第83回福島腎不全研究会 4
症例提示です。
学会では、時間が無くPTAが不成功の4例について提示しましたが、元々発表予定でした5例を提示します。
この方は、透析歴が比較的長い方で、転院後狭窄音が聞こえるとスタッフから報告があり、シャント造影を行いました。
上腕に明らかな狭窄部位があり、いつ閉塞してもおかしく無いように思われました。
すぐにPTAを行い、狭窄部をバルーンで拡張しました。
通常は、拡張するときに狭くなった部分を広げて拡張するのですが、狭窄部分は容易に広がりました。
これで安心と考えていたのですが、その後の造影で、
全然拡張していないのです。
この部分は手前の拡張した血管により、強い静脈の屈曲が生じてこの様な状態になったと考えました。
肘部に近いのでステント留置は困難と考え、手術適応として日東病院の佐川院長先生にお願いして人工血管を入れてもらいました。
次の方は、閉塞例でうまくいかなかった方です。
昨年の7月に脱血不良が有り、造影したところ高度の狭窄を認めました。
かなり狭窄は強かったのですが、このときは幸運なことにガイドワイヤがー通過して、バルーンで狭窄を広げることが出来ました。
その後、この方は脳梗塞で長期入院となりました。
半年以上入院してリハビリを頑張ってくださり、今年の5月に退院し、クリニックに戻ってきてくれました。
そのような経過があり、狭窄をPTAで拡張したことをすっかり忘れていました。
7月に突然閉塞してしまいました。
マッサージとウロキナーゼという薬でシャント音は聞こえるようになりましたが、かなり弱い音でした。
すぐに、PTAを行ったのですが、ガイドワイヤーが狭窄部を通過せず、カテーテルによる治療は断念しました。
この方も、日東病院にお願いして、たまたま人工血管を使用しなくても再建することが出来て、現在再び透析可能となっています。
PTAを行って、その後透析で問題が無くても、狭窄は徐々に進行していく事が有ります。
定期的なシャント造影やエコーでの管理が重要と思われます。
本日「内環状線」西側富田地区開通
内環状線は、郡山市の市道で、安積町荒井のあさか野バイパスとの交差点から市街地を通って、国道288号富久山バイパスまで抜ける市の真ん中を横断する道路です。
クリニックから近い一部の区間がつながらず、10年くらい放置されていましたが、ここ数年工事が進む様になり、本日開通となりました。
本日開通と聞いていましたが、徒歩通勤の僕にとってはそこまで行くのは遠く、午前中に開通したようですが、診療の為行くことが出来なかったので、開通時の写真が撮れず申し訳ありません。
これからは、日和田八山田西田地区と郡山中心地区が一本の道路で結ばれて、より交通の便が良くなってくれそうです。
クリニックでも、交通の便が良くなりますのでとても喜んでおります。
アクアマリン福島
最近、日曜日は廃品回収が有ったり、クリニックの勉強会が有ったりと用事のある日曜日が続いていました。
今日は朝から用事が無く、しかもとても天気の良い日曜日でしたので、いわき市にあるアクアマリン福島に行ってきました。
10年前から有る水族館です。僕の中ではなかなか福島では珍しい県外の人に自慢出来る施設だと思います。
ETC休日1000円になってからもうすでに1年半以上が経過しています。でも、僕が高速運転が苦手なので、ずっとETCを付けていませんでした。
今回、魚や動物が大好きな子供たちを連れて行く為に、やっと我が家の車にもETCを付けましたので、本日初めて高速代の休日1000円の恩恵に授かりました。
郡山ーいわき間は、かなり遠く、100km有ります。
しかも、山間部を通るルートなので、高速が出来てとても近くなったのだと思いました。
いわき市に着いたのがお昼前でしたので、アクアマリン福島の近くのお店でお刺身や焼き魚を食べてから水族館に行ってきました。
うちの長男が、昆虫や動物、お魚の図鑑を見るのが大好きなマニアみたいな小僧なので、やたらと見るのに時間がかかりました。
出口付近では、バックヤードツアーという企画を行っていて参加させてもらいました。
水槽の裏側にある機械や、魚の餌を準備する部屋、お魚を運ぶための大きな水槽など、通常は見ることができない所を見させてもらい、大満足でした。
今回、ふぁみたんカードを持っていると年間パスポートが安いとの事で、休日1000円も来年度以降も続きそうですので、家族みんなでパスポートを購入しました。
1年で3回行くとペイ出来ます。
次回は、釣り場でお魚を釣って料理してもらい食べたいという野望を持っています。
骨まで食べられるギンザケや、唐揚げにすると美味しいホッケが釣れるそうです。
第2回援腎会すずきクリニック勉強会の記事
本日の民報新聞に、第2回援腎会すずきクリニック勉強会の記事が載りました。
地方版のタウン情報の所です。
民報新聞を購読されている方は、ご覧になってみてくださいね。
- 2010.12.16
- 診療
過活動膀胱の臨床治験募集終了のお知らせ
過活動膀胱に対する臨床試験を受けてくださる方を募集していましたが、先週の土曜日にて募集終了となりました。
たくさんの方が参加して頂きありがとうございました。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。