2011.04.15
仕事 / 職場

余震の影響

水曜日にたまたま駐車場を見たところ、アスファルトがゆがんでいるのが見えました。

震災直後は特に何でも無かったので、今回の余震による影響の様です。
すぐ横に透析排水の浄化槽が地下に有ります。
配管が損傷していないか心配でしたので、業者さんにチェックしてもらいました。
とりあえず現時点では大丈夫なようですが、やはり一度は掘り返してきちんと配管を直した方が良いと言われました。
変電器もそうですが、いくらお金がかかるのかと思いながら、とほほと言う感じですね。

最近、最大余震の話が良く出ているのですが、こういうのを見るたびに何時直せばいいのだろうと思ってしまいます。
直した直後に再びやられるといやだしなあと思いながら、でもあまり長い間このままだというのもみっともないと思います。

とりあえず、診療に支障がありそうな部分は直そうかなと考えています。

2011.04.15
仕事 / 職場

変電器を交換しました。

昨日、クリニック屋上にあり、震災によるひどい揺れで破損してしまった変電器の交換を行いました。

変電器は100Vと200Vの2つあり、震災直後は100Vは電線と外れていなかったため普通に電気が付いたのですが、透析を始めようとした時点で、200Vの電源が固定から外れ落ちてしまっていました。

2度ほど応急処置で変電器と電線をつなげてこれまで透析が行えていましたが、新品の変電器を取り寄せることが出来て、昨日交換しました。

大きなクレーン車で持ち上げて、屋上に設置しました。
これで心配の種が一つ減りました。

2011.04.14
診療
仕事 / 職場

逆ろ過装置を再固定しました。

透析用水を作る工程で透析液清浄化に不可欠な逆ろ過装置が3月11日の地震で動いてしまいました。

逆ろ過装置は約1トン(960kg)もある機械です。
そして、ゲルセーフと言う粘着性のあるウレタ ン素材を加えたステンレス板で固定ししてあります。
ゲルセーフは衝撃や振動 を90%以上吸収すると言われています。

https://enjinkai.com/society/透析装置における地震対策1.pdf

(学会発表の福島腎不全研究会 透析装置における地震対策をご覧ください。)

今回は、ゲルセーフはそのままでしたが、ゲルセーフと本体をつなげる部分がちぎれて動いてしまいました。

隣に写っている免震装置に乗った透析液供給装置はさすがに問題無しだったのに残念です。

ただ、後面の配管に問題なく、透析はそのまま続ける事が出来ました。緊急性がないので、後日修理をお願いしていました。

しかし、今回の余震で更に大幅に動いてしまいました。
裏の配管も伸びきった状態でこれ以上動くとちぎれる可能性が出てきました。

急遽、火曜日にメーカーにお願いし、再固定してもらいました。
火曜日にも大きな余震がありましたが、対応して頂いた東レメディカルの皆様ありがとうございました。

余震は続きますが、復興も頑張って行っています。

2011.04.14
診療

今週中の診療体制について

今週は、月曜日と火曜日に大きな余震がありました。

月曜日は透析中であり、遅番のスタッフと院長で緊急に回収し透析を終了させました。
その後も余震が続きましたので、火曜日は透析時間を4時間に短縮いたしました。
運良く全員が帰宅した直後に大きな余震が起こりました。

水曜日も透析時間の短縮を行い、透析が日勤帯に終わる様に致しました。
透析中に震度4の余震がありましたが、大きな混乱はなく終了出来ました。

透析中に大きな余震が起こることは、患者さんももちろんですが、スタッフにも大きなストレスが生じます。
念のため、今週は透析時間を短縮して4時間透析とする事と致しました。

また、不測の事態が生じた場合に対応するため、午前中は再診のみの対応とし、新患の方には午後来院して頂きました。
木曜日と土曜日は午前のみですので、時間のかかる検査は後日行うことで新患の患者さまに対応いたします。

ご不便かけますがよろしくお願いいたします。

2011.04.13
生活 / くらし

原発周辺「20年住めない」=菅首相が発言、その後否定

時事通信 4月13日(水)15時51分配信

 菅直人首相は13日、松本健一内閣官房参与と首相官邸で会い、福島第1原発から半径30キロ圏内などの地域について「そこには当面住めないだろう。10年住めないのか、20年住めないのか、ということになってくる」との認識を示した。松本氏が会談後に明らかにしたものだが、首相は同日夜、「私が言ったわけではない」と記者団に語った。

 松本氏によると、同氏は首相に対し、避難生活を強いられている周辺住民の移住先について、福島県の内陸部に5万〜10万人規模の環境に配慮したエコタウンをつくることを提案。首相は賛意を示し、「中心部はドイツの田園都市などをモデルにしながら、再建を考えていかなければならない」と語った。

 ただ、松本氏はその後、「20年住めない」との発言について、「私の発言だ。首相は私と同じように臆測(認識)しているかもしれないが、首相は言っていないということだ」と記者団に釈明した。 

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耳を疑う、いやネットで見たので目を疑うような記事でした。

半径30キロ圏内などの地域というと南相馬市の原町区も入ります。
最近では、環境放射線量の数値が低く、多くの方が戻ってきていると聞いています。

人が住めないということは、放射線量が高くてと言うことになりますが、実際の測定値は南相馬市よりも福島市や郡山市の方が数値が高いです。
これまでの報告でも距離よりもスポット的に放射線量が高い地域が有ることが知られており、その事で飯舘町が避難地域になったのは最近の事です。

これらのことを知りながら半径30キロ圏内などの地域とおっしゃっているなら、福島や郡山はどの様に考えているのでしょうか。
そうでなく発言したとしたら、あまりにも福島県民の事を軽く考えた発言で、あり得ないと思います。

場合によっては、その発言は本意では無かったのかもしれません。
ただ、我々は憔悴しきっています。
言葉を選んで欲しいですね。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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