日曜日に会津に行ってきました。
土曜日の夜、無性にソースカツ丼が食べたくなったのです。
以前テレビで会津のソースカツ丼が有名だという番組を見たためかもしれません。
早速、日曜日に子供たちを連れて高速バスに乗って行ってきました。
どのお店が美味しいか全く判らなく行ったので、高速バス終点の鶴ヶ城の近くに有った店に行ってみました。
これは、ロースのソースカツ丼ですが、トンカツにソースがしみこんでいて美味しかったです。
今年小学校に上がる長男は、一人前のソースカツ丼を食べて、さらに僕のロースカツを要求してきました。
寿・治左エ門と言うお店でしたが、読み方が分からず、家に帰ってから会津ソースカツ丼のホームページで探したところ有りました。
その後、鶴ヶ城に行きましたが、福島に移住して20数年で初めて訪れたような気がします。
近くに有るとなかなか行かないんですよね。
幼児2名をつれて高所恐怖症の僕が天守閣に行くのはドキドキしました。でも、なんとか騒ぐ子供たちを黙らせながら行ってきました。
飾ってある火縄銃を持って記念撮影をしたり、楽しい時間が過ごせました。
帰りは3人で会津若松駅方向に歩いて行きました。
途中疲れてジュースを飲んだとき、店員さんに駅までどの位か聞いたところ、子供でも10分くらいの話でした。
それならばと歩いていったのですが、30分以上かかりました。
帰って調べたら鶴ヶ城のホームページに駅まで50分と書かれており、ちょっとだまされた気分です。
良い週末が過ごせました。
やっぱり日曜日は遊ばないと、月曜から元気に仕事が出来ませんね。
地球儀をもらいました。
我が家の長男が、小学校に入学しました。
そこで、実家の両親からお祝いに地球儀をもらいました。
この地球儀が優れものです。
専用のタッチペンでその土地を押すと国の名前、首都名、その国の音楽を聞くことが出来ます。
それから、大陸や海、そして国を当てるクイズもあります。
『太平洋はどこですか?』、『ヨーロッパを教えてください。』などの声が聞こえます。
長男は、大陸と海を当てる(タッチペンでその国を押す)ゲームにはまっています。
僕は、国名を当てるゲームにはまっています。
地理の勉強にもなるし、楽しい地球儀です。
透析の仕組みとオンラインHDF6
ろ過透析は前希釈法と後希釈法があり、大量置換ができるのは前希釈法だけです。
オンラインHDFでは、前希釈も後希釈もどちらも可能ですが、ボトル型のHDFでは後希釈法のみ可能です。
そのような観点からすると、オンラインHDFはHDFを強化したものと考えられます。
その効果は、
1.透析後のだるさが減る。
2.透析アミロイド症の症状が改善される。
3.皮膚のかゆみが少なくなる。
4.貧血が改善する。
5.皮膚の色素沈着が良くなる。
などの効果がこれまでにも報告されてきていますし、我々も実感してきています。
デメリットとしては、ほとんどが施設側のものになります。
オンラインHDFを行うためには、透析液を全くの無菌状態に管理しなくてはならず、さらにそのような状態になっているかを確認する必要が有ります。
そして、通常の透析では必要がないポンプを用意しなければなりません。ポンプも毎分200mlくらいの透析液を流すポンプですので、一般的なものとは違いかなり高額です。
良い治療であるが、その分コストもかかる治療だということです。
でも、患者さんの状態が良くなります。
状態が良くなると、包括化されたエリスロポエチンの量が減ります。
そして、限定した患者さん以外にもHDFを行うことができますので、透析困難症が生じたときにHDFの機械が空いていないからできないと言うことは有りません。
と言うより、常に全ての人に対して透析困難症が生じにくい治療法が選択できると言うメリットはとても大きいと感じています。
新年度になりました。
4月1日です。
今日から新年度になりました。
援腎会すずきクリニック透析室も、本日より臨床工学士2名と看護師1名の新しい常勤のスタッフが加わります。
昨年年末からの透析患者さまの増加に、透析スタッフの増員が間に合わす、ご不便をかけたかと思いますが、今後はさらに充実した体制で患者さまを迎えられるように努力していきたいです。
さらに、今月から、常勤では有りませんが放射線技師さんも診療に参加してもらえることとなりました。
主に、透析患者さまのレントゲン撮影を担当してもらいます。
4月は診療報酬の改訂があり、患者さまの目に見える所と、目に見えない所で、いくつかの変更点が有りました。
診療の内容はこれまで通り、しっかりしたものを提供していきますので、これからもよろしくお願いいたします。
透析の仕組みとオンラインHDF5
オンラインHDF(ろ過透析)とは、ろ過透析で使用する点滴を透析液で代用する方法です。
最近では、逆ろ過が起こりやすい透析膜が主流となっており、オンラインHDFを行わなくても、透析液自体が体内に入って気安くなっています。
そのため、透析液は徹底してクリーンにしなければなりません。
当院では、東レ社製のトータルクリーン化システムというシステムを用いて、細菌やエンドトキシンが測定感度以下となった純粋を使用して透析液を作っています。
この様に無菌状態の透析液の一部をろ過に使用するのがオンラインHDFです。この方法の利点は、48−60リットル(4−5時間透析)の透析液を点滴として使用する大量置換が可能なことです。
通常のHDFですと、サブラットという2リットルの決められた液を使いますので、保険の関係から置換液量は10リットルまでですので、大量置換はできません。
一般に、少量置換では後希釈法、大量置換は前希釈法を用いてろ過透析を行います。
両方にそれぞれメリットが有りますが、両方の希釈法が行えるのはオンラインHDFだけです。
前希釈オンラインHDFの模式図です。
まず、透析液の一部が補液として血液中に入ります。
透析膜(ダイアライザー)では、透析中に行う除水と透析液の一部から回った補液が中空糸から漏出し、中空糸の周りを流れる透析液と共に排液されます。
つまり、サブラットを使用するボトル型のHDFでは、その分の除水を多くする必要が出てきてしまうのに対し、オンラインHDFでは、入り口と出口での差は、除水分だけになります。
これが、オンラインHDFが通常のHDFに比べ密封系で安全だという理由です。
以上がオンラインHDFの仕組みです。
この方法のメリットは、
1,密封系でボトル型HDFよりも安全である。
2,ボトル型HDFで行えない大量置換のHDFを可能である。
3,サブラットを使用しないため、安価にHDFが行える。
と言うことです。
次回は、その効果について書きたいと思います。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。