松腎に行ってきました。
先週の土曜日・日曜日と、オンラインHDFで有名な島根県松江市の松江腎クリニックに行ってきました。
松江透析カンファランスという透析従事者の勉強会で被災したクリニックとして話をして欲しいと言う依頼があり、お受けしてお話させていただいたのですが、その時にクリニックを見学させていただきました。
松江腎クリニックの草刈先生と僕です。
クリニックは新しく増築したクリニックで、広くて天井が高く間接照明で長時間リラックスして過ごせる透析室と、外部から隔離された機械室でした。
夜の講演会では、このブログでも記事とした『透析クリニックが被災して』と言う題名でお話させていただきました。
原発事故後の辛い時期のスライドは、毎回ですが言葉が詰まります。
なんとか無事終了して日曜日に帰路につきました。
行きたかったクリニックの見学が出来て最高でした。
愛-Podアンケート調査報告2
矢吹病院では、よい透析を、
透析中血圧が下がらず、痛み、かゆみ、イライラ、不眠などの不快な症状がない透析
と定義しています。
愛Podとは
患者(Patient)の
訴えに基づく(oriented)
透析(dialysis)
です。
まずは、愁訴を知る事から始まります。
そのために、「透析治療に関する自己症状調査シート」を用いて調査を行います。
調査シートの内容です。
痛み、かゆみ、イライラ、だるさ、動悸と息切れ、便秘、不眠、透析中の症状や穿刺痛。食欲や食事制限、精神的な部分まで様々な内容です。
矢吹病院では、年2回調査用紙を配布し、各項目で3点以上の項目や合計で30点以上の患者さんに対して、その症状を改善するための検討を行っています。
- 2012.05.25
- 診療
愛-Podアンケート調査報告 ~無愁訴透析を目指して~
5月20日の日曜日に第86回福島腎不全研究会が郡山市で開催されました。
僕が、
キンダリーAF-2PからカーボスターPへ
変更による血ガスデータの変化
看護師の橘が
愛-Podアンケート調査報告
~無愁訴透析を目指して~
と言う演題で発表しました。
今回、愛-Podアンケート調査報告に関してご紹介いたします。
当院では、透析時間の延長や高血流量、そしてオンラインHDFを組み合わせた〝しっかり透析〟を行い、患者様の生命予後改善と、無愁訴透析を目指しています。
山形県の矢吹病院では、患者愁訴に対応する事を目的とした愛-Pod宣言を提唱し、愁訴のない透析を目指しています。
http://www.seieig.or.jp/seiei-new/seiei-aipod-new.html
今回、現在当院に通院中の患者に対し、愛-Pod宣言で使用される「透析治療に関する自己症状調査シート」を用いて愁訴について調査しました。
- 2012.05.24
- 生活 / くらし
数土氏の東電社外取締役兼務
数土氏の東電社外取締役兼務、官房長官「問題ない」
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制度的には問題無いかも知れないですが、事故を起こして世間から注目されている企業とそこを取材する立場にある人間が兼務出来るはず無いですよね。
これからも注目していく必要があります。
東京新聞の記事もご覧ください。
- 2012.05.20
- 生活 / くらし
21世紀記念公園の放射線量
本日の金環日食はとても残念でした。
お昼になって晴れてきたのがむなしいです。
昨日の日曜日はよく晴れた一日でしたので、子ども達と21世紀記念公園に自転車の練習に行きました。
21世紀記念公園 麓山の杜は郡山市の市街地の中心部に位置する公園です。
中央に噴水があって、軽食が食べられるお店もあって、日曜日にくつろぐには最高の場所でした。
ただ、震災後は、麓山ですから郡山市内でも放射線量が高いと言われている場所で、子供たちを遊ばせるにはちょっと心配な場所と考えていました。
最近暖かくなって、子供たちが屋外で遊びたいと言う訴えが多くなってきました。
先日は開成山公園で自転車遊びをしたのですが、自転車に乗っていた場所は1マイクロシーベルトくらいでした。
21世紀記念公園の方が放射線量が低いという話もあり、家族で自転車に乗って線量計を持って出かけてきました。
公園西側の緑の多い場所から入っていったら、いきなり1.4マイクロシーベルトの値で大丈夫かなと感じました。
モニタリングポストの数値は0.57で僕の線量計も0.65でしたので、大幅な狂いは無いようです。
でも、モニタリングポスト近くの数値は低いですが、公園全体は1マイクロシーベルトくらいあり、決して低い数値ではありませんでした。
最近測定した数値が0.59マイクロシーベルトだという標識が立っていましたが、すぐ横で測って1.53マイクロシーベルトでした。
我が子も1時間くらい遊ばせました。
たくさんの子供たちが遊んでいましたが、0.5マイクロシーベルトくらいの場所は一部分だけで、ほとんどの場所が1マイクロシーベルトくらいあることは知っているのでしょうか。
本当に屋外で子供たちを遊ばせるのに苦労します。
今年の夏もどうすれば良いのだろうと考えてしまいます。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。