インフルエンザワクチンの接種不可問診料
インフルエンザワクチンの接種で、今年から新しい制度が開始となりました。
インフルエンザワクチンの接種を希望して来院した患者さまに対し、診察の結果接種を見合わせた場合の料金がいただける様になりました。
接種不可問診料 1,790円
これは、診察に対しての対価になります。
何もしてもらえないのにお金を取られるのかという考え方も有ります。
しかし、これまでは診察券を作り、スタッフが説明して問診票を書いていただいて、医師が診察をするという費用がかかっていたのですが、接種を行わないと決めた時点でそれまでかかった費用はサービスしていたのです。
今年からは、医師の診察という部分が評価されたのはとてもありがたいです。
ただ実際には、これまで請求していなかったものであり、その部分の料金を頂くのはこちらも気が引けます。
ですので、受けられるかどうか分からない状態ですと余計な費用がかかると考えて、風邪を引いていたり体調不良の時はインフルエンザワクチン接種目的の受診を控えるようにお願いいたします。
クリニックからのお願いです。
夕焼け空です。
明日は台風がやってくるとの話しですが、郡山は空一面雲。
夕方、たまたま外を見たところ、キレイな夕焼け空を見ることが出来ました。
写真ではそれほどでも無いですが、実際にみた景色は真っ赤な夕焼けでした。
携帯で撮影なので、この程度の写真ですが、久しぶりに良いものを見せてもらいました。
ちょっとラッキーな気分です。
当院の治療成績
当院でも、少しずつ時間を延ばす方が増えてきています。
週4回透析の方が3名、約20%の方が5時間透析、半数以上の方が4.5時間透析をしています。
月1回の面談で、4時間透析の患者さんを診察でお呼びすると、他の方から、4時間半にされるぞと言うヤジが聞こえたりしているクリニック2階のラウンジです。
以前、このブログにも当院の治療成績について学会で発表した内容を記事としました。
でも、多くの患者さんがインターネットを見たりしていませんので、ラウンジに発表したスライドの一部を掲示することにしました。
この夏に東北腎不全研究会で発表した内容です。
その隣は、スタッフが造ってくれた体調不良の時には電話くださいというお知らせ。
下の本棚には、『透析者と家族が元気になる本』がたくさん置いてあります。
患者さん達が、この発表を見て、透析についてもっと貪欲になってくれると良いなあと思っています。
朝日新聞大丈夫?
10 月15 日の朝日新聞1 面トップに、
「『患者が出血』伝えず 東大医科研、提供先に」
と言う記事が有りました。
東大医科研で開発した「がんワクチン」に関して附属病院で行った臨床試験中、2008 年に膵臓がんの患者さんに起きた消化管出血について、『重篤な有害事象』と院内で報告されたのに、医科研が同種のペプチドを提供する他の病院に知らせていなかったという記事です。
この記事に対し、医療ガバナンス学会のメールマガジンに、医科研の教授が事実が巧妙に歪曲されていると感じられると書いています。
http://medg.jp/mt/2010/10/vol-32720101015.html#more
今回の『重篤な有害事象』である消化管の出血が、病気の進行に伴い一般的に起こりうる事象であること。
「重篤な有害事象」とは、「薬剤が投与された方に生じたあらゆる好ましくない医療上のできごとであり、当該薬剤との因果関係については問わない」と国際的に定められていること。
つまり、風邪を引いて入院が長引いても「重篤な有害事象」となるそうです。
医科学研究所は朝日新聞社からの取材に対して、「今回のような出血は末期のすい臓がんの場合にはその経過の中で自然に起こりうることであること」を繰り返し説明してきたこと
さらに、朝日新聞の取材に対する厚生労働省のコメントとして「早急に伝えるべきだ」との見解が掲載されているのですが、「因果関係が疑われるとすれば」というような前置きが削除されたコメントである可能性があること。
などが書かれています。
さらに、今回はオンコセラピー・サイエンス株式会社と言う会社から朝日新聞に抗議文も出されました。
http://www.oncotherapy.co.jp/news/20101022_01.pdf
この抗議文には、掲載記事にねつ造の疑いがあると書かれています。
掲載記事には「記者が今年7月、複数のがんを対象にペプチド臨床試験を行っ ているある大学病院の関係者」に取材した旨の記載がありました。
東大医科研の独自調査では、「複数のがんを対象にペプチド臨床試験を行っている大学病院」に該当するすべての大学病院に問い合わせを行ったところ、今年の7月に記者から取材を受けたのは大阪大学のみで、大阪大学で取材を受けた関係者は掲載記事に記載されているような回答は全くしておらず、取材をした記者に対して電話で抗議したというのです。
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現在一番力を持っていて、世の中をコントロール出来るのはマスメディアかもしれません。
政治家では無いです。
だからこそ、中立的で公平な立場でなければなりません。
もちろん、自分の考えを通すために、目の前にある事実を曲げてしまうような事はやっては行けないことです。
我々は、いつも常に自分の目で見て報道されている事が正しいのか確認していく必要が有りそうです。
日々是倖日
このブログの読者の方から
「日々是倖日 泣いて一日怒って一日悩んで一日。どうせ同じ一日なら笑って一日。」
という色紙入りの額を頂きました。
なんだか勇気を与えてくれるような言葉です。
当院の透析室入り口に飾りました。
透析の患者さん達が、透析が終わりホッとしたときに、穏やかな気持ちになってくれるのではないかと思います。
どうもありがとうございました。
プロフィール

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。