- 2011.07.04
- 生活 / くらし
郡山の現状はどうなの?
7月3日の新聞記事です。
小佐古教授が、「小児の放射線感受性を考えれば5ミリシーベルト以下を目指すのが常識的な線」と言っています。
実は最近某所にて中京大学武田教授の講演があり、参加する事が出来ました。
そこでも、5.2ミリシーベルトの被爆までなら受容出来るとの話が有りました。
内部被曝の扱いをどうするかと言う議論はあるでしょうが、
5200÷12÷30÷24=0.6マイクロシーベルト毎時
となりますので、郡山でもあまり外出せず室内にいるならばなんとか許容範囲に入りそうです。
但し、3月の被曝量を加味していませんので、これまでの蓄積と言う話ですと違ってきますが、少なくてもこれから避難するために転居する必要は無いのではと思います。
今、一番困るのは土の上で子供を遊ばせられない事です。
対策としては、せっかく被災証明があれば高速無料ですので、週末を中心に猪苗代や会津方面に出かけることです。
子供を外で遊ばせるのが目的ですが、そういう家庭は多い様ですね。
そんな事を考えていたところ、国もそのような対策を立てては居る様です。
http://manabishien.mext.go.jp/summercamp/
東日本大震災
子どもの学び支援ポータルサイト
以前聞いた山下教授の講演でも、いくつかの専門家が提言しており、国は動きが遅いが対応すると話してくれました。
やっと動いてくれた様です。
食品の安全性について
現在、郡山では空間の放射線量は高いですが、比較的落ち着いてきていると思います。
ただ、土の上は数値が高いので、子供がどろんこになっても大丈夫な環境整備はして欲しいです。
それと共に重要なのが、内部被曝であり、いつも食べる食品です。
日本では緊急時の指標として飲料水が200Bq/kg以下、食物が500Bq/kgの規制となっています。
実は、海外の規制値と比べても決して高く無いのです。
以前から有った指標としては、輸入食品中の放射能濃度の暫定限度を134Csおよび137Csの濃度として370Bq/kg以下と言う数値があります。
ただ、安心して我々が作物を食べる為には、規制値ぎりぎりだと不安ですよね。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-01-04-07
この暫定基準値については、玄葉光一郎国家戦略相が3月末に農産物の出荷停止や摂取制限の目安となる食品衛生法の放射性物質の暫定規制値について「国際比較でも厳しすぎる。このままだと何も食べられなくなってしまう」と述べ話題になりました。
http://www.asahi.com/politics/update/0329/TKY201103290222.html
でも、この発言は逆効果でしかなかったです。
消費者から見れば危ない食品を売ることが出来る様に政府が介入してきていると感じてしまうからです。
某大学教授は、絶対に福島の野菜は食べてはいけないと言っています。
それでは、今の実際の数値はどのくらいなのでしょうか。
福島県のホームページに原子力発電所事故による農産物被害等関連情報と言うページがあり、農林水産物に係る緊急時モニタリング検査結果についてと言う項目があります。
ここには、震災後に緊急モニタリングした福島県産の野菜の放射線量が記載されています。
3月28日のデータを見ると、ヨウ素でもセシウムでもかなり多くの野菜が規制値を超えています。
これでは福島の野菜はなにも食べられないですね。
でも、5月12日になるとほとんどの項目で感度以下NDとなっているのが分かります。
NDについてですが、数値が出ているもので最小は7.7ですから、測定感度以下は少なくともそれよりは小さい数値なんだと分かります。
それで、一番直近のデータである6月29日のデータでは、ほとんどの野菜がNDとなっていました。
実は、安心なのかもしれません。
でも、これは6月17日のデータですが、タケノコや椎茸はまだ高い数値が出ている様です。
放射性物質を吸収しやすい食品があり、これらはまだ注意が必要な様です。
現在はほとんどの福島県産野菜が感度以下です。
それならば、規制値を感度以下としたらどうでしょう。
そうすれば今よりももっと野菜が売れるはずですよ。
安全であることを訴えたいならば規制値以下だと発表するだけでなく、きちんと今の数値がいくつくらいであるか示さないと県民は安心して県内産の野菜を買うことは出来ません。
そして、比較的大丈夫なものとそうでないものを区別して下さい。
以下に、似たような事を書いたサイトを見つけました。
ご覧下さい。
http://www.foocom.net/column/editor/4420/
浪江焼きそば
先日、某所にてイベント開催していました。
そこで、浪江焼きそばが販売されていました。
100人分の焼きそばを炒めています。
待つこと15分
浪江焼きそばゲットしました。
見た目の印象は焼きうどんですが、麺が柔らかくなく、かたく腰があり、焼きそばソースと絡み合って絶品でした。
B級グルメ、浪江焼きそば Goodです。
- 2011.06.29
- 生活 / くらし
避難準備区域縮小も…原発相、安定冷却めどに
避難準備区域縮小も…原発相、安定冷却めどに
これに対し、
細野氏の「避難区域縮小」発言、福島副知事「違和感」
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南相馬の方が郡山より線量が低いんですよね。
郡山よりも線量の低い川内村に防護服を着て一時帰宅する姿に違和感を感じました。
戻っている人が大勢いるにも関わらず、病院は入院制限をさせられ、救急車は遠く離れた福島や仙台に向かうと言う異常事態です。
ただ、距離的に近いので、明らかな見通しがつくまで近づきたくない方もいるので難しいですよね。
放射線量は低いけど原発に近いのと、原発から遠いけど放射線量が高いのは、どちらがいやだろうか。
両方いやです。
だから、原発はもうやめましょう。
消火訓練が有りました。
月曜日に消火訓練を行いました。
防災の日は9月1日だし、なんでこの時期なのかと思いつつ、スタッフに言われるがまま、消火訓練を行いました。
雨が降っていましたので、クリニック玄関での開催となりました。
まずは指導してくれる業者さんから説明がありました。
たまたま来院していたメーカーさんにも参加してもらいました。
消火器は上に向けては駄目だそうです。
院長が上に向けて放水したところ、左から待ったの手が出ています。
きちんと地面に向けて放水して、本日の消火訓練は終了となりました。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。