2018.10.17
一般

風疹が流行してきているようです。

 

こちらは国立感染症研究所が発表した10月10日現在の週別風疹の報告数です。

30週から増えているので8月から急激に増加していますね。

40週までで1000例越えているようです。

 

 

関東中心ですが、福島県でも3名の患者さんが発生しています。

 

 

流行の中心は男性が多いようです。

 

 

図表はこちらをご覧ください。

 

https://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/rubella/2018pdf/rube18-40.pdf

 

風疹はインフルエンザの3〜5倍の感染力があると言われて、1人の患者さんから5~7人にうつす感染力あがあるそうです。

風疹の場合、成人で発症した場合は小児より重症化する場合があり、妊婦さんが感染すると赤ちゃんが先天性風しん症候群となる事もあるので注意が必要です。

 

厚生労働省の 風疹について と言うページのリンクを貼っておきます。

詳しくはかかりつけの先生にお聞きになってみてください。

 

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/

2018.10.15
一般

血流量のグラフが間違っていました。

前回上腕動脈血流量(FVm)と設定血流量(QB)の関係をグラフにしましたが、グラフが間違っていました。

FVmの数値がFVmにQBを上乗せしたデータになっていました。

修正いたします。

尚、左側のQBがFVmと同等の値となり400ml/min未満となっている方に関してはエコー検査後にPTAを行っております。

 

2018.10.13
一般

高流量シャントと高血流

当院の平均血液流量は300ml/minを越えています。

400ml/minと言う設定血流の方もいらっしゃいます。

毒素をたくさん抜く必要のある方は高血流長時間透析をお勧めしています。

 

時々、当院の患者さんのシャントではそんなに血流は取れないと言われます。

また、高血流透析を行う為には高流量シャントを作る必要があると思っている方がいます。

それは全く間違っていると言う事を示したいと思い記事としました。

しばしば高流量シャントは心不全を起こすことがあり、2000ml/min以上の過剰血流が見られる場合はバンディング等の手術が必要とされています。

 

しかし、当院で行っているような400ml/min程度の高血流では心不全を起こすことはありません。

こちらは定期的に行っているシャントエコーで測定した上腕動脈血流量と実際に透析時に設定している血流量のグラフです。

 

 

このように上腕動脈血流量と設定血流量にはかなりの差がありますし、過大血流が流れているシャントでないと高血流透析が出来ないと言う話にはならないです。

一般的には上腕動脈血流量が400ml/min程度まで低下したシャントはリペアが必要とされています。

当院では比較的高血流で透析を行っていますので、リペアが必要なシャントを早期に発見出来ると言うメリットもあります。

2018.10.06
一般

タミフル内服と異常行動の因果関係が否定されました。

中外製薬株式会社から添付文書改訂のお知らせがきました。

 

 

これまで、【警告】となっていた「異常行動」が削除されました。

 

タミフルによる「精神・神経症状」については、因果関係は明確ではないものの、医薬関係者に注意喚起を図る観点から、平成 16年の添付文書の「重大な副作用」欄に「精 神・神経症状があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、観察を十分に行い、症状に応じて適切 な処置を行うこと。」と追記されていました。

 

その後行われた調査で、重篤な異常行動を起こした 10 代の患者について、タミフルがインフルエンザに伴う異常行動のリスクを高めるかどうか調査したところ、タミフル服用者と非服用者の間に差が認められなかった事がはっきりしたそうです。

 

そのため、添付文書が改訂されたとのことです。

 

とりあえずお知らせいたします。

 

https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000341848.pdf

2018.10.04
一般

そう言えばHDF研究会

毎日が忙しく経過してきています。

9月15日の土曜日と16日の日曜日に埼玉県川越市で第24回日本HDF研究会学術集会・総会が開催されました。

いつもはすぐブログに載せるのですが、今回は遅れてしまいました。

HDF研究会は透析関連の研究会の中では思い入れが強い研究会です。

これまでも毎年演題を発表してきています。

今回は、ワークショップが11セッションあり、2つのワークショップで発表させて頂きました。

 

http://24hdf.jp/program.html

ワークショプ7 オンラインHDFにとって最適な透析液組成を考える
オンラインHDFにとって最適な透析液Na濃度は? 〜血漿浸透圧からの考察〜

 

発表中です。

 

 

講演後の討論です。

 

ワークショプ8 HDFの透析時間を考える
前希釈オンラインHDFの透析時間

 

発表中です。

 

ワークショップ8は座長も担当させて頂きました。

一緒に座長をしてもらった岩手医科大学の阿部貴弥先生にはお世話になりました。

 

 

ワークショップでの発表2本はこれまで経験が無く、透析時間に関してはこれまでにも多数発表してきており、ある程度の自信があったのですが、透析液に関しては皆様の前でお話出来る程の知識があるのだろうかととても不安でしたが、何とか無難にこなす事ができました。

一般演題でも当院臨床工学技士の人見が

当院における BV 計の活用法

と言う演題で発表してくれました。

今年も大会長の埼玉医科大学総合医療センターの小川智也先生のご努力もあって大変盛り上がった研究会となり、参加者は1200人を超えたと聞いています。

これからも積極的に演題発表を行っていきたいと考えております。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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