震災前後での患者状態比較
6月5日の日曜日に郡山市で行われた福島腎不全研究会で、当院看護士の橘健一が、『震災前後での患者状態比較』について発表いたしました。
これまで、発表したスライドはブログで紹介していたのですが、今回紹介が遅れていましたが、紹介いたします。
発表スライドは、クリニックホームページの学会発表にpdfファイルとして掲示しています。
https://enjinkai.com/society/2011/06/post_1.html
今回の発表は、東日本大震災により、透析液などの材料が不足したこと、繰り返す大きな余震の中で透析を行わなければならなかったこと、たくさんの被災者を受け入れた事が前提となっています。
そのため、透析時間を一時的に短縮して行わなければならなくなり、その事が透析者にどのような影響を及ぼしたかについて、データ解析を行い検討しました。
対象とした患者さんは当院で治療中の患者54名で、震災後に一定期間透析治療法の変更、透析時間の短縮を行った方を対象としました。
比較内容は
①透析開始時の血圧と降圧剤内服状況の変化
②体重増加量の変化
としました。
- 2011.07.09
- 生活 / くらし
測定と除染を急げ/児玉龍彦東大教授に聞く
2011年07月01日 asahi.com> マイタウン> 茨城> 記事
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
郡山は合同庁舎前で毎時1マイクロシーベルトくらいまで低下してきていて、室内はもっと低く、生活出来ないレベルではないです。
学校も表土除去をしましたので、集められた盛り土以外は遊べそうです。
でも、近くの側溝、落ち葉が集まった場所など線量が高い場所がたくさんあります。
子ども達が遊ぶはずの公園も手つかずで、数値が高いです。
我々としては、人が生活する場所で数値が高い場所を細かく調べ、子ども達が遊ぶ場所の表土を削ったり、掃除をする事を国や東電にやって欲しいです。
決してワガママでは無いと思います。
- 2011.07.08
- 生活 / くらし
鬼子母神のお祭りに行ってきました。
昨日、子供たちを連れて近所にある鬼子母神のお祭りに行ってきました。
年1回行われているお祭りで、100mくらいの道路が歩行者天国となって、露天がたくさん並ぶのです。
一応、神社に行ってお参りするのですが、子ども達はそんな事よりお面買ってとか、クジ引かせろとか、そんな事ばっかりです。
子供の同級生もたくさん来ていて、少しですが楽しい時間が過ごせました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鬼子母神(キシモジン)は、別名が訶梨帝母(カリテイモ)と言う神様です。
鬼神王般闍迦の奥さんで子供が500から1000人いたそうです。
他人の子を捕えて食べてしまうため、お釈迦さまが彼女が最も愛していた末子を隠してしまったのです。
子を失う母親の苦しみが分かり、その後は子供と安産の守り神となって今に至ります。
経産省と東電に桃購入要請 福島観光農園協
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これは素晴らしい。
是非とも実現して欲しいです。
出来れば、経済産業省と東京電力だけでなく、北海道から九州までの原発を所有する電力会社職員、そして20ミリシーベルトまでは問題ないと言っている文部科学省職員、保安院、安全委員会の皆さん、そして東電やGEなどの原発を販売しているメーカーの皆さんに、福島や茨城の基準値以下の野菜、コメ、魚など風評被害と思われる食品を適正価格で購入して欲しいです。
是非ともお願いします。
- 2011.07.04
- 生活 / くらし
郡山の現状はどうなの?
7月3日の新聞記事です。
小佐古教授が、「小児の放射線感受性を考えれば5ミリシーベルト以下を目指すのが常識的な線」と言っています。
実は最近某所にて中京大学武田教授の講演があり、参加する事が出来ました。
そこでも、5.2ミリシーベルトの被爆までなら受容出来るとの話が有りました。
内部被曝の扱いをどうするかと言う議論はあるでしょうが、
5200÷12÷30÷24=0.6マイクロシーベルト毎時
となりますので、郡山でもあまり外出せず室内にいるならばなんとか許容範囲に入りそうです。
但し、3月の被曝量を加味していませんので、これまでの蓄積と言う話ですと違ってきますが、少なくてもこれから避難するために転居する必要は無いのではと思います。
今、一番困るのは土の上で子供を遊ばせられない事です。
対策としては、せっかく被災証明があれば高速無料ですので、週末を中心に猪苗代や会津方面に出かけることです。
子供を外で遊ばせるのが目的ですが、そういう家庭は多い様ですね。
そんな事を考えていたところ、国もそのような対策を立てては居る様です。
http://manabishien.mext.go.jp/summercamp/
東日本大震災
子どもの学び支援ポータルサイト
以前聞いた山下教授の講演でも、いくつかの専門家が提言しており、国は動きが遅いが対応すると話してくれました。
やっと動いてくれた様です。
プロフィール

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。