PK-PD理論
最近、レボフロキサシンと言う抗菌薬の剤形が変わり、飲み方も変わります。
これまでは、100mg錠を1日3回内服していたのですが、最近500mg錠を1日1回内服するように変わるのです。
これは、PK-PD理論と言う考え方に基づいた考え方です。
PKは、pharmacokinetics:薬物動態で、
PDは、harmacodynamics:薬力学で、
抗菌薬の有効性や安全性を高め,さらには耐性菌の出現を抑制することを目的としています。
具体的には、レボフロキサシンのようなニューキノロン系の抗菌薬は、薬剤と菌が接している時間を長くするよりも、菌と接する薬剤の濃度を高くした方が、殺菌作用が強いことが分かっています。
こうした「濃度依存性」の抗菌薬は、1回投与量を増やして血中濃度を上げることで、より効果が強くなり、耐性菌も出来にくくなると言われています。
これまでは、薬の副作用をおそれるあまり中途半端な使い方をしてしまい、耐性菌を多く作ってしまっていたので、今後は耐性菌を作らない投薬の仕方が大切であると言われています。
当院でも、もう少しで使用できますので、使用したいと考えています。
新しいタイプの前立腺肥大症薬
前立腺肥大症の薬には、植物製剤、抗アンドロゲン剤そして、α1ブロッカーがあります。
現在は、α1ブロッカーというタイプの薬が第1選択として使われることが多く、よく効く薬として知られています。
先日、某メーカーさんがいらして、秋頃に、男性ホルモンを働きにくくすることで前立腺の肥大を改善する新しいタイプの薬がでると宣伝していました。
米国では、すでに中等症から重症の良性前立腺肥大患者に対する治療薬として2002年に承認されている様です。
また、毛はえ薬としての効果もあり、プロベシアと同様の効果があるようです。
副作用として、勃起不全や性欲減退、女性化乳房などもあるようですが、最近前立腺がん発症のリスクを減らすことが明らかになったことも聞いています。
現在は、前立腺肥大症の治療としては、α1ブロッカーを使用することが多く、種類を変えて処方して対応しています。
また、症状改善のためには、植物製剤を加えて治療しています。
新しいタイプの治療薬がでることによって、治療の幅がでることは歓迎することだと考えています。
ちょっと那須へ
週末、ゴールデンウィークどこにも家族を連れて行けなかった代わりで、那須に行ってきました。
5月はずっと週末忙しく、延び延びになっていたのです。
土曜日の透析が終わってから4号線をゆっくり行ったので、宿泊するペンションにたどり着くのがやっとだったのですが、今日は『りんどう湖ファミリー牧場』へ行ってきました。
今回初めて行ったのですが、我が家の5歳児と2歳児に最適なレジャー施設ではないかと考え、連れて行ったのです。
実は、妻が30年くらい前に幼稚園の遠足で行ったことがあり、あまり楽しくなかった思い出も有るようで、リベンジと言う意味も有りました。
メリーゴーランドから始まり、魚釣り、遊覧船、ミニ汽車、ゴーカート、子牛へのミルクあげなど、ほとんどの施設が幼稚園児向けであり、対象とする年齢層をかなり絞っていて、徹底しているなと思われました。
我が次男も2歳にして釣りにはまっていました。
将来は、釣り吉三平を目指すかもしれません。
ステージでのキャラクターショウも行っていました。
毎週末、侍戦隊シンケンジャー、仮面ライダーディケード、フレッシュ プリキュアのステージを交互にやっている様です。
本日は、プリキュアのステージで、シンケンジャーと仮面ライダーディケードが大好きな長男にとっては、とても残念だったようです。
子供たちにとって、大満足の一日だったようです。
本当に、小さい子供が喜びそうな施設がたくさんあり、同世代の子供たちをもつ方たちにはお勧めの場所です。
まあ、4号線を通っても90分くらいで着いてしまうところなので、時々子供たちを連れて行くにはいいかもしれません。
これで、当分の間、仕事に集中出来そうです。
6月14日(日)郡山腎友会で透析の講演をいたします。
6月14日(日)に、郡山腎友会の定期総会が郡山市障害者福祉センターで行われます。
今回、総会終了後、
『元気で長生きできる透析をめざして
—オンラインHDF治療の有効性について—』
と言う題名で、お話をさせていただけることになりました。
内容的には、どのような透析治療を受ければ元気で長生きできるかです。
また、当院で積極的に行っているオンラインHDFについても、知識の無い方でも理解できるように説明いたします。
学習講演会は、どなたでも参加できますので、興味のある方は、是非いらしてください。
日 時 2009年6月14日(日)午前10時より
学習講演会 午前11時20分より
会 場 郡山市障害者福祉センター「訓練室」
郡山市香久池1-15-15
℡ 024(934)5811
キリンフリー
先週の日曜日。
下の坊主とお留守番をしていました。
冠婚葬祭以外で、昼間からお酒は飲まない主義なのですが、ちょっとキリンフリーを飲んでみました。
ほんとにビールみたいなんですね。
飲んだ瞬間、酔っぱらうのではないかという錯覚が生じます。
これまでのビール風飲料とは違うと言う印象と、美味しかったと言う感想です。
でも、缶のまま飲むのは味気ないので、こういうものはコップに入れて飲むべきです。
また機会が有ったら、飲みたいですね。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。