慢性前立腺炎2
慢性前立腺炎の続きです。
ずいぶん間が空いてしまい、すみません。
今回は、症状スコアについて書きます。
慢性前立腺炎の症状を客観的に評価する為に、1999年にNIH-CPSI (National Institutes of Health – Chronic Prostatitis Symptom Index)が提唱されました。
これは、慢性前立腺炎の症状を疼痛21点、排尿症状10点、QOL12点のスコアにして、症状から病気の重症度を表すようにした物です。
だから、このスコアが解っても慢性前立腺炎の診断をする事はできません。
このスコアは慢性前立腺炎の患者さんの、症状の推移や薬剤の効果判定に用いられます。
今まで、慢性前立腺炎の治療を行っても、症状の改善度を評価する方法が無かったのですが、この指標が出来て、国際的にも同じ指標を使う事が出来る様になったので、疫学的、臨床的研究が可能となりました。
修繕工事
震災で2階の透析室はかなりダメージを受けました。
と言っても、当院は鉄骨作りですから、ボードが壊れるのは仕方がないことです。
当院の場合、修繕工事は透析を行っていない日曜日にやるしか無く、なかなか工事をお願い出来ない状態が続いていました。
最近になって、職人さん達も少し余裕が出てきたとのことで、日曜日ごとに修繕工事を頼めるようになりました。
ぼろぼろになったアスファルトも直してもらいました。
エアコンの蓋も落ちかけてしまい、テープでとめていたのですが、やっと綺麗になりました。
現在は、壊れたボードを取り替えている最中です。
今後は、壁紙が貼られて工事も終わりになります。
お正月は新たな気持ちでがんばれそうです。
来年は良い年になって欲しいです。
避難訓練
今年も消防法に基づき避難訓練を行いました。
毎年行っていて、秋の年中行事みたいな感じになっています。
2階の透析室にある救助袋を用いて避難する訓練です。
先ず救助袋の箱から救助袋を取り出し、階下に落とします。
最後まで落とすとトンネルが出来ます。
今年も数人が救助袋を通って1階まで降りて訓練は終了しました。
毎年やっているので、今年はみんな要領よくやってくれました。
肺炎球菌ワクチン接種について
日本では「肺炎」で亡くなる方が現在でも多く、しかも高齢になるほどその割合が高くなります。
原因の菌としては、70才以上の方では「肺炎球菌」による感染が多く見られます。
予防としては、肺炎球菌ワクチン接種が有効です。
このワクチンは保険適応が無く、接種費用が高額であり、なかなかお勧め出来ませんでした。
ただ、一度打つと5年間持続するメリットもあります。
ワクチンの副反応については、5年以内の再接種で無ければインフルエンザワクチンと同等です。
5年以内に再接種すると副反応が出やすいのでご注意ください。
今回、日本赤十字社より東日本大震災で被災した地区に
肺炎球菌ワクチンが無償で提供されました。
対象は70歳以上で過去5年間に接種を受けていない方です。
接種期間は来年3月31日までですが、無償接種はなくなり次第終了となります。
ご希望の方は受付にてご相談ください。
職員旅行
11月20日の日曜日に、職員旅行としてディズニーランドに行ってきました。
当院は外来専門であり夜勤等がありませんので、子持ちのスタッフが多数おります。
震災直後は、原子力発電所が爆発して、郡山からもたくさんの方が避難しましたが、当院のスタッフはずっと頑張ってくれました。
とても感謝しています。
また、その後も原発事故の影響で子ども達が外で思い切り遊べないと言う状況が続いていますので、今回の旅行を企画しました。
スタッフとその家族、我が家の子ども達と総勢20数名で行ってきました。
午前6時に出発して、10時前にディズニーランドに到着しました。
日曜日は天気がよく比較的暖かかったので、園内はたくさんの人で混雑していました。
まずは、午前のパレードをみてすごしました。
お昼ご飯を食べた後、空飛ぶダンボに乗ったのですが、待ち時間も1時間と半端でないですね。
フォンテットマンションはファーストパスで入りましたので、ほぼ待ち時間無しでした。
今回は、特設ステージでのショーが抽選で当たり家族で見ることが出来ました。
楽しい時間を過ごすことが出来ました。
スタッフにも好評だったので、来年はディズニーシーに行こうかと盛り上がっています。
これからもスタッフと気持ちを一つにして、しっかり透析を実践して行きたいと考えております。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。