- 2012.04.28
- 仕事 / 職場
『死の同心円』読みました。
死の同心円
長崎被爆医師の記録
秋月辰一郎(元聖フランシスコ病院長)著
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秋月辰一郎先生著『死の同心円』を読みました。
長崎で診療中に原子力爆弾が落とされて、病院を焼かれ、医療機器も薬も無くなって、周囲ではたくさんの方が亡くなっていく。
そういう中で必死に治療を行った医師の記録です。
亡くなっていく方が被爆地から同心円状に広がって行くのです。
どんどん自分が住んでいる地域に近づいてくる恐怖が伝わってきました。
昨年の事故直後は、退避地域が同心円状に広がっていきました。
郡山は原発から60km離れていましたが、多くの人が街から逃げ出しました。
地震で出た透析難民を受け入れて透析治療を続けなければならなかった自分にとっては、避難すると言う選択肢はありませんでした。
あれほどの辛い思いは二度としたくないですね。
だから、安易に原発を再稼働させる事は絶対に許せないです。
桜が満開になりました。
昨日、5分咲きと書いたのですが、本日通ったところ8分咲きから満開になっていました。
満開になったときに渡るこの橋がとても大好きです。
昨日と同じ枝だと思うのですが、見事に咲いていました。
癒やされます。
- 2012.04.23
- 生活 / くらし
郡山の桜
今朝、逢瀬川を渡るとき、逢瀬川の桜並木を見ながら歩きました。
逢瀬川沿い土手の桜並木は、ちょっとした名所です。
川を渡る橋は、桜並木に覆われています。
今、やっと5分咲きでしょうか。
今週末には満開になるのではないかと思います。
また漫画に登場しました。
先日、山形で行われた在宅透析研究会に参加してきたことはブログでもご紹介しました。
http://blog.m3.com/ennjinnkai/20120408/_15_
『透析バンザイ』著者のバンザイさんにも久しぶりにお会いした事を書きましたが、今回もバンザイさんが書いた漫画に僕も登場していました。
http://blogs.yahoo.co.jp/bannbann0821/29936734.html
ちょっと恥ずかしいですが、楽しいですね。
食品中の放射性物質の新たな基準値について2
放射性核種はセシウムだけではありません。
放射性ヨウ素、ストロンチウム、プロトニウムなどがあります。
ただ、放射性ヨウ素はもうすでに放出されていませんので、ストロンチウムやプロトニウムを規制の対象としていると書かれています。
ストロンチウムやプルトニウムは、測定に時間がかかるため、生体への移⾏濃度を計算することで、セシウムに換算して計算しているようです。
このストロンチウムやプルトニウムは、原発に近い地域できちんと測定していないことを問題としている方達の発言を時々聞きます。
我々としては、心配に感じる事の一つです。
一般食品の基準値の考え方です。
郡山で生活している我々は、それなりの外部被曝を浴びています。
原発事故が落ち着いた現在でも、年間にすると1-2mSvくらいの外部被曝は避けられないと思います。
そこで、内部被曝量を1mSvくらいにしてもらえると我々としても安心です。
飲料⽔の線量を約0.1 mSv/年として⼀般⾷品は差し引いた約0.9 mSv/年となり、それによる基準値が100 Bq/kgとのことです。
干し椎茸などの事が書かれていて、水を戻した状態で検査をすることになったことが書かれています。
これは生産者の方達には朗報ですが、我々消費者にとってはこの様な食品についてはこれまで以上に厳しい目で見る必要が出てきたと言う事です。
そして、経過措置についてもきちんと頭に入れておく必要があります。
米や牛肉は半年後からです。
大豆類は来年の1月からです。
なんだか来年までに数値の高い食品をさばけるような抜け道を作られた感じがしてしまうのは僕だけでしょうか。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。