まず、透析の考え方です。
最初に掲げたのが、透析診療における三つの柱です。
1. 透析専門医がじっくり時間をかけて診療いたします。
2. 高度な水質管理を行い、全台オンラインHDF対応です。
3. 『透析をやって元気になろう』を目指します。
透析の診察は、月一回は診察室での時間をかけた診察を行いたいと考えています。
と書きました。
これは、開院当初より現在まで続けています。
一時期、月2回の面談を行っていましたが、透析が終わった後に少し待ってもらったりするので、やっぱり月1回でやろうと言うことで、現在は月1回の面談をしています。
すごく落ち着いていて、特に話すことも無い方もいらっしゃいますが、レントゲン写真やデータをきちんと説明し、困っていることが無いかを確認する良い時間になっています。
月1回では、栄養指導も月1回行っています。それは、とても重要なことだと思っています。
初回は、個室でじっくり時間を取って行いますが、その後は透析中のベッドサイドで、直近の検査データも含めて、管理栄養士が説明してくれます。
患者さんのデータや状態は刻々と変わってきます。
当院では、糖尿病の方が多いのでなおさらです。
数年前にやった栄養指導が、現在の状況に合っていることの方が珍しいのでは無いでしょうか。
次の透析液清浄化ですが、この点については、当院の優秀な技師たちに任せっぱなしです。
透析液が清浄化されていると言うことは、透析治療の土台になることですので、絶対に守らなければならないことです。
もちろん、清浄化をきちんと確認するために、エンドトキシンおよび細菌検査を月1回欠かさず行っています。
これは、ホームページや更衣室前の掲示板に載せていますが、きちんと清浄化されていることを示すことは大切だと思います。
これによって、全台オンライン濾過透析可能となっています。
それで、全ての患者さんに大量置換の濾過透析が行えるようになってます。
大量置換オンラインHDFの効果だと思いますが、当院に移られた患者さんの多くの方が、かゆみが良くなったとおっしゃっています。
そして、半年以上観察した患者さんのほとんどの方が心胸比が小さくなっています。
リンの値も下がり、炭酸カルシウムの内服量が減ったことは、昨年の福島腎不全研究会で報告させていただきました。
オンラインHDFの利点であるアミロイド症に対する効果は、長期透析の患者さんがいないためによく分からないのですが、透析が終わって帰られる患者さんと、これから透析を受ける患者さんの区別がつかないほど、透析後の患者さんたちは元気に帰って行きます。
もちろん、オンラインHDFの最大の利点である透析量は、全ての患者さんで増加することが出来ています。
当院に転院してきた患者さんは、全ての方が『元気で長生き出来る様になる』ということが、現在のクリニックの目標です。
このブログで書いたこと
ブログを始めて1年以上が経過しています。
前々回の記事は300回目の記事となりました。
最近気づいたのですが、ブログって昔に書いたことがどんどん埋もれていってしまうのですね。
初めに書いた、とても大切なこと。
クリニックでやりたいこと、治療に関する考え方など、一度書いてしまうと、同じことを繰り返して書くのはちょっとまずいかなとか思ったりします。
ただ、大切なことはやっぱり何回も書いた方がいいかなと感じます。
ちょっと、何回かに分けて、開院当初に考えていた透析や泌尿器科に関しての考え方を、1年近く経過して考えが少し変わったこともあると思いますので、加えて書いてみたいと思います。
- 2009.03.18
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こちらも品切れ
前回は、「透析医が透析患者になってわかった しっかり透析のヒケツ 」の品切れのことを書きました。
全然関係ないのですが、日曜日にオートバックスに行ってきました。
ETCを購入した場合に助成金が5000円出て、その期限が今月いっぱいと聞いたからです。
基本的に運転が嫌いな私は、高速の運転なんて、怖いのでしません。
もっぱらバスや電車で移動するのが楽ですが、実家の埼玉に帰るのに片道4000円かかっていた高速代が、1000円になるというのですから、これは購入しなければと思いますものね。
ところが、
日曜日の朝にはまだ商品は有ったようですが、お店に行った午後にはETCは品切れで、いつ入ってくるかも分からない状態だとのことでした。
実は、ETCが無くなる前に、助成の申請用紙が無くなり、その時点で助成を受けることが出来なくなったんだと店員さんが話してくれました。
でも、政府は助成の延長を検討しているようです。
それに期待して、購入しようか。
はたまた、次の選挙で民主党が与党になれば、高速道路無料になるとの話なので、その場合ETCは必要なくなると見込んで我慢するか、どうしようか考え中です。
品切れ状態だそうです。
先日、「透析医が透析患者になってわかった しっかり透析のヒケツ 」と言う本が出版されると言うことを記事にしました。
3月19日発売予定ですが、どうも予約が殺到して、品切れ状態のようです。そんなに注文が殺到しているのか、もしくは初版数が少ないのでしょうか。
先ほど、予約した本屋さんに電話で問い合わせしたところ、初めは、明日か明後日に入ると連絡が有ったのですが、その後来週中にという連絡が来ました。
やっぱり予約殺到ですね。
読んだら記事にしたいと思います。
はまっています。その2
前回、はまっているお店を紹介しましたが、今回は誰でも簡単にできて食べられるはまっている食べ物の話です。
以前、やぐら太鼓というお店の紹介をしたことが有りますが、そこで注文して大変美味しかった『納豆茶漬け』です。
これは、簡単に作れてとても美味しいです。
ご飯に海苔茶漬けをふりかけて、その上に納豆を載せて、お湯をかけるだけです。
それだけだとちょっと薄味なので、タレもかけていますが、お勧めは金の粒のゼリーたれです。
妻は、たれでなく塩昆布のトッピングの方が美味しいと言ってました。一応参考に。
納豆は、お湯につかるため、ねばねばは無くなり、さらさらといただけます。
納豆好きには是非ともお勧めの一品です。
昨日この記事を書いていたのですが、やはり本場のやぐら太鼓に行って、本場の味を確かめなければと言うことで、先ほど行ってきました。
ちょっと暗い写真ですみません。
本職の方が作る納豆茶漬けはやっぱり美味しかったです。
ただ、家で作るものも簡単に出来て美味しいです。
納豆好きな方は、試してみてくださいね。
プロフィール

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。


