- 2014.04.14
- 生活 / くらし
ザイルクライマー
日曜日にお花見をかねて子供たちを連れて開成山公園に行ってきました。
開成山公園には、大きな子供たちが遊ぶ遊び場と、小さい子が遊ぶ遊び場の2カ所があり、大きい子達が遊ぶ遊び場は放射線量が比較的低いことは知っていました。
久しぶりに大きい子供たちが遊ぶ遊び場に行ったところ、遊び場はたくさんの子供たちが遊んでいました。
線量も0.2マイクロシーベルト毎時くらいで問題なく、安心して遊ばせることができそうです。
遊び場には新しい遊具がありました。
ザイルロープで組んだジャングルジムで「ザイルクライマー」と言うそうです。
たくさんの子供たちが登っています。
頂上はとても高そうです。
随分高いなあと思いながら眺めていました。
その後は、開成山大神宮に出ている屋台を物色して帰途につきました。
来週末はもっとじっくり桜を眺めに行こうかと思います。
透析条件別のリン除去量
最近ブログ更新をサボっていたので、久しぶりにちょっとお勉強です。
昨年のHDF研究会で血流250ml/min6時間と血流400ml/min5時間の比較を発表しました。
その中でリン除去量についての比較も行いました。
その時のデータを引っ張り出してきて、リンのみの除去量をグラフにしてみました。
リン除去量が最も多かったのは、血流400ml/min5時間透析の1400mgでした。
一般的な4時間透析血流200ml/minでのリン除去量は平均800mg程度と言われています。
蛋白1gは約13mgのリンを含んでいます。
50kgの人で1.2g/kgの蛋白摂取量 は、1日 60gとなり、一週間で420gとなります。
週辺りの食事に入っているリンの含有量は420×13=5460mgです。
一般的な透析で除去出来るリンは800mgだとすると、1週間で2400mgとなります。
5460mgー2400mg=3060mgのリンが体内に蓄積しますが、これではリン吸着薬を飲んでもリンの数値は下がらないでしょう。
この状況でもリンの値が高く無い方達は、必要な蛋白量を摂取していないと言うことになります。
決して管理がいいと言う事ではありません。
食べられていないと言う事です。
5時間血流400ml/minでのリン除去量は一週間で1400mg×3=4200mgとなります。
つまり、5460mgー4200mg=1060mgのリンが体内に蓄積されます。
これなら、リン吸着薬を飲むことで十分に対応できると考えています。
4時間透析でデータが良いのは、管理がいいのでは無く本来は食べた方がいい食事量が取れていないこと
5時間高血流でもしっかり食べればリン吸着薬を飲む必要が有ることを再度まとめとして書かせて頂きます。
- 2014.04.06
- グルメ / お酒
味の郷こばりどん
日曜日のお昼に、三春にある味の郷こばりどんに行ってハンバーグを食べてきました。
昔、郡山の駅前にあったお店です。
その当時からハンバーグは有名だったですが、三春に移ってからも看板メニューです。
お肉を感じさせない中は柔らかいハンバーグで、外は少し揚げてあるのか、ソースも含めて美味しくて絶品です。
随分久しぶりに行ったのですが、子供たちも大喜びなので、また行こうかと想います。
味の郷こばりどん
〒963-7723 福島県田村郡三春町斎藤場上田291−2
024-956-8333
『悪液質とサルコペニア』
3月29日に参加した『腎臓病と栄養・代謝・食事フォーラム2014』の特別講演で勧められた『悪液質とサルコペニア』と言う本を読んでいます。
悪液質と言うと、癌の末期状態だと思っていたのですが、癌を含めた慢性消耗性疾患によって引き起こされる病態で、その中には慢性腎不全も含まれると聞いて、ちょっとビックリしました。
悪液質とは「基礎疾患によって引き起こされ、脂肪量の減少の有無にかかわらず、筋肉量の減少を特徴とする複合的代謝異常の症候群である。」
癌を基礎疾患とする悪液質をがん悪液質と呼ぶそうです。
悪液質の臨床的特徴は、成人の場合は体重減少で、小児の場合は成長障害となります。
悪液質の発生には、炎症性サイトカインが中心的役割を果たしており、悪液質の呈する慢性消耗性疾患は、持続的・慢性的な高サイトカイン血症が、食欲不振や異化亢進をもたらし、これに加齢や治療などの要因が加わって病態が複雑になると書かれていました。
人工透析では、大量の透析液がダイアライザー内で血液と接します。オンラインHDFの場合は、大量の透析液を体内に注入します。
汚染された透析液が体内に入れば患者さんはショックになりますし、少量の汚染であってもそれが継続されれば、この様な悪液質が起こってくるでしょう。
慢性腎不全の透析療法において、透析液清浄化が行われるかと言う事が非常に大切であると改めて実感しました。

- 2014.03.30
- 研究
腎臓病と栄養・代謝・食事フォーラム2014
土曜日は、外来診療を日本大学准教授の野宮先生にお願いして、朝から東京に行ってきました。
目的は、帝京大学で毎年この時期に行われている『腎臓病と栄養・代謝・食事フォーラム2014』に参加する為でした。
透析管理を含め、腎臓病の治療を行っていく上で、栄養管理はとても大切です。当院でも管理栄養士による栄養指導を継続的に行ってきています。
4月からは管理栄養士も2人体制となり、何時でも栄養指導が出来る体制になりつつあります。
当院では、しっかり透析と共に栄養管理には特に力を入れています。この様な研究会には出来るだけ参加したいと考えております。
栄養に関しては、自分の知らない知識がたくさんあり、この様な研究会に参加することで知識の幅が広がります。
今回も、日々の診療で役立つようなTIPSを学んでくる事が出来ました。
この研究会は、腎不全保存期の栄養管理と透析期の栄養管理と両方の発表があり、親しくしている先生方ともお会いしてお話出来てとても有意義でした。
これまで、土曜日の研究会はなかなか参加出来なく、この研究会も初参加でしたが、来年は出来れば当院で行っている栄養管理について報告出来たら良いなあと思います。
頑張ります。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。