2024.02.03
一般

JHAT(日本災害時透析医療協働支援チーム)

 当法人臨床工学技士がJHAT(日本災害時透析医療協働支援チーム)として金沢市内に派遣される事になりました。
前回は19年台風で本宮の谷病院に派遣されていますが、県外は初となります。
能登半島の透析施設は未だに透析が出来ない状況にあり、能登半島地域の透析患者が金沢周辺の透析施設で支援透析を受けています。
この為、当該地域の透析室スタッフに過度な負担がかかっており、負担軽減の為の支援スタッフとしての派遣です。
今回もしっかり役目を果たしてきて欲しいです。
2024.01.01
一般

新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
2024が皆様にとって輝かしい1年になりますことを祈念いたします。
昨年春頃まで猛威を振るっていた新型コロナウイルスの流行もやっと下火になってきました。多くの方がワクチンを繰り返し接種した事による効果だと考えます。

今年医療法人援腎会は、2020年の第10回透析運動療法研究会郡山開催に引き続き、7月に第35回日本サイコネフロロジー学会を郡山市のホテルハマツで開催いたします。透析運動療法研究会の時は、コロナ禍直前の開催であり、後2週間遅かったら開催出来なかったタイミングでしたがギリギリ通常開催出来ました。研究会には沢山の透析従事者が参加してくれました。学術的な討論に加え、理学療法士や健康運動指導士による実習もあり、日々の診療に役立つ研究会となりました。

日本サイコネフロロジー学会は今回が35回という長い歴史のある会です。腎臓病のネフロロジーと「こころ」を扱うサイコロジーを重ね合わせたのがサイコネフロロジーであり、我々透析医と「こころ」の専門家である精神科医や心療内科医がお互いの知見を高め勉強する会です。1990年に自らも透析患者であった精神科医の春木繁一先生が東京女子医科大学腎臓病総合センター所長であった太田和夫先生と一緒に研究会を発足しています。30年経過した2019年に研究会から学会となっており、35回は鈴木が大会長として援腎会のスタッフのサポートを受けながら学会の運営を行う予定です。

援腎会の治療方針は「しっかり透析」です。透析不足ですと常に体調不良の状況が続きます。血圧も高くなり、短時間透析は透析中の急激な血圧低下を起こしたりします。
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」と言う言葉があります。病気にかかっていると身体の不調と共に心も不調を来してしまい、体調不良を改善させることで精神的にも安らかになってきます。
今回の学会のテーマは「透析と共に生きる」です。実は春木繁一先生の著書と同じ名称なんですが、長い透析生活を穏やかな心で過ごして欲しいと言う気持ちからテーマとしました。援腎会に通う皆様には、暴飲暴食を避けて食事にこだわり、ほどよく身体を動かして睡眠時間を十分にとり、健康的な1年を過ごして欲しいと思います。
我々一同皆様のサポートをするつもりで頑張りますので、今年も1年よろしくお願いいたします。

令和6年1月1日
医療法人援腎会  理事長 鈴木一裕
2023.12.03
一般

性感染症学会に参加 梅毒に注意

今週末は性感染症学会に参加しています。
透析の学会と違って知り合い全くいない学会です。
院長は郡山では2名しかいない性感染症学会専門医である泌尿器科医です。
しっかり知識のアップデートさせて頂きました。
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性感染症で最近のトピックスと言えば梅毒です。
実は東北6県を見ると、福島県での感染者数は宮城県より多く、その中でも郡山市が半数を超えているそうです。
「梅毒」患者が県内で急増 県が注意を呼びかけ|NHK 福島県のニュース https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20230519/6050022694.html
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梅毒の疫学で、遺伝子分析の結果が報告されていました。以前はたくさんの株があったが、現在は検出されている株は一つとなっていると言う話でした。
梅毒の起源に関しては以前から疑問に思っていましたので記事にもしていました。
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ブログ記事
梅毒増加注意報発生中!!!
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それで、今回流行している梅毒はどこから来ているのか質問してみました。
演者の先生からは、現在の株は遺伝子分析の結果から中国起源の株だという話でしたが、爆買い時期より存在してたので、日本人が中国に行って感染してきたかもしれないと言う話でした。
日本人もかなり行ってましたからね。
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女性の方での梅毒感染者も増加してきており、多くの方が特定のパートナーとしか性交渉していないと言う話でした。妊娠時に梅毒だと判明しても治療が奏功せず、出産時に胎児が先天梅毒だったと言うケースもあるそうです。女性の方も注意が必要です。
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先天梅毒に関してはNHKのこちらのリンク先をご参照ください。

先天梅毒とは 症状・治療・検査は?漫画でわかる

https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20221216b.html

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2023.11.25
一般

第29回日本血液透析濾過医学会学術集会・総会参加

11月25日土曜日と26日の日曜日に大阪国際交流センターにて第29回日本血液透析濾過医学会学術集会・総会が開催されます。

当院から多数の演題を登録しています。

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シンポジウム 2 後希釈オンライン HDF を再考する

座長:鈴木 一裕(援腎会 すずきクリニック)

SY02-3

シャープな分画特性を目指す後希釈オンライン HDF

人見 友啓(医療法人援腎会 すずきクリニック 臨床工学部)

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ディベートセッション

第三部.定量濾過方式 VS. 定圧濾過方式

定量濾過方式で行う血液濾過透析(HDF)について

鈴木 翔太(医療法人援腎会すずきクリニック)

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ワークショップ 3
新規 HDF モジュールをどう使いこなすか

WS03-3

クリアラムを HDF でどう使うのか

鈴木 一裕(医療法人 援腎会)

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ランチョンセミナー 7 高齢透析患者の透析診療を考える

座長:倉賀野 隆裕(兵庫医科大学 循環器・腎透析内科学)

LS-7
鈴木 一裕(援腎会 すずきクリニック)

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一般演題2「α 1MG、溶質除去、アルブミン漏出」にて

当院臨床工学部の鈴木が

前置換 OL-HDF における透析液流量低下による除去動態の比較

と言う演題名で発表いたします。

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という事で、2日間大忙しになりそうです。

2023.11.15
一般

透析クリニックでのBCPについてwebセミナーでお話させて頂きます

11月22日(水曜日)に、オンラインで東京都文京区 の医療関連産業支援セミナー で講演させて頂きます。

「透析治療継続の基盤となるBCP」と言う演題名です。

 BCP事業継続計画:Business Continuity Planning)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。

中小企業庁ホームページよりhttps://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_c/bcpgl_01_1.html

医療系ですと一般的に病院が整備しておくものとされていますが、災害後に事業継続が必要な透析クリニックでも策定すべきだと考えていますので、その話を中心にさせて頂きます。

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開催概要

【日時】令和5年11月22日(水曜日)13時00分~14時30分

【開催方法】ZOOMにより実施

【内容】(1)「透析治療継続の基盤となるBCP」

           (2)「東京都内救命救急センターにおける新興感染症対応ー災害対応の教訓を生かしてー」

【講師】(1)鈴木 一裕  氏

               (援腎会すずきクリニック 院長 / 日本透析医学会 評議員)

           (2)横堀 將司 氏

               (日本医科大学付属病院 高度救命救急センター長 /

                  日本医科大学大学院医学研究科 救急医学分野 教授)

【参加料】無料

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https://www.city.bunkyo.lg.jp/sangyo/chushokigyo/iryou/ikousemina.html

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プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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