- 2011.11.17
- グルメ / お酒
復興応援食堂「ふる里食堂」
原発事故により営業ができなくなった浪江町のお店が期間限定で営業していて、最近有名になった浪江焼きそばが食べられるという事で、行ってきました。
場所は、八山田の会津街道沿いです。
双葉郡浪江町の「宝来軒」と「とんかつ しが」と言うお店が、11月30日(水)までの期間限定で、復興応援食堂「ふる里食堂」として営業しているそうです。
木曜日の透析が終わった後に行ってきました。
入り口の看板です。
期待して入りました。
浪江焼きそばとサケカツ丼です。
浪江焼きそばは、あのうどんのように太い麺が美味しかったです。屋台で食べたものより少し薄味でした。
鮭カツ丼は、柔らかい鮭フライに自家製タルタルソースが乗っていて、ご飯と一緒に食べるととても美味しくて、満足の一品でした。
鮭カツ丼と浪江焼きそばのセットを頼んだのですが、余りのボリュームに、妻が頼んだ浪江焼きそばはテイクアウトして、2人で写真のセットをいただきました。
今月いっぱいの営業とのことですので、もう一回行ってみたいと思います。
HbA1cが変わるそうです。
昨日は、2件の講演会をはしごしていました。
共に同じホテルの2階と3階にあり、2階で行われた漢方研究会が19時からだったのに対し、3階の糖尿病の講演会の特別講演が20時だったため、19時から漢方研究会、そして20時から糖尿病の講演会とハードスケジュールでした。
漢方研究会では、風邪の漢方処方についての講演でした。
とても役に立つ内容でしたので、後日ここにも書きたいと思います。
今回は、糖尿病の研究会で聞いた2つの事を書きたいと思います。
一つは、来年4月1日よりHbA1cの値が0.4上がると言う事です。
国際的にはNational Glycohemoglobin Standardization Program値(NGSP)が使われていて、日本で使っているJapan Diabetes Society値(JDS値)とは0.4の差があり、これまでも問題となっていました。
今年の6月に行われた日本糖尿病学会で来年にはNGSP値に変更すると発表していたのですが、正式に4月1日と決まったようです。
現在、HbA1cが6.5の方は、4月になると6.9と言う値になりますので、注意が必要です。
HbA1cの目標値は、6.1でしたが、来年からは6.5となります。
もう一つは、一時期騒がれたアクトスの発がん性について。
フランスの行政当局が、アクトス服用で膀胱がんの発症リスクがわずかに高まるとの調査結果をもとに,糖尿病患者への新規処方を止める様に勧告して、日本でも話題になったことです。
アクトスは発売前の研究において,雄ラットで膀胱がんを増やす作用が報告されていました。
雌では確認されていなかったそうです。
フランスの疫学調査では、15万人のアクトス内服患者と133万の内服していない患者について調べたところ、男性において膀胱がんのリスクが有意に上昇していると判定されたということでした。
講演では、この研究が後ろ向きの研究であり、比較した人数に差がある事を問題と言っていました。
また、糖尿病自体に発癌のリスクがあり、アクトスよりもインスリンやSU薬の方が発癌リスクが高いと言われており、今回のアクトスを名指しにした勧告はおかしいと言う話でした。
ただ、膀胱癌の既往がある方では、使う事は勧めないと話していました。
現在、当院でもアクトスを処方している糖尿病の方がいます。
尿糖をチェックするついでに尿潜血も確認しており、血尿が有る方には処方しないようにしていますが、このような見解を聞いて少し安心した次第です。
慢性前立腺炎とは
慢性前立腺炎とは
尿路性器に基礎疾患を有さず独立した前立腺疾患のなかで、頻尿、残尿感、排尿困難、会陰部痛や不快感、腰痛、下腹部痛などの多彩な症状を認める疾患群
と定義されています。
前立腺の病気で、頻尿、残尿感、排尿困難などの排尿症状と、会陰部痛や不快感、腰痛、下腹部痛などの痛みの症状を併せ持った病態です。
前立腺肥大症が60歳以上の高齢者を中心として発症するのに対し、慢性前立腺炎は30歳台、40歳台の方がかかる病気です。
意外に多く、全男性の10%がかかると言われ、米国では男性の50%が生涯に一度は前立腺炎の症状に悩まされるとも言われています。
当院でも、開院から3年間で170名の新患患者さんが来院しています。
決して恥ずかしい病気では無く、良く有る病気と考えてもらっていいと思います。
原因はまだ解明されていません。
細菌性のものと非細菌性の前立腺炎があり、細菌性の頻度は5〜10%程度と言われています。
また、初診後3〜6ヶ月後には約半数の方の症状が自然に改善すると言う報告もあります。
しかし、長期にわたって悩まされる方がいる事も事実です。
慢性前立腺炎について
最近、忙しい日々が続いています。
先週は、医師会の座談会に参加し、震災時の透析がどの様に行われたかについて話し合ってきました。
今週は、とある研究会で慢性前立腺炎の発表をします。
慢性前立腺炎について論文を読んで調べたことと、過去3年間の当院の治療成績の集計を発表します。
来週は、某県の某病院で、『透析クリニックが被災して』と言う題名で講演をさせていただきます。
仲のいい副院長先生が先日郡山に激励に来てくれましたので、そのお返しに遊びがてら行ってきます。
前回の発表からさらにスライドを充実しましたので、僕の知っている知識をなるべく多くの皆さんに広めるため頑張ってきたいと思います。
その次の週は、市内の先生にお願いされ、『メンズヘルス診療』と言うことで、講義をする予定です。
『メンズヘルス診療』については、昨年ブログで紹介しているかと思います。
http://blog.m3.com/ennjinnkai/20100824/1
そして、12月になると福島県腎不全研究会があります。
当院では、演題を2題出す予定ですが、さすがに大変なので、スタッフに発表してもらう予定です。
さらに、来年の透析療法学会総会の締め切りもありますので、年末まで忙しい日々が続くようです。
ブログでは、福島県特有の問題に関する話題ばかりとなってしまい、全国の皆さんにはまたかと感じてしまっているかもしれません。
それで、慢性前立腺炎についてまとめたスライドをブログでもご紹介したいと思います。
またシリーズで行いますので、楽しみにしていて下さい。
- 2011.11.09
- 生活 / くらし
郡山市の放射性物質の給食検査、来年2月にも開始
郡山市は市内の小中学校の給食について、早ければ来年2月にも放射性物質の測定を開始すると11月8日にニコニコこども館で記者会見して発表しました。
放射性物質検出器を2台導入して、市内の給食センターに配置する方針
〜福島民報
また、市内ビックハートに、2台のホールボディカウンターを設置する鉄筋コンクリート作りの建屋を建設し、来年4月より内部被曝検査を開始する
〜市議会ニュース
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両方遅すぎです。
給食は夏ぐらいには開始して欲しかったし、ホールボディカウンターを置くための建屋を作るよりも、我々は早く検査をして欲しかったです。
来年4月では、大丈夫だという既成事実を作るだけのような気がします。
テレビで盛んに除染ボランティア募集と言っていますが、汚した本人である東京電力が全く除染に関与しないのはなぜでしょうか。
これもおかしいと思います。
まずは、全国から電力会社の職員を集めて、除染を先頭に立ってするのが筋じゃないでしょうか。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。