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2009.07.20
診療
研究
その他(医療関連)

学習講演会18

これまでスライドに示した他に、むずむず足いわゆるレストレスレッグ症候群がよくなった患者さんが2名おりました。

そして、透析量が増加して、リンを含めた食事制限が緩やかになったと言う患者さんが多いです。
何度も書きますが、透析前の糖尿病食を透析後も続けて行くと患者さんは痩せてしまいます。
痩せない様な透析は、透析不足の透析です。
十分に時間をかけて、透析量を増やした透析を行うことが大切です。

また、オンラインHDFの効果だと思いますが、透析中に昇圧剤を使用しなければならない回数が非常に少なく、エホチールは5ヶ月間で1Aしか使わなかったです。

この発表では、当院の透析で問題となったことについてコメントさせていただきましたが、一番の問題点は、血流量は増加することについての患者さんの抵抗は少なかったのですが、透析時間を延長することはなかなか納得してもらえないと言うのを実感しました。

これは、これからもずっと課題だと思います。
全国平均よりも5時間透析の方は多いですが、それでもせいぜい2割くらいであり、しかも、身体の大きな男性の方で、この人には是非とも5時間をやってもらいたいと考えている方で、時間延長に同意していただけない方が多くいらっしゃるのは、我々の力不足かなと考えています。

また、透析量を増やすことについて行けない方がいらっしゃるのも現実です。
そのような方の場合、食事を増やすことが出来るのなら、繰り返し栄養指導を行うことで、食事量を増やすように働きかけることが大切で、難しい場合には、透析時の栄養補給や、ケースバイケースで緩やかな透析に変更することも必要だと思います。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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