2012.12.24
研究
生活 / くらし

ふくしま健康ライフ

http://www.minyu-net.com/event/kenkou-life/tokushuu/121204/121204tokulife.html

福島民友社が主催する、「ふくしま健康ライフ」と言う講演会が有ります。

第21回講演会が11月18日に南相馬で行われました。
東大医科学研究所研究員で、南相馬市立総合病院と相馬中央病院に非常勤医で勤めている坪倉正治医師が「放射線について考える」と言うテーマで講演してくれたそうです。

坪倉医師は、朝日新聞に医療サイト「アピタル」と言う会員制のサイトに内部被曝通信というブログを書いており、このブログでも紹介しています。

今回もたくさんのお話があったようです。

注目したいのは、

昨年9月からの南相馬市立病院のホールボディーカウンターの結果では、検査した方の少なくても95%以上が核実験の影響があったとされる1960年代の日本人の平均値より低いこと

南相馬市のスーパーで食品を購入するときに県外の産地の食品を購入した方と気にしなかった方の内部被曝の数値は変わらなかったこと

ごく一部、出荷制限がかかった食べ物を未検査で毎日食べていた方達の数値が高かったこと

だということです。

2012.12.23
診療
開業 / 病院経営
仕事 / 職場

星総合病院内覧会に行ってきました

12月15日土曜日に星総合病院内覧会に行ってきました。

新築の素晴らしい建物でした。
病床は1床室と2床室とのことです。

病棟の一角に調理スペースがありました。

患者さんのご家族が料理をするスペースだそうです。

患者さんのご家族が、病棟で患者さんが食べたいものを作るスペースが有るなんてとても素敵ですね。

そして手術室の見学もしました。

ハイブリット手術室だそうです。
血管造影室と手術室をハイブリットさせるなんて、凄いですね。

最大20床の広い透析室

透析装置の移転はこれからになるそうです。

当院の患者さん達もお世話になっています。

また、よろしくお願いいたします。

小一時間ですが、胸をわくわくさせながら見学しました。
素晴らしい病院ですね。
とても期待しています。

来年の稼働がとても楽しみです。

2012.12.22
生活 / くらし
その他(一般)

使用済み核燃料はどう処理するのでしょうか。

http://www.taro.org/movie/2009/08/genshiryokuhatsuden.php

 

河野太郎の指摘 「日本のエネルギー政策」シリーズ1 原子力発電

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121221-00000780-yom-pol&1356067939

 

自公、安全条件に原発再稼働を容認…連立最終案

政権が交代し、早速原子力発電所については安全が確認されれば、再稼働を行うと言う方針になりそうです。

僕もこれまでだったら、安全な原発は再稼働しても構わないと思ったでしょう。
今回の事故は原子力村のおごりから生じたものだと思います。
しっかりした対策の取れた原発はよほどの事が無い限り(北朝鮮が攻撃する可能性有る)大丈夫かと思います。

でも、我々は知ってしまいました。
福島第一原発で現在一番心配なのは、4号機にある使用済み核燃料です。
大きな地震が起こって燃料プールが駄目になれば福島どころか、東京を含めた東日本が駄目になります。
4号機を被う建屋ができるのが来年末。
4号機の使用済み核燃料を取り出す作業にも数年かかると言われています。
この間に大きな地震があればアウトです。
ただし、そのくらいの地震が起こる可能性は極めて低いと考えていますが。

全国にもたくさん使用済み核燃料があります。
全国で14,870トンです。

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4110.html

これだけの地震が起こるこの国で行き場の無い核のゴミをこれ以上増やしていいのでしょうか。
子供達に負の遺産を残していいのでしょうか。

30年前に30年後にできると言われた高速増殖炉は、現時点で少なくとも実用化に40年かかると言われています。
現時点で使用済み核燃料のリサイクルができる見通しは立っていないのです。

なんとなく、こんな事を書いていると憂うつになりそうです。

http://www.taro.org/2011/05/post-1017.php

2012.12.21
診療
開業 / 病院経営

休日当番医

http://www.ftmis.pref.fukushima.jp/ap/qq/sho/pwqqtobasr02.aspx?blockcd=04&serviceid=pwqqtobasr

12月24日(月)の祝日ですが、援腎会すずきクリニックが外科の当番医になっています。
内科は津田循環器内科医院さんです。

ただし、祝日の受診ですと時間外加算がかかりますので、診察料が高くなります。
ご注意ください。

http://www.mitsubishielectric.co.jp/kenpo/shiori/iryouhi/takakutuku.html

明日22日土曜日の外来診療は休診といたしました。
ご了承くださいますようお願いします。

透析診療につきましては、通常通り行います。

2012.12.18
研究
生活 / くらし
その他(一般)

『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』

先日、妻から教えてもらいこの本を読みました。

読んでみてすさまじい内容でした。
あの放射能汚染と水素爆発で何時命を落としても仕方が無いような状況の中、決死の覚悟で手動のベントを行った様子が書かれていました。

全電源喪失による炉心融解に対しては、吉田所長が事故直後から自衛隊や関係機関に消防ポンプの出動を要請し、職員達が水を炉内に入れるラインを作ったことが、最終的にはなんとか最悪の事態は防ぐことができたことに繋がったと書かれています。

読んでみて思った事は、人の力って凄いなと言うことでした。
本当にありがとうと言いたいですね。
彼らの必死の行動が無ければ、現在は福島県に住んでいられなかったのかもしれません。

状況的には班目委員長がインタビューに答えた記載が的確です。

第一が制御できなくなれば第二だけでなく茨城の東海第二もアウトだった
そうなれば日本は北海道と汚染で住めない地域、西日本の三分割されていただろう

ただ、逆に言えば、慢心と神話を作り出す事で災害への対策があまりにもお粗末だったと言う事は事実です。
にもかかわらず、1年半以上経過しても、当時の責任がまだ取られていないことは有り得ない事だと思います。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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