クリニックの水槽を海水にしました。
ちょっと報告が遅れましたが最近、暗い話題が多いのですが、少しでもクリニックの雰囲気が良くなるように、受付脇の水槽を海水にしました。
良いでしょう。
ニモもいますよ。
和みます。
透析総会に参加してきました。
6月17日(金)、18日(土)、19日(日)の3日間、第56回日本透析医学会学術集会・総会に参加してきました。
今回は、院長と臨床工学士萩原が発表をしてきました。
後日、内容を記事として載せる予定です。
今回、一番注目されたのは緊急合同企画です。
土曜日の午前中におこなわれた、
「東日本大震災と透析医療:被災地からの報告」
司会: 田熊淑男(仙台社会保険病院)
渡辺 毅(福島県立医科大学)
演者1 木村朋由(仙台社会保険病院腎疾患臨床研究センター)
演者2 大森 聡(岩手医科大学)
演者3 川口 洋(いわき泌尿器科)
演者4 荻原雅彦(雅香会おぎはら泌尿器と目のクリニック)
追加発言 渡辺 毅(福島県立医科大学)
そして、日曜日の午前中にあった、
「東日本大震災と透析医療:支援地からの報告」
司会: 内藤秀宗(内藤医学研究所)
山川智之(仁真会白鷺病院)
演者1 風間順一郎(新潟大学)
演者2 秋葉 隆(東京都区部災害時透析医療ネットワーク代表世話人/東京女子医科大学)
演者3 伊東 稔(清永会矢吹病院)
演者4 戸澤修平(クリニック198札幌)
でした。
土曜日のセッションは、自分の演題と重なってしまい、途中からの入室となりましたが、どの先生も実際に震災時の状況をとても詳しく、しかも力強く講演されました。
パシフィコ横浜の国立大ホールは、1階の座席数が3,260席あるのですが、満席で座れない方がみな階段や廊下に座り込んで聞いていました。
僕は、これまでの3ヵ月の思いがこみ上げてきて、半べそかいて聞いていました。
日曜日のセッションは、支援地の先生方のお話を聞くことが出来て、我々の為に大変な努力をされたのだと改めて実感いたしました。
今回の講演を聞いての感想ですが、大変な震災が起こり、そこに透析を必要とする患者さんがいて、地元の医療者と支援をさしのべて下さった方々が何とか透析を受けられる様に努力し、透析を受ける事が出来なかった人が1人もいなかったということは、とても素晴らしい事だったと思います。
- 2011.06.16
- 診療
6月17日(金)、18日(土)休診のお知らせ
明日、明後日ですが、学会参加の為休診に致します。
院内掲示はしてあったのですが、ホームページ・ブログで掲示が無く、教えてくれた方がいらっしゃいました。
大変失礼いたしました。
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平成23年6月17日(金)、18日(土)は、院長が日本透析学会出席、演題発表のため、泌尿器科の診療を臨時休診いたします。
透析は代診をお願いしてありますので、通常通り行われます。
ご了承のほど宜しくお願いいたします。
浜通りでは今
地震医療ネットというメーリングリストリストがあります。
震災直後に原発事故が発生し、全く情報が入らない状況で、藁をも摑む思いで参加させてもらいました。
それ以降、たくさんの情報を教えて頂いており、このブログの記事にも役立てています。
そのメーリングリストで、薬害肝炎原告の坂田和江さんが相馬市在住の尾形眞一さんからの情報を寄せてくれています。
毎回、相馬・南相馬の状況をとてもよく知る事が出来ます。
今回、相馬の酪農家、自殺と言うショッキングな出来事について投稿がありました。
今回、お許しをいただいたので転記させて頂きます。
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福島県の尾形です。
震災以降、立谷相馬市長の強力な指導と、市職員や消防、警察、自衛隊、更に多くの医療関係者やボランティア方々の不眠不休の努力により、津波以外での犠牲者を相馬市民からは出さずにきたところでしたが、ついに自殺者出てしまいました。
この男性は、数週間前、上先生をはじめとする東大医科学研の方々と地元医師による検診及び相談を実施した玉野地区の住民です。もしかしたら、上先生の放射線についての研修会にも出席していたかもしれません。
この地区は、計画的避難区域ではありませんが、飯舘村の北隣にあり、放射線量がやや高い地域になっています。本日の測定で1.54~1.58μsv、先月末に表土を取り除いた小学校校庭は0.62~0.56μsvでした。
しかし酪農家にとってこの3か月は、想像を絶する苦難の日々だったと思われます。奥様はフィリピンの方で三歳児検診をすませた男の子とその下にもう一人男の子がいます。震災後、奥様は国へ子どもを連れて帰国してしまい、その後父親が子どもを連れ戻したと聞いています。母親は、日本にはもどっていないと聞いており、幼い2人の子どもを懸命に育てていこうしていたに違いありません。ところが現実は、搾乳した牛乳を捨てる毎日で、3ヶ月たっても何も状況は変わらず、将来に絶望したのかもしれません。
本日の国会の委員会でも首相は「やれるだけのことは遅滞なくやってきたつもりだ」と発言していましたが、3か月も何の保証も取り付けることができない、あるは肩代わりもできない政府が、何を言っているのかと腹立たしくてなりません。同じように、風評被害で、避難地域以外で職を失っている漁業関係の方々や農業関係の方々、また、その関連の物流や販売などの方々がどれだけいるのか。
収入ゼロであと何日暮らせというのか。今すぐ欲しいのは直接の支援です。生活するための現金です。本気で考えている政府の役人を応援する議員の方々の力と無能な権力者の首に鈴をつける役割のマスコミの方々の勇気ある行動に心から期待します。これ以上の被害者を出さないために。もう、時間はないのです。
南相馬市の4つの病院もそろそろ限界が近づいています。入院患者をおけない状況で3ヶ月、倒産の二文字がはっきりと見え始めていると思われます。
尾形 眞一
- 2011.06.16
- 生活 / くらし
福島県の有識者会議、「脱原発」を基本理念に
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以前、このブログにもコメントを書き込んで下さった、県議の石原先生のツイッターを見ると、
復興ビジョン検討委員会では、10名中8名の委員が脱原発を唱えたのにも関わらず、「県は再稼働、廃炉など様々なご意見があり、検討中。」との事なのです。福島県は廃炉には向かっていません。再稼働ありきです。
まだまだ、長い闘い。まずは復興ビジョンに脱原発が記載され続けるか?その後復興計画。どのように脱原発を実現していくのか?復興計画で脱原発が記載されても、首都圏の電力不足が理由になり、長期計画の中で変更されないか。常に目は離せません
など、書かれています。
もうここまで来ると原発を維持して欲しい県民はとても少数派ではないかと思います。
多くの方が原発アレルギーとなっているのでは無いでしょうか。
復興ビジョンとその後、注意深く見守っていく必要が有りそうです。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。