2022.07.24
一般

第33回日本サイコネフロロジー学会学術集会・総会がweb開催

昨日の7月23日土曜日と本日24日の日曜日、第33回日本サイコネフロロジー学会学術集会・総会がweb開催されています。

援腎会からも昨日土曜日に3演題の発表がありました。

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  1. O-16  当院での透析患者における睡眠障害についての検討
    鈴木 一裕 医療法人援腎会 すずきクリニック
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  2. 適応障害を持つ透析患者のストレス
    原 博子 (医)援腎会 あさか野泌尿器透析クリニック 看護部
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  3. 生活環境を整える事で難治性の潰瘍が治癒した一例
    御代田由美子 医療法人援腎会 すずきクリニック 看護部

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そして院長は朝から一般演題座長で大忙しでした。

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友人が私が座長している画像を送って下さいました。

スクリーンショットは禁止されていますが、座長をしている姿を撮ってくれましたのでお許しください。

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本日も午前中は一般演題を中心に聴講し、午後は春木記念賞受賞講演や所属する広報委員会シンポジウムも見逃せません。

16:00から次期大会長講演なるものも有ります。

次期大会長である医療法人社団 大誠会の種田 美和先生の御講演も楽しみです。

私も次次期大会長として見逃せません。

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日本サイコネフロロジー学会2024年次大会の郡山開催が決まりました。

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今日も来い1日になりそうです。

最後に、再来年の学術集会の名刺を掲載いたします。

大会のテーマは春木繁一先生の御著書と重なってしまいますが、透 析患者が安らかな毎日を過ごせる様に、「透析とともに生きる」といたしました。

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2022.07.14
一般

新型コロナウイルスワクチン4回目接種(郡山市)について

最近新型コロナウイルス感染者数が増加してきました。

心配になってきている方も多いかと思います。

4回目接種に関しては下記の方が対象となります。

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  • https://www.city.koriyama.lg.jp/site/coronawakuchin/37054.html#kiso
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  • 基礎疾患を有する方は、下記疾患で通院又は入院している方となります。
    • 慢性の呼吸器の病気
    • 慢性の心臓病(高血圧を含む。)
    • 慢性の腎臓病
    • 慢性の肝臓病(肝硬変等)
    • インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病
    • 血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血を除く。)
    • 免疫の機能が低下する病気(治療や緩和ケアを受けている悪性腫瘍を含む。)
    • ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
    • 免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
    • 神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)
    • 染色体異常
    • 重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害が重複した状態)
    • 睡眠時無呼吸症候群
    • 重い精神疾患(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療育手帳を所持している場合)

    また、BMI 30を満たす肥満の方も対象となります。

    ※BMI:体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

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  • 60歳以上の方で3回目接種から5ヵ月経過している方には接種券が送られてきますが、18歳から59歳で基礎疾患のある方は自ら申請しないと接種券は送られてきません。
  • 接種券が送られてこないなあと思っている方もいらっしゃるかと思いますが、簡単な申し込みで登録出来ますので、是非ともご登録ください。
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2022.07.06
一般

第67回日本透析医学会学術集会・総会に参加してきました。

7月1日から7月3日の間、横浜みなとみらいのパシフィコ横浜にて開催されました第67回日本透析医学会学術集会・総会に参加してきました。

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院長がシンポジウム『よりよい長時間透析を目指して』

にて『長時間透析における血流量設定をどう考えるか?』

と言う演題名で講演させて頂きました。

当院で行っている『しっかり透析』のデータを用いて血流量に関して講演させて頂きました。

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シンポジウム内での討論も盛り上がりました。

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スタッフからも一般演題に2演題の発表があり、久しぶりの現地開催でたくさんの討論が出来て刺激を受けました。

最近webでの学会が多かったですが、実際に直接会ってでないと出来ない事はたくさん有ると実感いたしました。

2022.06.26
一般

透析での体重測定時に顔認証と体温測定が出来る様になりました。

当院では、透析装置を管理し電子カルテと連動する人工透析管理システム MiracleDIMCS UXを採用しています。MiracleDIMCS UXに顔認証サーモカメラ連携機能が搭載されました。
透析室に入室して体重測定時に顔認証と体温測定を行い、透析室内のPCに報知される陽になりました。
今まではカードを使用しての認証でしたが、顔認証とする事でより確実に認証が行え、間違いリスクを減らすことが出来る様になりました。
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患者さんのカードが無くなり、体重計の前もスッキリとなりました。
2022.06.24
一般

最近話題の「サル痘」について

最近、欧米などを中心に「サル痘」と言う感染症が多数報告されており、WHO(世界保健機関)では専門家による緊急の委員会を招集し「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるか検討中だとのことです。

何故、「サル痘」と言う感染症について私がブログに書くのかについては後で触れます。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220623/k10013686091000.html

 

サル痘は1970年にザイールでヒトでの初めの感染が確認されたサル痘ウイルスによる感染症で、中央アフリカから西アフリカにかけて流行しています。国内では感染症法上の4類感染症に指定されています。

これまではヒトからヒトへの感染は確認されていませんでしたが、今年の5月以降、従前のサル痘流行国への海外渡航歴のないサル痘患者が欧州、米国等で報告されています。

サル痘はゲイ・バ イセクシャル・その他の男性間の性交渉を行う者での感染事例が多いようです。

いわゆる性感染症という事になり、一応性感染症学会専門医である私がブログに書く理由となっています。

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ウイルスに曝露後、通常6-13 日(最大5-21 日)の潜伏期間の後に発症して、発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0-5日程度持続し、発熱1-3日後に発疹が出現するそうです。
皮疹は顔面や四肢に多く出現し、徐々に隆起して水疱、膿疱、痂皮となり、男性間性交渉の間で報告されている症例では、外陰部に病変が集中しているとの事です。
多くの場合2-4週間持続し自然軽快しますが、小児例や、あるいは曝露 の程度、患者の健康状態、合併症などにより皮膚の二次感染により気管支肺炎、敗血症、脳炎、角膜炎などの合併症を引き起こし重症化する事もあります。

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サル痘常在国における致命率は 1-11%程度だそうですが、今回の欧州、北米での流行では現時点で死亡例無しとなっています。我が国で利用可能な治療薬はありませんが 欧州においては特異的治療薬として Tecovirimat が承認されています。
根絶した天然痘と似た感染症ですので天然痘ワクチンによって約 85%発症予防効果がありますが、1980年5月にWHO総 会で根絶宣言が出されて、1976 年を最後に痘瘡ワクチン の定期接種(種痘)が廃止されています。
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サル痘ウイルスにさらされてから4日以内に天然痘ワクチンを接種すると感染を予防する効果が、4~14日以内の接種で重症化を予防する効果がああり、テロ対策として日本でも250万人分の天然痘ワクチンが備蓄されています。
感染が新型コロナウイルスやインフルエンザなどの呼吸器感染とは違い一気に広がる感染症とは異なりますので、ワクチン接種の対象者も感染者を治療する医療従事者や感染者の濃厚接触者などに限られそうです。
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基本は動物からヒトにうつる感染症で、不特定多数との性交渉やアナルセックスなどを行わなければ恐れる事も無いかもしれません。
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今回の情報は、下記リンク先や私が調べた範囲内での情報ですので、今後また違った情報が出てくるかもしれません。
現時点での情報と言う事でご理解ください。
http://jssti.umin.jp/pdf/sarutou_220623.pdf

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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