2023.12.03
一般

性感染症学会に参加 梅毒に注意

今週末は性感染症学会に参加しています。
透析の学会と違って知り合い全くいない学会です。
院長は郡山では2名しかいない性感染症学会専門医である泌尿器科医です。
しっかり知識のアップデートさせて頂きました。
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性感染症で最近のトピックスと言えば梅毒です。
実は東北6県を見ると、福島県での感染者数は宮城県より多く、その中でも郡山市が半数を超えているそうです。
「梅毒」患者が県内で急増 県が注意を呼びかけ|NHK 福島県のニュース https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20230519/6050022694.html
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梅毒の疫学で、遺伝子分析の結果が報告されていました。以前はたくさんの株があったが、現在は検出されている株は一つとなっていると言う話でした。
梅毒の起源に関しては以前から疑問に思っていましたので記事にもしていました。
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ブログ記事
梅毒増加注意報発生中!!!
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それで、今回流行している梅毒はどこから来ているのか質問してみました。
演者の先生からは、現在の株は遺伝子分析の結果から中国起源の株だという話でしたが、爆買い時期より存在してたので、日本人が中国に行って感染してきたかもしれないと言う話でした。
日本人もかなり行ってましたからね。
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女性の方での梅毒感染者も増加してきており、多くの方が特定のパートナーとしか性交渉していないと言う話でした。妊娠時に梅毒だと判明しても治療が奏功せず、出産時に胎児が先天梅毒だったと言うケースもあるそうです。女性の方も注意が必要です。
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先天梅毒に関してはNHKのこちらのリンク先をご参照ください。

先天梅毒とは 症状・治療・検査は?漫画でわかる

https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20221216b.html

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2023.11.25
一般

第29回日本血液透析濾過医学会学術集会・総会参加

11月25日土曜日と26日の日曜日に大阪国際交流センターにて第29回日本血液透析濾過医学会学術集会・総会が開催されます。

当院から多数の演題を登録しています。

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シンポジウム 2 後希釈オンライン HDF を再考する

座長:鈴木 一裕(援腎会 すずきクリニック)

SY02-3

シャープな分画特性を目指す後希釈オンライン HDF

人見 友啓(医療法人援腎会 すずきクリニック 臨床工学部)

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ディベートセッション

第三部.定量濾過方式 VS. 定圧濾過方式

定量濾過方式で行う血液濾過透析(HDF)について

鈴木 翔太(医療法人援腎会すずきクリニック)

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ワークショップ 3
新規 HDF モジュールをどう使いこなすか

WS03-3

クリアラムを HDF でどう使うのか

鈴木 一裕(医療法人 援腎会)

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ランチョンセミナー 7 高齢透析患者の透析診療を考える

座長:倉賀野 隆裕(兵庫医科大学 循環器・腎透析内科学)

LS-7
鈴木 一裕(援腎会 すずきクリニック)

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一般演題2「α 1MG、溶質除去、アルブミン漏出」にて

当院臨床工学部の鈴木が

前置換 OL-HDF における透析液流量低下による除去動態の比較

と言う演題名で発表いたします。

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という事で、2日間大忙しになりそうです。

2023.11.15
一般

透析クリニックでのBCPについてwebセミナーでお話させて頂きます

11月22日(水曜日)に、オンラインで東京都文京区 の医療関連産業支援セミナー で講演させて頂きます。

「透析治療継続の基盤となるBCP」と言う演題名です。

 BCP事業継続計画:Business Continuity Planning)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。

中小企業庁ホームページよりhttps://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_c/bcpgl_01_1.html

医療系ですと一般的に病院が整備しておくものとされていますが、災害後に事業継続が必要な透析クリニックでも策定すべきだと考えていますので、その話を中心にさせて頂きます。

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開催概要

【日時】令和5年11月22日(水曜日)13時00分~14時30分

【開催方法】ZOOMにより実施

【内容】(1)「透析治療継続の基盤となるBCP」

           (2)「東京都内救命救急センターにおける新興感染症対応ー災害対応の教訓を生かしてー」

【講師】(1)鈴木 一裕  氏

               (援腎会すずきクリニック 院長 / 日本透析医学会 評議員)

           (2)横堀 將司 氏

               (日本医科大学付属病院 高度救命救急センター長 /

                  日本医科大学大学院医学研究科 救急医学分野 教授)

【参加料】無料

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https://www.city.bunkyo.lg.jp/sangyo/chushokigyo/iryou/ikousemina.html

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2023.11.15
一般

長時間透析研究会に参加してきました。

11月12日の日曜日に福岡市の九州大学医学部百年講堂で開催された第18回長時間透析研究会に参加してきました。

大会長はCKD-MBDで有名な福岡腎臓内科クリニックの谷口 正智先生です。

谷口先生のご挨拶です。

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今回は、シンポジウムの座長と一般演題の口演を行ってきました。

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写真は座長しているところです。

今回も有意義な研究会に参加する事が出来ました。

長時間透析を中心に沢山の知識を得てきました。

いつもの診療に役立てたいと思います。

2023.10.30
一般

透析室入口にあった下駄箱を撤去しました。

透析室入口にあった下駄箱を撤去し、階段下の倉庫に移しました。
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透析室入口の下駄箱撤去後
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撤去した下駄箱
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この下駄箱は患者さんの人数が増えて下駄箱が足りなくなった時に設置したものです。
今年の春に全館土足解禁とし、その後下駄箱使用禁止にしたため必要無くなっての撤去です。
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スリッパに履きかえず土足で透析室に入ってもらう様にしたかですが、
・災害時に履き慣れた靴で避難出来る
・スリッパでの転倒リスクを減らす
・フットケアを行っているスタッフが履いている靴を確認出来る
などが理由です。
靴からスリッパへの履きかえは『土足は汚い』と言う日本の畳家屋特有の文化的習慣によるものであり、感染対策として科学的根拠に乏しい事が解ってきています。
これは多くの病院の手術室でもスリッパへの履き替えを中止している状況に追随しており、土足で入ってもシャントの感染リスクが上がる事は有りません。
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冬期の積雪時に汚れた靴で入室してしまう事も心配されましたが、入口のマットで対策することでそこまで心配しなくても良いと判り、土足での入室としています。
院内の清掃は委託している清掃会社の担当者が毎日半日かけて全館清掃していますので、開院して15年経過した今でも建てて間もないくらいかと言われる環境となっており、大変感謝しております。

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撤去した下駄箱のあった場所には、今後は送迎の車を待つ患者さん用のソファを置く予定です。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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