2021.09.24
一般

令和3年度インフルエンザワクチン接種開始のお知らせ

援腎会すずきクリニックでは10月 12日よりインフルエンザワクチンの接種を開始いたします。

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【接種時期】
10 月12日よりワクチンの在庫がなくなるまでです。
お電話で確認ください。

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【ワクチン接種日】
月・火・水・木・金・土  9:30〜11:00
 月(女性のみ)・火   15:00〜16:30

※金曜日午後は新型コロナウイルスワクチン接種のためインフルエンザワクチンの接種は行いません。

また、新型コロナウイルスワクチン接種とインフルエンザワクチンの接種では2週間以上の間隔を空ける必要があります。。

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【接種料金】
 初回 3600円
2回目 2600円

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郡山市に住民登録のある65歳以上の方及び60歳以上で身体障害者手帳1級をお持ちの方は公費補助があります。
月曜日から金曜日の午後5時までで、1回1200円の接種となります。
公費補助の期間は12月11日までです。

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ワクチン接種の有効性や接種のリスクについては厚生労働省ホームページをご覧ください。

2021.09.17
一般

なぜ新規陽性者数は急速に減ったのか?

新型コロナウイルスの感染者数ですが、全国的に急速に減少してきています。

未だに、なぜ新規陽性者数は急速に減ったのか?はとても疑問です。

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なぜ東京の感染者が急減少しているのか・・・

コロナ対策専門家に聞く【報道特集】|TBS NEWS

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4358631.htm

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こちらで、東京感染症対策センター 専門家ボードの賀来満夫先生が、新規陽性者数は急速に減った原因として以下の3点をあげています。

 

1 ワクチン接種が着実に進んできて効果が見られるようになってきたこと

2 人の流れが減少している状態が比較的長く続いているということ

3 多くの方がリスクに繋がる行動を回避したリスク回避行動を取っているから

 

ただ、世界的にみても感染者数には同様の波があるようです。

こちらは、と言うサイトに掲載されている世界の感染者数と日本の感染者数です。

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世界の感染者数

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日本の感染者数

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底の人数の違いは有りますが、同時期に増加して同じように減少しています。

いろいろな要因が重なる事によってこの様な波が出来たのか?

もしかしたらこの波が新型コロナウイルス特有の特徴なのか?

私には解りません。

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なぜ、今日この様な記事を書いたのかと言うと、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室のサイトにCOVID-19 AI・シミュレーションプロジェクトによる「なぜ新規陽性者数は急速に減ったのか?」と言うページを見つけたからです。このプロジェクトチームの面々が凄すぎでビックリしました。

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分析中との事ですが、仮説が書かれています。

https://corona.go.jp/prevention/pdf/advisory_kaigou_20210916.pdf

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仮説として

1 感染対策が定着してきて多くの人が協力してくれた 
2 引き続き夜間の人流は7月上旬の25~30%減、特に、ワクチン未接種の方の外出が減少 
3 出勤者数が昨年より5~10%低い(オリパラ中の企業へのテレワーク等の協力要請が一定の効果か) 
4 7月の4連休、8月の3連休、お盆など活発な活動が集中する時期が過ぎた 
5 一時的かもしれないが、情報効果によって行動が慎重に(医療逼迫・重症者増、30代の人が自宅で死亡 (8/11報道)、新規陽性者が8月中旬に全国で2万人、東京で5千人を超えた等)
6 ワクチンの効果(特に、高齢者、中高年) 
7 検査数の増加 
8 無症状の感染者が減っている可能性 
9 季節変動(涼しくなり、窓開け・換気がしやすいシーズンとなった)
10 夏の長雨による活動・消費の低下
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と言う項目が挙げられて、それぞれに関連する資料が書かれています。
私としては、新規陽性者数と無症状者陽性率の推移が面白いなと思った事もあり、ブログでご紹介する事といたしました。

 

2021.09.12
一般

デルタ株に対してのワクチンの効果

デルタ株に対してのワクチンの効果について米国CDC(アメリカ疾病予防管理センター)からの報告がありました。
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ワクチン2回接種した人(青)とワクチン非接種(黒)の
週間症例数(左)
入院数(真ん中)
死亡率(右)
です。
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4月から8月くらいまでの推移ですので、デルタ株が優勢になる前から優勢になった後までの推移が分かるかと思います。
図の青い縦のラインがデルタ株の占める割合が50%を越えた印です。
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青いラインを越えた7月以降デルタ株が優勢になるに従い感染者数がワクチン非接種者で急増しています。ワクチン接種者でも感染者数の増加がみられますが、入院と死亡の発生率は横ばいで変化が少なく、重症のCOVID-19に対するワクチンの効果が高い状態が続いていることが示唆されています。
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2021.09.10
一般

ワクチン接種で感染は食い止められるか?〜イスラエルの現状から

“デルタ株”対策で3回目接種 イスラエル https://www.news24.jp/articles/2021/08/16/10924548.html 

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8月16日の日テレニュースの記事です。

ワクチン接種が先行しているイスラエルでは、ワクチンを接種した方でもデルタ株の感染が急増していると言う記事でした。

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実際にで確認てみると

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やはり最近になってイスラエルの死亡者数が急増しているようです。

その為、ワクチン3回目接種者数も急増しています。

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これは、100人あたり何回ワクチンを接種したかの割合を経時的に見たものです。

ワクチンは2回接種で完了ですので、200となると完全に国民が2回接種したことになりますので、2で割ると概ねの接種率になります。

日本でのワクチン接種回数は急増しており、100を越える様になり米国を抜く勢いです。

イスラエルでは、ワクチン3回目を接種した方が急増していて、160まで達しています。

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Twitterでイスラエルの状況をtweetしているのを見つけました。

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今年の8月で607人の方が亡くなっており、

ワクチン未接種が218人 (35.9%)

ワクチン1回接種が14人 (2.3%)

ワクチン2回接種が313人(51.6%)

ワクチン3回接種でも62人 (10.2%)

の方が亡くなられているようです。

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これを見るとワクチンを2回接種してもかなりの人数の方が亡くなっているんだと思ってしまいますし、日本でも早く3回目の接種を行った方が良いと感じてしまいます。

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でも、実はこれは年齢で調整すると異なる結果になります。

これは、シンプソンのパラドックスを知っていると理解出来るようです。

シンプソンのパラドックスに関しては、こちらの解説をごらんください。

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今回の事象に関しては、英文ですがこちらに記載されています。

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こちらの見方ですが、70-79歳のところをみてください。人口あたり4.2%の方がワクチンを接種しておらず、94.6%の方が2回接種しています。

10万人あたりの重症者はワクチン非接種者で190.1人。ワクチン接種者で19.8人となります。

その為ワクチンを接種していない事によるリスクが30.7倍となって、ワクチンの有効率は89.6%だと書かれています。

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このように年齢階層別に見ると、Severe cases/100K(10万人辺りの重症者数)をNot Vax(ワクチン非接種)とFully Vax(ワクチン感染接種)で比較すると、ワクチン2回接種で感染後の重症化率が1/10くらいまで低下しているのが分かるかと思います。

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もう一つ、先ほどワクチン接種が進んでいるイスラエルでは100人あたり160回のワクチン接種が行われているとかきましたが、先ほどのサイトで確認したところ、2回以上接種した割合も見つけました。

それを見ると、イスラエルでも接種者の割合は6割で頭打ちしているようです。日本では、高齢者の接種率が90%近くになっており、若い方でも多くの方がワクチン接種を望んでいます。イスラエルの接種率を遠くない時期に追い抜くのではと思います。

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京都大学山中教授のブログに、8月末の段階で全国民の80%が2回目のワクチン接種を済ませているシンガポールの状況について書かれており、低い感染者数を維持しているとの事です。

シンガポールの感染の現状はこちらをご覧ください。

山中教授もブログで最後に、デルタ株に対しては、感染そのものは十分には予防できないが、感染後の重症化には強い予防効果があると記載しています。

いよいよ日本のワクチン接種が米国を追い抜きそうな勢いです。

今年は良いお正月が迎えられるといいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

2021.09.02
一般

昨日・本日とランチ試食会を開催しました。

以前より準備を進めていた食堂ですが、体制が整ってきたので患者さんへのランチ提供を開始する為に事前のお試しランチ試食会を、昨日と本日開催いたしました。

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新型コロナウイルス第5波で緊急事態宣言や蔓延防止の状況です。

当院では、オープンフロアである2階透析室で日中透析を受けている方への食事提供は止めていましたが、全ての方のワクチン2回接種が完了したことを受けて、8月初旬から宅配給食でのランチ提供を再開していました。

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感染対策大丈夫かと言う声もありますが、

透析室の換気を向上させる換気扇工事

業務用サーキュレーターの設置
CO2モニターの設置
透析患者間のアクリル板の設置
飲食以外はマスク着用
オゾン装置での手洗い
自己体温測定
などの感染対策を当院では行っています。
その上で再開といたしました。
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新型コロナウイルス感染に勝利する為には、ワクチン接種、感染対策も大切ですが、欠食の無い十分な栄養摂取も重要です。
当院では、ほとんどの方が5時間以上の透析時間ですので、透析後の食事摂取ですと昼食が遅れる事で夕食を食べなくなる方が増えてしまいます。
その為、透析時間短縮をせざるを得ない状況となっていました。
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本日提供した食事は、肉じゃがでした。
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温かいご飯が食べられるので大好評だったようです。
「美味しかったよ」と言う声を沢山頂きました。
皆笑顔でお話してくれました。
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透析ベット間にはアクリル板が設置されていますが、更に食事は1ベット空けています。
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更に、透析中は窓を大きく空けて、換気を最大限に行っています。
2週間後には希望される方にへのランチ提供を開始いたします。
来月からは個室透析センターでもランチ提供を開始したいと考えています。
援腎会は
しっかり透析 きちんと食事 運動継続
でこれからも頑張ります。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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