関電に怒り ‘電力不足ウソか’
県外在住のDrよりちょっと意地悪な質問をして良いと言われました。
それは、「電力をこれだけ使っている透析という治療を行っていて、原発反対というのは矛盾しない?」
と言う質問でした。
それは、僕もいつも自問自答してしまう事です。
それで以下のように答えました。
基本的な考えとして、我々福島県民は原発事故直後から低線量を含めて大なり小なり被ばくを受けています。
その事による精神的苦痛や風評被害も受けています。
被害者です。
被害の原因となったのは、今回の国会事故調でも指摘されたように電力会社による人災から生じた原子力発電所の事故によるものです。
これは、電力会社の体質であり、東京電力に限ることではありません。ですので、沖縄電力以外の原子力発電を行っている電力会社は同列です。
被害を受けた方が、加害者が同様な過ちを犯す可能性があることに対して批判をする事は当然のことだと思います。
もう一つは全く反省をしていないと言う事です。
体質も変わっていません。
ですから、今回の事故を反省して今後はそのような事故が起こらないと世論が考えるまでは、原発を再稼働させるのはあり得ないと考えてしまいます。
以下の様な話が出てくる様では論外だと思います。

こちらは昨日書かれた記事です。

この文章の最後に書かれていますが、電力会社は地域独占や総括原価方式で守られ、献金・天下りがあります。
今回の再稼働は、電気が足りなくなるからでは無いようです。
電力会社の経営状況が悪化しないためです。
だから、この状況に対抗するには『福島の現状を訴えていく』しかないのです。
再稼働ノーだ

m3より、文章を引用する場合はきちんと許可を取る様にと言う話が有りました。
今回、赤旗政治記者さんに許可をお願いしたところ、「赤旗掲載の写真」と明記するようにと言う事で転記の許可をいただきました。
赤旗記者さんありがとうございました。
転記のお願いをしても無視されてしまう場合が多いのですが、今回は気軽に許可していただけました。
再稼働ノーだと言う方達がこれだけ官邸前に集まったと言う事をブロウに紹介したいと思います。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-06-30/2012063001_01_1.html
20万人集まったそうです。
当然のことだと思います。
福島県民の思いです。
- 2012.07.02
- 生活 / くらし
計画停電が実施された場合の医療機関等の対応
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002doat.html
計画停電が行われた場合でも、セーフティーネットとして通電される医療機関が発表されました。
○ 救命救急センター
○ 周産期母子医療センター
○ 災害拠点病院
○ 自治体立病院
○ 地域医療支援病院
○ 国立ハンセン病療養所、国立高度専門医療研究センター、国立病院機構、 労災病院、社会保険病院、厚生年金病院、日本赤十字病院、済生会病院、厚 生連病院、北社協病院
○ 大学病院
○ 2次救急医療機関等
今回の計画停電の対象施設に透析施設が入っていません。
患者団体や透析医会の先生方も積極的に入れてもらえるように働きかけをしています。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20120628-OYS1T00821.htm
透析が特別な治療であるとは思いませんが、日曜日以外は毎日続けていかなければならない治療です。インフラとまでは行きませんが、公共性は高い治療だと思います。
透析についての情報を提供しているブログとして、今回は発信させていただきます。
ホールボディーカウンタによる内部被ばく検査について
平成24年5月分の県が実施している内部被ばく検査では、調査した7,225人全員の預託実効線量は1mSv未満だっとそうです。
預託実効線量はどういうものかというと、
http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food2/servlet/food2_in?pageSID=4487106
食品摂取後長期間にわたって人体が受ける内部被曝の影響を評価する基準として、摂取後50年間に受ける線量を最初の一年間で受けた(預託)として計算されるもの
僕は、年間被曝量は5ミリシーベルト未満にすべきだと考えています。
以前は、内部被曝と外部被曝の量を同じくらいに考えていましたが、外部被曝に比べ内部被曝の量は少ないという事が知られる様になりました。
今回の預託実効線量からもその事が言えるようです。
ちょっと気持ちに余裕ができますね。
札幌JRタワーの展望トイレ
先日、透析学会総会で札幌に行きましたが、時間が合ったときに札幌JRタワー展望室に行きました。
その時にあったトイレが、この展望トイレ
トイレのコンセプトは『圧倒的な開放感を独り占め』だそうです。
高所恐怖症の僕にとっては、圧倒的な恐怖を味わえるトイレでした。
札幌にお出かけの時は、是非立ち寄って下さいね。
プロフィール

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。


