2010.05.31
診療
開業 / 病院経営
その他(医療関連)

入院患者様の他院受診抑制について

今年4月に診療報酬の改定が行われました。
医師不足が深刻な救急や産科、 小児科、外科などの分野に診療報酬を増加させたことで話題になったかと思います。

その中で、入院患者様の他の医療機関での受診の取り扱いが変更されたことにかなり問題が有るようです。

問題点としては、

1,入院中の患者様が、他医療機関を受診した場合には、入院した病院の入院基本料が30%減額されます。

2,さらに、受診した他医療機関においても、「医学管理料や投薬、注射及びリハビリテーションに係る費用」が請求できなくなり、処方は受診した1日分しか出せません。

ただし、薬事法上の取扱いにおいて処方を行う医療機関が限定されている医薬品や、専門的な医師の診療の下で処方することが必要な薬剤については、処方可能です。

入院が必要な高齢者では、複数の病気を持つことが多く、綜合病院でない単科病院や、2,3科しか無いような病院では、診療できない病気も出てきます。
さらに、この病気はここの診療所の薬でなければダメなんだという患者さんもいるかと思います。

単科病院では、これまで置いていなかった薬を置かなければならなくなり、その数が多くなれば使わないで捨てる薬も増えて経営を圧迫するようになります。
もちろん入院基本料が30%減額されるのですから、患者さんが希望しても紹介すること自体を我慢してもらう施設も出てくるかもしれません。

そのような場合で、患者さんやご家族が入院している事を言わないで我々のような外来医療機関を受診すると、後日とんでもないことが生じます。

いつものように30日分の投薬を行っても、保険者側から実は入院中だったので、処方1日分以外(30日処方すれば29日分)の薬の代金は出せませんという返事が来てしまい、請求額を返還したり、調剤薬局から出された薬代を補償するような事も起こってくるかもしれません。

このように、今回の改訂は全く理にかなっていません。
このような入院患者様が入院中の医療機関で診療できない専門的な治療が受けられなくなるこのような制限は設けるべきではありません。

この受診制限は4月からすでに始まっており、このまま放置すると大変な問題となってくると思います。
現在、保険医協会でも厚生労働大臣に請願書を出しているようですので、なんとか改善していただけないかと思っております。

2010.05.30
生活 / くらし
趣味

iPadレビュー

iPadを購入して一週間以上が経過しました。
iPadは現在、自宅食卓の脇で活躍中です。

iPadは、電源を入れてから起動するまでの時間がとても短く、しかも片手で持てます。
ネットがしたいときに気軽にリビングでスイッチを入れてソファーに横になりながらネットサーフィンできます。

しかも、タッチパネルで画面の文字の大きさを変えることができますので、パソコンより自由度が高い感じです。
パソコンだと、エクスプローラーやsafariなどのブラウザを使わなくてはネットができませんが、iPadにはネット用にsafariが有るほかに、遊びたい項目ごとのアプリがあり、使い勝手が言いようです。

アプリには、産経新聞が無料で見られるアプリもあり、毎日食卓で新聞を見ています。
鳩山総理辞任の号外もiPadでみました。

産経新聞の画面ですが、手でページを進められ、見たい記事は拡大して大きくしてから見ています。

ハンバーガーのマークのアプリは、地図上の地点からそばに有る飲食店を教えてくれます。
しかも、レビューまで出てきます。

難点としては、ちょっと触るだけですぐに手垢が付く事と、入力ソフトがことえりというMac専用のソフトで使いづらい所かと思います。

今回の透析学会では、宿泊するホテルにネット環境があるので持って行こうと思います。
ノートパソコンに比べてはるかに薄くて軽いですが、ネット環境があれば、周囲の情報をその場で知ることもできますし、発表に必要なスライドや原稿をiPadで確認できます。

今月ある透析学会で発表するスライドを眺めています。
iPad上で内容を変更することも可能です。

家では、ネット以外でパソコンを使わないユーザーにとっては十分な製品だと思います。
しかも、パソコンに比べられないくらい安いです。
そして、旅行にも気軽に持って行けますので、これからどんどん広がっていくような気がします。

大ブレークしていく感じがします。
次は、Macと同じようにカメラが標準装備され、テレビ電話が気軽にできるようになると思います。

2010.05.28
仕事 / 職場
生活 / くらし
趣味

iPad届きました。

本日お昼にiPadが届きました。
妻が不在だと困るからと、わざわざクロネコヤマトまで取りに行ってくれました。
ありがとう。

現時点では、ネットがつながっていないので、只の置物のようになっています。
これから、いろいろと使える様にしていきたいのですが、まだ猫に小判状態です。

2010.05.27
診療
研究
仕事 / 職場
その他(医療関連)

土曜日発行の週刊郡山ザ・ウィークリーに記事が載りました。

5月29日土曜日に発行される週刊郡山ザ・ウィークリーの『健康ガイド、あなたの町のホームドクター2010』に記事が載りました。

今回は、透析患者さんが痩せて行ってしまう恐れについて書きました。

透析が始まってから痩せてませんか。

透析治療が始まり徐々に尿が出なくなってくると透析間の体重が増加するようになります。スタッフからそのことを指摘されると、透析間の体重を増やさないために、食事の量を減らしてしまう方がいます。
本来は、食事をしっかり食べて、その分の毒素を十分に抜く『しっかり透析』を受けることが長生きする秘訣です。
しかし、食事量を減らすと、採血結果が良くなり体重増加も少なくなりますので、水分管理が出来ていると判断されます。
でも本当は間違っているのです。長い透析生活は体力勝負ですから、食事量を減らすと痩せてしまい、病気に勝てない身体になります。
体重が増えるのは水分の取りすぎではないのです。本当は、塩分8gを取ると水が1リットル必要になりその分の体重が増えるのです。つまり、塩分をきちんと制限すれば、体重の増加も少なくなるのです。
塩分摂取量をきちんと制限することは、長い透析生活を勝ち抜く秘訣です。
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体重が増えると、飲みすぎだと言われ、食事の量を減らしてしまう方がいらっしゃいます。
でも、元気で長生きするためには、食事の量は減らさず、塩分をしっかり制限することで、余計な水分が溜まらない身体にしていくことが大切です。

2010.05.25
仕事 / 職場

防災訓練を行いました。

本日の昼休みに、防災訓練の一環として、火災時の通報訓練と消火訓練を行いました。
訓練には、8名の職員が参加しました。
実際に消防署に電話を入れる訓練と、消火器を使って放水を行う訓練です。

火事を想定して電話を入れています。
消防署からは、名前、住所、電話番号が聞かれます。
連絡が終わると再度消防署から電話がかかってくるシステムになっています。

放水訓練は昨年も行ったので慣れた物です。

備えあれば憂いなしと言うとこでしょう。

 

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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