- 2021.08.25
- 一般
新型コロナウイルスのワクチン接種をためらっている方へ
ワクチン接種を受けていない中高年の感染者数が増えて重症化しています。
ですので、ワクチン接種すれば現在流行のコロナを回避出来る可能性が高くなります。
しかし、今後ワクチンが効かなくなるかもしれませんし、分からない副反応が出てくるかもしれません。
その為、接種しないと言う選択をする方もいてもおかしくありません。
見えないもののリスクって大きく感じます。
私は医療従事者ですので、接種しないという選択枝はありませんでしたが、将来的なリスクを言われると可能性は0では無いですねとお答えするしかありません。
ただ、50才代で肥満、基礎疾患有りですので、感染したら重症化する可能性が有ると言う恐怖が大きいです。
遠いリスクより目先の大きなリスクを回避する方がいいと思いませんか。
そして、経営者ですので、沢山の職員を抱えている身としては感染による長期離脱は回避したいと言う事もあります。
最近のデルタ株は子供でも重症化しています。
子供は重症化リスク高く無いので接種を見合わせても良いかと考えていましたが、デルタ株の出現で考えを見直しました。
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いわゆるワクチンパスポートです。
ワクチン接種を受けていないと入れない飲食店や旅館も出てくる可能性もあります。
以上となりますが、ワクチンを受けたく無い方にもう一度しっかり考えて欲しいと思い書いてみました。
- 2021.08.23
- 一般
ワクチン接種後の抗体価
新型コロナウイルスデルタ株が恐ろしい勢いで広がってきています。
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こちらは、8月20日の東京都のモニタリング項目の分析からの引用ですが、40−60歳台の重症者数が全体の7割くらいとなっています。
都内のDrに聞きますと、既にベットは満床で酸素投与も受けられない低酸素の患者さんが出てきている状況であり、緊急事態となっているようです。
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ところで、ワクチン接種を受けた高齢層の方では、自分は大丈夫だと思い込んでいる方もいるかもしれません。ただ、ワクチン接種を受けていても感染したと言う報告も一定数されています。
マスクをする、密にならない、換気を良くする
などの対策は今後も継続必要と考えます。
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ところで、当院では、職員全員のワクチン2回接種後の抗体定量検査を行い、当院で透析を受けている透析患者さんにも自費ですが、ほぼ外注検査代金と言う価格で検査を勧めています。
この方は2回接種していますし、怠さの訴えが有ったと言う記録も残っています。
2回ともこの方だけに接種ミスがあったとは思えません。
https://www.ho.chiba-u.ac.jp/hosp/dl/news/info/info2021_03.pdf
- 2021.08.20
- 一般
職員全員のワクチン2回目接種1ヵ月後の抗体価
- 2021.08.15
- 一般
感染拡大している今だから大切な事〜マスクについて
あれ、そのマスクはしっかりした対策になっていたの?
と思ってしまいました。
飲食店などで「エアロゾル」感染も、WHOが新指針
正しい知識を身につけて感染を予防する事がとても大切です。
もうだまされない 新型コロナの大誤解 (幻冬舎単行本)
- 西村秀一/著
- 出版社名 幻冬舎
- 2021.08.13
- 一般
ワクチン2回接種後の抗体定量検査を勧めます。
福島県でも昨日230名の感染と新型コロナウイルス感染者数も増えてきており、大変な事態となっています。未だ、重症化を防ぐ有効な治療薬が普及してきていません(抗体カクテル療法が有効と言われていますが、まだ使える方が限られてしまっているようです)。
現在、最も有効な手段はワクチンとなっています。
先日のブログでもご紹介しましたように、ワクチン接種を受けている高齢者の感染率や重症化率は劇的に減少していますので、その効果は甚大です。
ただし、ワクチン接種しても十分な抗体が出来ていない場合も有るというニュースがありました。
ワクチンの効果発表 抗体ができていない例も 和歌山県:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASP8D6QMYP8DPXLB00G.html
85歳以上の9人は抗体値が低く、1人は抗体が確認されなかったそうです。ワクチン接種後に重症化したり亡くなられた方も出ていると言う事ですが、接種後の低抗体価の方の可能性もあるかと思います。
どのくらいの抗体価があれば十分なのかと言う事については、培養細胞での試験からの研究報告があり、ワクチン接種後の抗体価が4,160 AU/mL有れば95%の確率で高力価であり、抗体価が1000AU/mLだと62%の確率で高力価と言う事でした。
ちなみに、回復期患者血清の基準は840 AU/mLと言う事ですので、この程度の数値があれば比較的安心なのではと思います。
当院では、勤務する職員全員のワクチン2回目接種1ヵ月後の抗体価を測定しました。
千葉大学病院が1,800人程度を対象としたワクチン後の調査ですと、
抗体が付きやすい場合は
感染の既往あり
女性
1回目と2回目の投与間隔が長い
抗アレルギー薬内服中
であり
抗体が付きにくい場合は
年齢が高い
ステロイド内服中
飲酒の頻度が高い
と言う結果でした。
https://www.ho.chiba-u.ac.jp/hosp/dl/news/info/info2021_03.pdf
ちなみに私は男性で飲酒の頻度が比較的高いのですが、抗体価は7000くらいで十分な数値となっていました。
透析患者さんも検査しています。
検査案内に、集計したデータは学術で使用する場合がある事を了解して頂き検査を受けて貰っています。
人数が少ないですが、抗体価が低い方もいます。透析を受けている方の抗体価は低いと言う報告もあります。
しかし、80歳を超える高齢の方でも抗体価が1万くらいの方もいます。
ワクチン接種したことでどのくらい感染リスクが下がったかを知るための指標となりますので、是非とも検査を受ける事をお勧めいたします。
検査はワクチン接種2回目の1ヶ月後くらいが良いようです。ちなみに保険診療では出来ませんので、自費診療となり、検査代金はその医療機関によって異なります。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。