班物植物・山野草
最近、テレビの脇が殺風景だと、とある患者さんが植木を持ってきて飾ってくださっています。
どうもありがとうございます。
とてもすばらしく、是非ともブログでもご紹介したいと思い、今回記事にしました。
僕は、あまりにも素人なので、全然よく分からないのですが、患者さんたちはとても喜んで見ています。
再度ありがとうございます。
ちなみに、『あさか野花の会』の会員の方がもってきてくださっていますが、今回、班物植物・山野草展を行うそうですので、ブログでもご紹介させていただきます。
第四回班物植物・山野草展
10月16日(金)〜10月18日(日)
時間:9:30−17:00
場所: 磐梯熱海 「一鳳館」
でも、「班物」ってよく分からないです。
ネットで調べたのですが、うまく検索されない。
やはり難しい。
透析室のあり方
昔の話です。
研修医の頃、有る病院の透析室で、主のような看護師に、医者は薬だけ出していればいいから、居なくていいと冗談で言われたことがあります。
透析治療が確立して、危険なく透析できるようになったため、医師の仕事も透析導入、アクセスの作成、二次性副甲状腺機能亢進症の管理などが中心になっていったからだと思います。
そのため徐々に医師よりもスタッフ主導の透析室という施設が増えた気がします。
そのような場合、どうしても画一的な透析となりがちです。
しかし、透析創成期からきちんと目的意識を持って透析を行っている施設もたくさんあります。
そのような施設の治療成績は素晴らしい成績であり、漫然と透析を行っている施設とは治療成績にかなりの差が有るようです。
この様な施設では、目的意識を持った医師が先頭に立って治療を行っています。
しっかりした透析を行うと、驚くほど患者が元気になって、良い状態になることを知っているからでしょう。
そうすると、やりがいが湧いてさらにいい成績を残そうとするようになります。
透析治療は、透析液清浄化から始まって、透析量を上げる試みや栄養状態を改善させる方法、合併症を少なくすることなどやることがたくさん有ります。
しかもやればやるだけ成果が出る治療だといつも考えています。
追伸)
今日、4○歳になりましたので、ちょっと重いテーマで責めてみました。
本日より透析送迎開始
本日より透析送迎が開始いたしました。
まずは、火木土の透析の方で6名の方の送迎を行いました。
初日でしたので、朝7時過ぎに運転手さんと一緒に患者さん宅に向かいました。
皆さん、すぐに出かけられる状態で待っていただきありがとうございました。
また、土曜日ですのでほとんど混むこともなくスムースに送迎出来てよかったです。
当院で行う送迎は、送迎車に乗り降り出来る方を対象として、ルート送迎を行っています。
一般のハイエースを使用していますので、申し訳ありませんが、車いすの方は乗ることが出来ません。
相乗りのルート送迎なので、透析時間が長い方に合わせることとなり、5時間透析の方が終わるまで待っていていただく方もいらっしゃいます。
透析は時間は長い方が調子よくなり、長生きできます。
これまで4時間透析の方で終わるまで待っていただく方には30分の時間延長をお願いして、承諾していただきました。
これから、冬には頻回に凍結する場合も有ると思います。
安全運転での送迎を行っていきたいと考えています。
栄養アセスメント2
前回最後に記載した改良したGNRIとは、
GNRI=14.89×血清アルブミン値+41.7×(現在の体重/標準体重)
<82 重度栄養障害リスク
82-91 中等度栄養障害リスク
92-98 軽度栄養障害リスク
98< リスクなし
となっています。
また、MIS は
で求められます。
ここで、上腕周囲長や上腕三頭筋皮脂厚なんて、栄養素人の我々にとって、???的なものです。
そこで、栄養アセスメントキットと言うものを購入しました。
栄養アセスメントキットにはインサーテープとキャリパーがセットされており、下腿周囲長・上腕周囲長・上腕三頭筋皮下脂肪厚・肩甲骨下部皮下脂肪厚の測定が可能とのことです。
定価が2800円なのですが、送料が1365円で高い気がします。
でも、これで患者さんたちの栄養評価が出来ることが楽しみです。
透析専門医の少ない県
先日、日本透析医学会から通知が来ました。
学会では、血液浄化療法に関連する医学と医療の進歩に即応した優秀な医師の養成をはかることと、透析医学の向上発展をうながし、国民の福祉に貢献したいと考えており、そのために透析専門医制度を充実させたいと考えている。
そのため、来年の透析学会総会で透析専門医のセッションを行うことが決まり、透析専門医、指導医の臨床研修を行う認定施設または教育関連施設の少ない都道府県の現状及び問題点を把握するために、対象となる県の透析専門医・指導医に対してアンケートを郵送してきたそうです。
そこで、郵送されて来た県の一つが福島県であり、透析専門医の僕に送られてきたようです。
福島県が透析治療で遅れていると言うことでは無いと思います。
しかし、宮城県の社会保険仙台病院、新潟県の信楽園病院、山形県の矢吹病院のように透析治療の中核となる病院が無いことも事実です。
ただ、年2回行われる福島県腎不全研究会では、医師、技士、看護師が積極的に発表を行っており、個々の透析に対する情熱は他県に負けていないと考えています。
透析診療は、とても奥が深い診療です。
そして、患者さんとスタッフとともに努力すると、明らかに患者さんが元気になり、データが良くなります。
患者さんが良くなって、データが改善するのを実感しているともっともっとやりがいが出てきます。
これからも良い治療を提供していくように頑張っていきたいと考えています。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。