おみやげは温泉卵
昨日の記事で、研究会でいろいろためになる話を聞いてきたと書きましたが、その中で特に役立てそうな講演がありましたので、記事にします。
透析にはシャント血管に針を刺す操作が必要です。
針を抜いた後は出血しますので、必ずガーゼなどを使って出血部位を押さえなくてはいけません。
透析室には、たくさんのスタッフがおり、若い人から、年を取った人。性別も違います。
本来は止血操作も同じ強さとしなければいけないのですが、なかなか同じ強さで圧迫するのは難しいのではないかと思います。
これまでは新人のスタッフに対しては、このぐらいと口で止血の強さを伝えていました。
圧迫は、強すぎてはシャントがつぶれてしまいます。
出血しないぎりぎりの強さで押さえることがポイントです。
そのぎりぎりの強さが、温泉卵を押して割れないくらいの強さだそうです。
この講演を聞いて、思わずこの方法についていくつか質問してしまいました。
一つは生卵やゆで卵ではだめかについてですが、やはり温泉卵でなければならないそうです。
研究会が行われたホテルからスタッフへのおみやげとして買ってきた温泉卵と、学会スタッフの方が僕が質問してる写真を撮ってくださって、写真をいただきましたので、並べて撮影しました。
今日、早速みんなでこの温泉卵を押してみたいと思います。
アクセス研究会
今週の25、26日と山形県かみのやま温泉で、透析で使用するシャントの研究会が行われました。
全国的な研究会でしたので、土曜日の外来後に参加させていただきました。
いろいろと勉強しましたので、これからの臨床に役立てていきたいと考えております。
帰りの新幹線で撮影した、かみのやま温泉駅の写真です。
以前、山形で行われた東北腎不全研究会も土曜日の午後から行われ、お昼を食べる時間がなく新幹線に飛び乗ったのですが、今回も同様にぎりぎり間に合った状態でした。
その時は、米沢まで我慢できず、途中で「はらくっち弁当」を食べてしまったことを書きましたが、今回は米沢名物「牛肉ど真ん中弁当」を是非とも食べたいと思い、米沢駅まで我慢しました。
米沢に着いたのが、2時半ですので、お腹はペコペコでした。
米沢駅につく前に、販売員のお姉さんに「牛肉ど真ん中弁当」を予約して準備万全のはずでした。
ところが、いくら待っても弁当が来ないのです。
実は、お弁当が積み込まれたのは、僕が乗っていた車両から一番遠い車両で、かみのやま温泉手前ぎりぎりでお姉さんが到着したので、車内で食べられず、予約をキャンセルするしかありませんでした。
どうも、僕は「牛肉ど真ん中弁当」と相性が悪いようです。
でも、是非とも食べたいと思っていますので、この次も機会が有ったら狙っていきたいです。
インフルエンザワクチン接種開始
当院でのインフルエンザワクチン接種は、10月15日より開始しましたが、2,3日前よりぽつぽつと接種を行う方がいらっしゃるようになりました。
当院看護師さんからは、『先生がやってね』と言われてしまい、現時点では院長接種となっています。
忙しいときは看護師さんがやってくれるそうです。
患者さんで、『看護師さんにやってほしい!』と言う方がいらっしゃったら、どんどん申し出てください。
痛くない接種の仕方を考えてやっております。
刺す場所を圧迫してから接種すると、皮膚の感覚が鈍化して痛みが減ると言われていますので、刺すところをよく親指で圧迫してから刺しています。
そして、皮下で表面に近いと副反応が出やすいと言われているので、なるべく皮下脂肪の厚い部分を選んでもいます。
また、お子さんで、赤く腫れ上がった場合には、腫れを引かせるお薬がありますので、気軽におっしゃってください。
クリニックの透析中
援腎会すずきクリニックの2階では血液透析治療を行っていますが、透析治療の間、患者さんたちは様々な時間を過ごしています。
日頃の疲れを癒すために眠っている患者さん。
テレビを見て楽しんでいる患者さん。
ベッドを起こして本をずっと読んでいる患者さん。
そして、以前紹介したエルゴメーターを使ってエクササイズをしている皆さんもたくさんいらっしゃいます。
午後の患者さん2人がエルゴメーターでエクササイズしています。
一人の方は、夏の間、午前中水泳をしてから午後の透析中エルゴメーターを行っていました。
もう一人の方も、毎日の散歩しており、エルゴメーターも1時間行っています。
このエルゴメーターは電動式なので、無理なくエクササイズ出来るのが好評な様です。
たくさん栄養をとっていただき、どんどん運動してもらい、たまった毒素は十分な透析で除去するのが援腎会の方針です。
金魚の『くろ』急病
以前の記事で、クリニックの受付横に水槽を設置したこと、そして6匹の金魚に名前を付けて飼っている事を書きました。
鮮やかな色合いの『太郎』と『次郎』。
他の金魚より小さい『小太郎』。
赤くて区別がつきにくい『一号』、『二号』。
(尾ひれの大きい方が『一号』で、小さい方が『二号』です。)
全体が黒い『くろ』。
ところが、最近皆大きくなり、『くろ』は黒の頭部の色が赤く変わり、身体も金色の金魚に変身していました。
そのため、名前を『くろ』から『金』とでもしようかと話しておりました。
その黒が、本日、朝から水槽の底にひっくり返り、急病状態でした。
それで、当院金魚係が別の容器に収容し、現在集中治療中です。
まずは、生理食塩水を使った薬浴と絶食で治療を行うとのことです。
薬浴に入れた後は、少し元気を取り戻し、ひっくり返った状態から復活していました。
何とか以前の『くろ』に戻ってほしいとスタッフ一同願っています。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。