2020.01.29
一般

食塩摂取量について

昨夜はとある講演会に行ってきました。

ご講演で、塩分摂取量と死亡リスクについてのお話がありました。

 

 

これは、ニューイングランドジャーナルという一流の医学雑誌に載った論文で、17か国、約10万人の方を対象としたコホート研究(特定の要因に曝露した集団と曝露していない集団を一定期間追跡し、研究対象となる疾病の発生率を比較する研究)です。

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1311889

 

こちらの結果だと、塩分摂取量が12g程度で最も予後が良いという結果です。

グラフの横軸がナトリウム値なので、2.54をかけると塩分量(g)になります。

やっぱりある程度は塩分を取らないといけないんですね。

 

但し、これは透析を受けている方にはあてはまりません。

1日12gの塩分摂取量ですと2日で24gの塩分摂取量となります。

塩分8g摂取すると身体は水分1リットル取るようになりますので、中1日の透析で3kg増えてきます。

中2日ですと4.5kgの増加になります。

そんなに体重が増えると心臓に負担がかかりますので、透析患者さんは8gくらいでお願いします。

 

2020.01.29
一般

第10回透析運動療法研究会 ランチョンセミナー1

第10回透析運動療法研究会では2つのランチョンセミナーを予定しています。

ランチョンセミナー1の案内状です。

 

 

2月 9日(日) 12:30~13:30

ビッグアイ 市民交流プラザ 7F 第1会場

演者は自治医科大学付属さいたま医療センターの大河原晋先生です。

専門分野は、水電解質 透析患者の体液管理 と言う事で

今回は

 

ドライウエイト設定法

〜これまでの到達点と今後の方向性〜

 

と言う我々透析従事者にとっては知っておきたい知識を講義頂けると言う事です。

多くの方のご聴講をお待ちしております。

2020.01.24
一般

つばさミュージックエクササイズ(TMX)

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑写真を押すと動画が見られます。

 

東京両国で透析中の運動療法を積極的に行っている すばさクリニック 様からDVDを譲って頂きまして、すずきクリニックでも数名の方ですがつばさミュージックエクササイズ(TMX)を行っております。
第9回透析運動療法研究会の実習でもTMXを体験できましたが、我々健常人でも一汗かくようなエクソサイズです。
すずきクリニックの患者さんで許可を得た方がエクソサイズを行っている場面を動画撮影致しました。
ご覧になってみてください。
現在5名ほどの方がTMXを行っておりますが、今後更に増やしていきたいと思います。

リンク先はつばさクリニックのホームページです。
ご参照ください
http://www.tsubasaclinic.jp/team2.html

2020.01.14
一般

透析運動療法研究会の準備も大詰めです。

2月8日(土)と2月9日(日)に郡山ビューホテルとビッグアイ市民プラザで開催する第10回透析運動療法研究会の準備も大詰めとなってきました。

連日、大会事務局、副会長の安藤先生、当院事務長や透析スタッフと活発なメールでの打合せをしています。

時々、大会事務局の担当者や安藤先生とも直接会っての打合せをしていましたが、本日は東京から大会事務局と映像や会場設営の担当者が現場確認のために郡山を訪れてくれましたので、当日の細かい打合せを行いました。

 

 

ビックアイ市民交流プラザ7階の第1会場です。

以前は、福島腎不全研究会でも使用していたおなじみの会場です。

第10回透析運動療法研究会でもメイン会場として使用します。

 

 

 

そして、ビックアイ市民交流プラザ6階の展示室です。

こちらは、実習会場と企業展示の会場となります。

会場をどの様に使うのか、綿密な打合せを行いました。

 

17時からの打合せは19時くらいまでかかり、その後イブニングセミナーを行う郡山ビューホテルでの事前確認を行い、本日の打合せは終了致しました。

まだまだ準備でやる事がたくさんあります。

スタッフ一同頑張っていきたいと思います。

2020.01.09
一般

インフルエンザが流行っています。

インフルエンザが流行してきているようです。

今週の日曜日に郡山医師会病院の夜間救急外来で内科診療を行いましたが、受診された36名中18名がインフルエンザという診断でした。

ほとんどの方がインフルエンザAでしたが、インフルエンザBの方もお人いらっしゃいました。

これだけ流行ってくると透析患者さんも十分に注意が必要です。

 

日本透析医会と日本透析医学会が共同して開催した

透析患者における新型インフルエンザ対策合同会議作成の

『透析者のための 新型インフルエンザ対策』

に細かく書かれていますので、是非参考にしてください。

 

そこで、一つ注意して頂きたいのは

インフルエンザでタミルルを内服する場合、透析患者さんではタミフル75mgを1カプセル飲めば治療も予防も十分です。

 

上記より引用

 

これだけは是非とも覚えておいて頂きたいと思います。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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