました。

原因は、

1,向きが悪く、見えにくい
2,無料のミネラルウオーターが置いてある。

→売れない

まあ、やむ得ないと考えていました。

ところが、当院に通院中の透析患者さん達が良く購入していたようです。
それで、やっぱりないと困ると言う話しが出てきました。

ちょうど、キリンさんが自動販売機を紹介してくれまして、昨日復活することが出来ました。
自販機の向きも見やすい方向に変えました。

その分、ミネラルウオーターは必要な方へ提供する形に変更となりました。
ご了承ください。

2010.06.21
診療
研究

高透析量透析を行う上での問題点1

それでは、以前ご紹介しましたが、平成22年6月12日土曜日に第82回福島腎不全研究会で発表した演題

高透析量透析を行う上での問題点
〜しっかり透析を行う上で注意すること〜

を記事として載せたいと思います。

今回の演題は、透析総会の予行演習的な発表ですので、次に提示する透析総会の演題と似ています。
ご容赦ください。

援腎会すずきクリニックでは、しっかり透析の実践を目標としています。

透析時間は長ければ長いほどいい。
透析量は増やした方がいいので、血流は上げられるのなら上げた方がいい。
透析方法は、大量置換前希釈オンラインHDFが栄養管理の上でも優れている

と言う考え方を前提に治療を行っています。

透析時間に関しては、なかなか5時間以上の透析時間を受け入れてくれる患者さんが少ないのが現実です。
先日、オフ会で一緒になったひでぽんさんは、在宅透析をやられていて、週4回5時間のオーバーナイト透析で、血流270ml/minだそうです。
やっぱりリンが低くなって困るとのことでした。

だんだん話がずれていきますが、先日の総会で話題となっていたのが、血清リン値は透析2時間後くらいを経過すると数値が下がらなくなることです。
でも、排液を調べると、時間が長くなるほどリンの排泄量が増えていくそうです。

と言うことは、血液中のリン値は2時間くらいで下がるが、骨とかに貯まったリンはそれ以降の時間でじわじわ抜かれていくのです。
組織に貯まったリンを取り除くためには、時間を延ばすことが大切だということが分かります。

話を戻しますが、援腎会すずきクリニックでは、4.5時間以上の透析時間を患者さんたちに進めています。
さらに、穿刺針を太くしなくても何とかなる最大の血流300ml/min(もちろん現実にはもっと低い血流でもゲージを太くした方がいいかもしれません。)、そして大量置換オンラインHDFを行い、患者さんが元気で長生きできることを目標としています。

ただ、高齢者などの一部の患者さんでは、このような高透析量の透析を行うと低栄養となることも現実問題としてあります。

どの様な方に高透析量のオンラインHDFを行うと栄養障害が生じてしまうかを事前に把握することができれば、より安全に透析治療が提供できると考えました。
今回の研究では、このような透析を行う時にどの様な点に注意すべきか発表しました。

 

2010.06.20
診療
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透析総会行ってきました。2

実は、今回の透析総会では、学会発表と参加以外にもう一つの目的(楽しみ)が有りました。

それは、僕の尊敬している松江腎クリニックの草刈万寿夫先生にお会いして、患者さんたちのオフ会に出席することでした。

草刈先生は、高透析量オンラインHDFでは全国レベルで有名な先生で、ネット上でも良く知られている先生です。
5時間透析や、希望される方には週4回、血流は400ml/min、大量置換前希釈オンラインHDFという透析を実践することで、ダントツの治療成績を出している施設です。

僕も、今回草刈先生に声をかけていただき、土曜日にオフ会に出かけてきました。

一次会は、北新地のだるまと言う串揚げ屋さんでした。
串焼きのおいしさにもビックリして、実は次の日の日曜は、飛行機に乗る前にもう一度食べに行ったくらいです。

2次会はカラオケボックスにみんなで行きました。
みんな、話が盛り上がり、誰1人歌を歌わないカラオケボックスでしたが、歌以上に話が盛り上がって、とても楽しい時間が過ごせました。

今回、もっと盛大なオフ会が日曜日に有ったのですが、日曜日の夕方には帰らなければなりませんでしたので、その前夜祭に誘っていただきとても感謝しています。

自分が行っている治療が、透析を職業としている皆さん、そして患者さんたちに認められる仕事であるように、日々努力していきたいと考えております。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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