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2018.10.13
一般

高流量シャントと高血流

当院の平均血液流量は300ml/minを越えています。

400ml/minと言う設定血流の方もいらっしゃいます。

毒素をたくさん抜く必要のある方は高血流長時間透析をお勧めしています。

 

時々、当院の患者さんのシャントではそんなに血流は取れないと言われます。

また、高血流透析を行う為には高流量シャントを作る必要があると思っている方がいます。

それは全く間違っていると言う事を示したいと思い記事としました。

しばしば高流量シャントは心不全を起こすことがあり、2000ml/min以上の過剰血流が見られる場合はバンディング等の手術が必要とされています。

 

しかし、当院で行っているような400ml/min程度の高血流では心不全を起こすことはありません。

こちらは定期的に行っているシャントエコーで測定した上腕動脈血流量と実際に透析時に設定している血流量のグラフです。

 

 

このように上腕動脈血流量と設定血流量にはかなりの差がありますし、過大血流が流れているシャントでないと高血流透析が出来ないと言う話にはならないです。

一般的には上腕動脈血流量が400ml/min程度まで低下したシャントはリペアが必要とされています。

当院では比較的高血流で透析を行っていますので、リペアが必要なシャントを早期に発見出来ると言うメリットもあります。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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