- 2018.05.26
- 一般
クリニックに赤ちゃんがいらっしゃいました。
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本日外来終了ちょっと前でしたが、クリニックに赤ちゃんがやって来てくれました。
首が据わったかどうかというくらいの赤ちゃんですので、もちろん、お母さんが抱っこして連れてきてくれたのですが、
お母さんは妊娠出産前から当院で週4回の透析を受けていた方です。
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透析を受けていて妊娠すると言うのは大変なことです。
若い女性でも生理が無くなってしまう方も多いです。
やはり、週3回程度の透析では透析不足なのだと思います。
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妊娠後は、自宅に近いあさか野泌尿器透析クリニックで週5回透析を受けていました。
妊娠を継続して赤ちゃんが育ってくれる為には、なるべく体内の毒素が少なく出来るように連日透析が望ましいと言われています。
週5回でしかも毎回5時間透析ですから、お母さんもしんどかったようです。
無事に生まれてくれるか心配していましたが、本日は元気な赤ちゃんを見せてくれました。
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現在は里帰り中でたまたま寄ってくれたようですが、そのうちまた郡山に戻ってきてくれるとのことですので、週4回透析を提供したいと思います。
写真を見せたら、おじいちゃんですかと言う人がいて、違いますと言っています。
こんな赤ちゃんに逢えるのはとても嬉しい事ですね。
心配性なので、抱っこするのは苦手な院長でした。
- 2018.05.23
- 一般
「10周年記念講演会」無事終了しました
5月20日の日曜日に星総合病院のメグレズホールで開催した市民公開講演会にたくさんの皆様がお集まり頂き誠にありがとうございました。
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講演に先立ちまして、当院のご紹介をさせて頂きました。
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風間先生からは、
39億年前の生命の誕生から、我々の祖先が陸に上がり腎臓が必要になったこと
そして、伏屋素狄と言う江戸時代の医師が、腎臓に墨汁を注入し、腎臓を手で握り締め、無色透明の尿のような液体を押し出し、腎臓の機能は濾過と尿の生成である事を世界で初めて発見したとか大変興味深いお話をお聞きする事が出来ました。
そして、腎臓と高血圧の関係
自宅の血圧測定が大切であること
高齢になると腎臓の機能が悪くなっていくこと
などのお話
そして、現在福島市で行っている慢性腎臓病重症化予防システムについてなど
幅広いお話を聞く事が出来ました。
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会場には100名以上の方が足を運んでくださいました。
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講演後は風間先生が質問に丁寧にお答えくださいました。
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最後に手伝ってくれたスタッフと風間先生を囲んで記念撮影
講演会が盛大で無事に終了したことに安堵しています。
ご来場頂いた皆様誠にありがとうございました。
- 2018.05.16
- 一般
ホワイトオムレツ
ゴールデンウィークの事ですが、お休みを頂いて遠出をしてきました。
ホテルの朝食はバイキングで、コックさんがオムレツを焼いてくれるコーナーがありました。
オムレツコーナーにホワイトオムレツも焼けますと書いて有り、息子の通常オムレツと一緒に焼いて頂きました。
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ご覧の様に、右側の通常オムレツより色が白く少し水っぽい感じのオムレツです。
ただ、お味は通常オムレツと変わらなく美味しく頂きました。
このホワイトオムレツですが、米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手が専属栄養士のアドバイスを受けて、食べているそうです。
ホワイトオムレツは、全卵より低カロリーで、全卵に比べてカロリーが3分の1になるそうです。
更に、高タンパク、低コレステロールな食べ物でもあります。
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ダイエットに最適な食べ物なのですが、実は透析患者さんにもお勧めの料理なんです。
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Lサイズの卵(卵黄: 30g、卵白: 20g)では、
卵黄30gで170mgのリンが含有していますが
卵白20gのリン含有量は2mgと非常に少なくなっています。
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十分な蛋白が取れてリン含有量が少ない卵白は透析患者さんにお勧めの食べ物なのですが、オムレツにすることでより美味しく頂ける食品となります。
以上ご紹介いたします。
- 2018.05.13
- 一般
福島腎不全研究会賞を受賞いたしました。
本日、5月13日に郡山市の郡山ビューホテルで第98回福島腎不全研究会が開催されました。
当院で発表した
「当院におけるフットケア
-新しい治療法(遠赤外線治療器:フィラピー)を用いて-」
と言う演題が、福島腎不全研究会賞を受賞いたしました。
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研究会賞は前回に続いての受賞となりました。
これからも評価される演題を出していきたいと思います。
- 2018.05.12
- 一般
援腎会すずきクリニックは10周年をむかえました。
本日5月12日で援腎会すずきクリニックはおかげさまで満10周年をむかえました。
ひとえに地域の皆様や患者様とそのご家族の暖かいご支援の賜物と思っております。
心から御礼申し上げます。
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開院当初は私を含めスタッフ10名でしたが、現在、すずきクリニックとあさか野泌尿器透析クリニックの2つの施設で医師3名を含めて50名を越える人数となりました。
10年で仲間が随分増えました。
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すずきクリニックは、しっかり透析と泌尿器科診療、スタッフと共に頑張ってきました。
3年経過してクリニックもやっと軌道に乗ってきたと思った時に、東日本大震災が発生しました。
幸い当院は水道も電気も使用出来ましたので、支援透析という形で透析不能の施設から患者さんを受け入れ透析治療を提供する事が出来ました。とても幸運でした。
東京電力第一原発事故が発生して、郡山市内からたくさんの人が避難していきました。
しかし、透析施設は透析治療を継続しなくてはならず、とても不安な日々だったことを思い出します。
子供が小さいスタッフもいましたので、避難しても良いと伝えましたが、スタッフ全員が一緒に頑張ってくれた事を今でも誇りに思っています。
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5年前には、念願だった個室透析センターを増築する事が出来ました。
また、4年前に本田周子先生をお迎えして、すずきクリニック2人体制となり、翌年から本田先生による女性泌尿器科外来も開設する事が出来ました。
更に、一昨年には新田浩司先生が院長となって、安積町にあさか野泌尿器透析クリニックを開設する事が出来ました。
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10年経過しても変わらず人工透析と泌尿器科の専門クリニックとして地域に貢献出来る施設を目指して頑張っていきたいと考えております。
今後も変わらぬご支援ご指導を賜りますよう心よりお願いし、10周年の御礼とご挨拶とさせていただきます。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。