人工蛹室
日曜日にカブトムシ用の人工蛹室を作りました。
仕切りがついている昆虫の飼育ケースと、切り花を差す粗大となるオアシスを買ってきて、オアシスにカブトムシが入るくらいの穴を空けたのですが、ちょっと大きかったので、トイレットペーパーの芯をその中に入れて人工蛹室としました。
クワガタの人工幼室は横穴ですが、カブトムシは縦穴です。
オアシスにたっぷりの水を含ませて、カブトムシをそっとトイレットペーパーの芯ですくい上げ、人工蛹室に入れました。
角しか見えませんが、右が雄で左がメスです。
でも、さなぎって全く動かないと思っていたのですが、おしりを振りふりすることを知ってビックリしました。
何とか成虫になってほしいです。
ブログの名前変えようかな。
カブトムシと透析と、そして泌尿器科
かな。
学習講演会7
時間の次は血流量と来ましたので、1回の透析で行う透析の量である標準化透析量Kt/Vについて説明します。
Kは、そのダイアライザーが除去する尿素の量であり、透析の効率を示します。これは、ダイアライザーの性能や、血液流量、透析液流量、濾過量に左右される数値です。tは透析時間, Vは尿素の溶解している体液量となります。
Kt/V=1とは、理論的に「全体を『一通り』きれいにしたこと」を意味するそうです。
Kt/Vも数値が高くなるにつれて、生存対するリスクは低くなっていくようです。
この調査では、Kt/Vが1.6以上になると生存のリスクは変わらない結果ですが、フランスのタサン病院で行われている8時間透析では、Kt/Vも1.85まで高くなり、非常に高い生存率となっています。(時間は独立した因子であるという考え方も有るので、高い生存率は長時間透析によるものではないかという指摘も有るかもしれませんが、他に紹介するものがなく、タサン病院を書きました。)
透析はどのくらいまでやっていいかという議論が出てきますが、僕は透析はどんなにやってもやり過ぎと言うことはないと思います。
それは、一般の人の腎機能が100とすると、腎不全末期では10未満の腎機能しかなく、透析をどんなに行っても20を超えることは難しいからです。
ただ、食事の取れない人では、いっぱい透析をやると痩せてくることが有ります。透析量を増やすことにについて行けない人がいます。
そのような方では、まずは栄養指導をしっかり行い、エネルギー摂取量を増やす様に指導すること、そして透析中に栄養改善の点滴を行ったりしています。
それでも改善しない場合には、透析膜を変えたり、ろ過を落としたり緩やかな透析にしています。
対応として時間を短くすることは誤りです。
特に高齢者では、データが良いから時間を短くしていいと言う考えがありますが、高齢者では、ゆっくり時間をかけて抜くことがいいのです。
学習講演会6
十分に毒素を抜く透析とはで、回数増やす事、時間を延ばすことを説明しました。
そして、その次に効率を良くするのは、血流を上げることです。
ただ、血流を上げることはそれほど効果は高くないです。
回数>時間>>血流
くらいに思ってください。
でも、ちょっと小耳に挟んだ話ですが、血流200で4時間と、血流240で、4.5時間で一年生存率のリスクが数倍違うという話もあるようです。
米国の透析は、効率第一主義です。
ですから、血流を非常に高くします。
ただ、それで効率を良くして時間を短くしようとしたため、生存率は日本より悪くなっています。
時間は短くせず、出来るならば血流を上げる事が大切です。
愛腎協ホームページより
これは、愛腎協のホームページから借用しましたDOPPS研究の結果です。
DOPPSとは「血液透析の治療方法と患者の予後についての調査」のことで、世界12カ国で2万人の透析患者さんに対する調査から、治療方法の違いが予後に影響していないかを研究した大規模調査です。
日本では、一般的に血流が低いのですが、血流を上げると強い傾きで生存のリスクが改善します。
高血流の米国でさえ、やはり血流を上げると傾きは緩やかですが、リスクが下がります。
そこで、よく言われるのが、『血流量を上げると、心臓に負担がかかるのではないか。』と言うことです。
でも、シャントに流れる血液は、毎分500-800mlです。
1000ml以上になると心臓に負担がかかる可能性があると言われています。
それで、仮に動脈側から300mlの血液を毎分脱血しても、同じ量の血液をシャントに返していますので、なんら問題ないと思います。
2002年に発表された米国での研究でHEMO studyと言うものが有ります。
透析量の大小、ダイアライザーの差によって、生命予後に差が出るか調べた研究です。
この研究で、血流量を上げて透析量を増加させた「高透析量群」において、死亡リスクや心臓死のリスクは増加しないと言う結果が分かりました。
脳血管障害が多い日本と比べ、心疾患が多い欧米で、しかも日本よりかなり高い血流で透析している米国の研究での結果です。
血流を上げることは明日からでも可能です。
いっぺんに上げると、具合が悪くなる場合も有りますので、まずはちょっとだけ上げることを試してみてはどうでしょうか。
となりは雄でした。
昨日、カブトムシの幼虫がさなぎになったことを記事にしましたが、もう一匹の幼虫が今日見たらさなぎになっていました。
昨日、明かりを付けて見たところ、上半身を動かしたので、まださなぎにはならないと思っていたのですが、今朝は黄金色でしかも立派な角を持ったさなぎになっていました。
すごくうれしいです。
昆虫嫌いの方すみません。
ただ、写真はなるべく害が無いように取って、スタッフに見てもらって大丈夫というものを載せました。
今日は、幼稚園に通うお兄ちゃんが受診したので、診察前にそっと誘い、さなぎを見せてあげました。
すごく喜んでいてよかったです。
現時点では、さわるとすぐ死んでしまうので、そっとしておいて、数日後に人口幼室を作りたいと考えています。
次回は、再び透析の記事を書きたいと思います。
カブト虫の幼虫がさなぎになりました。
1.2ヵ月前ですが、体育館脇で日曜朝に行われる朝市で、カブト虫の幼虫がなめこの瓶に入って売られているのを見つけました。
幼虫なんて育てられるのかなと思ったのですが、おばちゃんがこのまま置いておくだけでいいと言ってきて、そして3匹300円という安さにつられ、買ってしまいました。
家に持って帰ったのですが、妻が難色を示し、幼虫たちはクリニックの裏の玄関で育てられることになりました。
どんどん大きくなり、その瓶では狭すぎるようになったため、飼育ケースを買ってきて、土を変えてやり環境を整えたところ、幼虫は体長が10cmを超えるようになりました。
最近では、妻もその成長が気になって、毎日ケースをのぞくようになっていました。
最近、1匹は土の中で見えなくなり、もう2匹は表面で動かなくなっていたのですが、とうとう一匹がさなぎになりました。
幼虫の間は、ちょっと人に見せられるものではなかったのですが、角が生えてきたこともあり、お見せいたします。
ただ、土の上なので、このままでは死んでしまうようで、人工蛹室というものを作ってやらなければならないようです。
どなたか、作り方を知ってましたら教えてください。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。