耐震診断をしてもらいました。
クリニックは、建築基準法が改正されて、郡山市としては一番に認可を受けた建物です。
改正時には構造の確認が重視され、当院を設計した設計士とは別の耐震専門の設計士が構造の確認をしています。
そのため、震度7まで耐えられる構造になっていますが、東日本大震災の影響で、建物自体の構造が弱まっていないかを確認する必要があります。
先日、当院を設計した今井建築設計事務所の今井先生と、構造計算をして頂いたAS建築設計室の青木先生に建物の構造を再度チェックして頂きました。
天井の点検口から主要な鉄骨部を目視で確認してもらいましたが、溶接部分の 変形、ジョイント部のボルト、プレートの破断、ズレ等の形跡はみられず、耐震については建設当初と変わりないと言うお話でした。
以上、ご報告いたします。
- 2011.05.04
- 生活 / くらし
仮設住宅の建設
クリニックの側には、県所有の農業試験場跡地と、インター線沿いにも県所有の広い土地があります。
先日から、重機が入り工事を始めました。
こちらは5月4日撮影です。
昨日の撮影です。
仮設住宅を建てているのだと思います。
この2つの土地はとても広いです。
県所有です。
バスの停留所が近くにあります。
時々ですが、僕はここから駅まで歩いていきます。
スーパーも歩くには遠いですがあります。
郊外型のお店はたくさんあり、市内に行くのにとても便利な土地です。
そして、高速のインターも近い場所です。
以上のことから、仮設住宅にはもってこいと思っていました。
また、工事が進んできたら報告しますね。
- 2011.05.04
- 診療
子どもの日
今日は子供の日です。
近くのパン屋さんで鯉のぼりパンが売っていました。
長男が大喜びで食べました。
特に震災後のストレスは無いようです。
ただ、周囲の放射線量が高いので、外で遊ぶことは控えさせています。外出時はマスクです。
これからずっとこの状態が続くのは困ります。
現在、我々の周辺で郡山から避難することを考えている人はいません。
そのような考えの方達はすでに避難しています。
そして、徐々に戻ってきています。
だって、家があり避難区域にされていないのですから、そんな生活を長く続けるのは大変です。
我々が国と東電に対して要望していることは、線量の高い場所の土を取り除いてもらい、除染をする事です。
子供が安心して学校の校庭や公園で遊べる環境に戻して欲しいだけです。
大人が生活していく上で苦情を言っている人はいません。
子供の未来を考えて言っています。
大腸カメラを受けました。
2月に受けた検診で便潜血反応が2回中1回で陽性でした。
これまで、便潜血反応が陽性の患者さんに大腸カメラを進めてきていましたので、やはり1回でも陽性でしたので、大腸カメラを受けることとしました。
3月に近くにあるクリニックに大腸検査をお願いしていましたが、震災で延期となってしまいましたが、先日検査を受けました。
前日夜にラキソベロン液を1本飲みました。
通常、患者さんには5滴からと話しています。
ですので、その日の晩はドキドキでした。
でも、夜中に起きることもなく、朝方普通の便がでました。
その後、2本目のラキソベロンを飲んでから少しトイレが忙しくなりました。
さらに、このニフプラスという粉を2リットルの水に溶かして飲むのですが、これは少し大変でした。
飲みづらいので冷やして飲むのですが、それでも全て飲むのには時間がかかりました。
その後は、トイレが頻回になりましたが、なんとか午前中の外来を終えて、予約していた『いがらし内科外科クリニック』に向かいました。
到着すると、検査着に着替えて点滴しました。
点滴が全く痛くなかったのですが、最近の針は切れが良くて痛みが少ないのでしょうか。
これまでの僕の知識では、高圧浣腸といって点滴と同じ原理で500mlくらいの薬剤を入れた容器を50cm程度の高所につり下げて、 水圧を使って薬剤を注入する浣腸を行うと思っていたのですが、現在は行わないそうです。
そして、検査に呼ばれ、ブスコパンという腸の動きを抑える薬とセルシンという鎮静剤を注射され検査が開始となりました。
鎮静剤でもうろうとなりながら、特に問題が無く5分で終了しました。
1時間くらい眠った後、検査の説明を受けて終了でした。
もちろん異常なしとの結果でした。
これなら、毎年やっても良いと思える検査でした。
これまでの大腸検査のイメージが変わりました。
- 2011.05.03
- 生活 / くらし
頑張れ郡山市
4月27日に行った校庭表土除去後の放射線量測定結果が郡山市から発表されました。
地表から1cm
薫小学校 除去前 4.1 → 除去後 1.9
鶴見坦保育所 除去前 4.5 → 除去後 0.9
地表から50cm
薫小学校 除去前 3.3 → 除去後 1.6
鶴見坦保育所 除去前 3.1 → 除去後 0.9
随分減ったようです。
原市長のコメントで、「費用はかかっても子どもたちの安全には代えられません」と書かれていましたが、郡山市がその費用を出す必要はありません。
国にこの作業が必要であることを認めさせて、東京電力に費用を支払わさせれば良いのです。
教育委員会も頑張ってくれているようです。
我々が安心して子育てを続けられるようにお願いします。
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教育委員会の通知の字が小さいので、下記に示します。
平成23年4月26日
郡山市教育委員会
環境放射線モニタリングに基づく教育活動について
各小中学校の保護者の皆様方には、本市教育に対し日頃より温かいご理解とご支援を賜り、厚く 御礼を申し上げます。
さて、過日、文部科学省より環境放射線モニタリングの結果に基づく、学校の校舎・校庭等の利 用判断における暫定的な目安が公表されました。
○ 年間の暫定的な許容放射線量 1~20mSv/y
○ 1時間あたり3.8μSv/h以上の学校は、屋外活動を1日あたり1時間以内に制限
○ 1時間あたり3.8μSv/h未満の学校は、特段の制約なし
つきましては、その目安を一つの指針にしながらも本市小中学校においては、できるだけ年間の 許容できる放射線量を少なくできるよう、5 月より下記の通り教育活動を行ってまいりますので、 ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
記
1 3.8μSv/h以上で国の制限下にある学校は、国の基準に従い屋外活動は1時間以内となりますが、屋内での活動を極力実施してまいります。 なお、校庭の表土の除去と合わせ校舎及び校舎周辺の除染を行い、制限解除を目指します。
2 その他の学校は、国の目安では制約はありませんが、本市においては、制限下の学校周辺及び比較 的モニタリング数値が高い学校(教育委員会指定15校)は、校庭の表土の除去と合わせ校舎及び校 舎周辺の除染を行い、数値が下がるまで校庭での活動を自粛します。部活動など外での活動は、他の 施設などを使う場合は3に準ずることとします。
3 1,2以外の学校においても、国の目安では制約はありませんが、児童生徒の1日の学校生活を具 体的にシュミレーションし、体育など屋外での活動を1時間以内、部活動を2時間以内とします。た だし、体育の時間はできるだけ屋内の使用に努めます。
4 3の学校においても、部活動など外での活動については、次の点に留意して行います。
○雨天時や風が強く砂ぼこりなどがひどい場合は行いません。また、活動後のうがい、手洗い、洗顔などを励行するようにします。
○放射線による健康被害を心配し、活動を自粛させたい場合はその旨を学校に伝えてください。決して強制するものではなく、そのことにより不当な扱いを受けたりすることはありません。
5 登下校の際は、マスクや帽子の着用に心がけ、雨天時には傘をさすなどできるだけ濡れないようにするとともに、外出後の手洗い・うがいの励行や水たまりや砂場等で遊ばないよう指導します。
6 学校においては、今後、放射線測定機を整備し、環境放射線モニタリングを行いながら児童生徒の安全安心に配慮した活動に努めてまいります。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。