水槽グレードアップ
受付の脇の水槽ですが、海水の水槽を使用していました。
今回、もっと大きな水槽を購入しました。
お魚ももっと大きな魚が入るようになりました。
なかなか上手く写真が撮れません。
もしよろしければ見に来て下さい。
- 2012.05.07
- 生活 / くらし
再稼働は拙速か
読売新聞経済部長 丸山淳一氏の記事ですが、原発再稼働をしないことに対する記事です。
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昨日泊まったホテルにあった読売新聞の記事
あまりに一方的な記事の内容に憤慨しました。
昨年6月の安全宣言、あまりに早い安全宣言であり、首相がストレステストを行うこととしたのは当然でしょう。
そのストレステストも免震事務等をこれから容易すると言う内容や、津波対策をこれから行うと言う事でOKを出すような電力会社に対して非常にあまい基準で妥当としている事は無視しています。
大量の温水を海に流す原発が本当に地球温暖化を防ぐものなのか、そう言う話も原発事故後に明らかになってきていますが、どうなんでしょうか?
原発が稼働しなければ暮らしに深刻な影響が出るかもしれないが、我々福島県民は、原発の事故を受けて、生命を脅かされ、放射線の恐怖におびえ、生活の制限を受けている。このことについて、一番憤りを感じました。
原発安全神話の元にここまで全く監視も無くやりたい放題だった原子力発電に対し、このような事故が起こったときこそ、国民が厳しい目で見る事は必要であるし当然だと思います。
ちなみに原発は54基あり、福島第一原子力発電所の1-4号機が廃炉なので、50基と書いた様です。
5,6号機も福島第二原子力発電所4基も廃炉にするしか無いと思いますよ。
原子力規制庁について
今年の1月に原子力規制庁の発足が決まったのですが、4月1日に施行される予定が「物理的に難しい」と言う話になり、その後全く規制庁発足についての報道を聞かなくなりました。
現状はどうなっているかを調べたところ、最近やっと政府案に対する自民、公明両党の対案が出されたのですが、自民党が消費税増税関連以外の法案を審議拒否しているため、議論が進んでいない様です。
原発事故で苦しんでいる我々福島県民にとっては、非常に残念な事です。
とりあえず、政府案と自民、公明両党の対案について調べてみました。
政府の案では、規制庁を環境省の外局と位置付け、原発事故などが発生した場合、首相が電力会社に対応を指示するなど、権限を首相官邸に集中させるものです。
さらに、「原発の40年廃炉」や「バックフィット制度導入」、「シビアアクシデント(過酷事故)対策の法制化」を唱えています。
自民、公明両党の対案は、公正取引委員会のように、国家行政組織法三条に規定され独立性の高い原子力規制委員会を発足させ、有事の際は委員長が電力会社に対応を指示する法案ですが、「原発の40年廃炉」や「バックフィット制度導入」、「シビアアクシデント対策の法制化」は入っていない様です。
出来れば、両方の案のいいところを取って規制庁を発足させて欲しいです。
政府案の「原発の40年廃炉」には「例外」がある事も問題です。
原力会社が延長を申請して審査の結果問題無ければ最長20年も延長が認められ「抜け穴」となる可能性が指摘されています。
「シビアアクシデント対策の法制化」は、現在のシビアアクシデントが起こっても規制が無く、対策を事業者の自主的な努力にゆだねていると言う信じられない状況を改善させると言うものです。
これは最低限の事も行っていなかったと言う話ですね。
これまでも、既設原子力施設の安全性評価(バックチェック)と言う制度がありました。
2006年に出来た新耐震審査指針を踏まえて、それ以前に出来た原発の耐震安全性を確認するように事業者に指示はしているのですが、指示しただけで、問題があっても運転を停止させる効力も無く、さらに安全性の確認自体が数年経っても進んでいなかっと言うことです。
今回の、「バックフィット制度」は、「古い世代の原子炉を、新しい世代の原子炉の安全基準に適合させる制度」です。これは、原発運転再開の条件となるものです。
当たり前の制度だと思いますし、首相や経済産業相がこの制度を無視して原発を再稼働させる事はおかしな事だと思います。
最近、全国ニュースで原発事故関連の話題がほとんど聞かれなくなりました。
でも、福島の新聞は相変わらず1面トップで原発事故や放射線の話題です。
県外に出ると、原発事故はもう過去の話の様に聞こえます。
現在進行中であることが忘れ去られた印象もあります。
やはり、今後も福島のこと、原発事故のこと、低線量被曝の事を書いていかなければと考えています。
- 2012.05.01
- 生活 / くらし
放射能汚染に苦しむ福島の母子なおざりで原発再稼働に熱心なこの国のおかしさ
株式会社カタログハウスさん。
いいこと言ってくれますね。
野田さんも米倉さんも我々の生活を全然知らないのでしょうか。
冬の間は寒さもあって外で遊ぶ事が出来ないから問題ありませんでした。
春が来て、ゴールデンウィークが来て、これからどんどん暖かくなっていきます。
県外に行ったら、公園で家族づれが楽しそうに遊んでいます。
子供たちが元気に芝生の上で遊んでいます。
現在、郡山市内にある我が家の周辺の放射線量は1マイクロシーベルトくらいあります。
周囲の公園も除染しても未だに0.5-1マイクロシーベルト以上有ります。
いくら問題無い数値だと放射線の専門の先生から言われても、やはり心配です。
多くの親子が自己避難という形で福島・郡山から脱出していきましたし、未だに車で送り迎えをしていたり、マスクをして通学している小学生もいます。
親としては、環境放射能がmで1マイクロシーベルトのある場所で土いじりをさせる事は抵抗が有ります。
自転車の練習をさせたりする気持ちにもなれません。
長男は、年長で自転車が補助輪無しで乗れる様になりました。
小学校に入ってからは、次男の自転車乗りに合わせて公園で自転車乗りをしました。
震災があってからは一度もやっていません。
次男も補助輪が外れないまま小学校に入学するようになりそうです。
小学校低学年の子供たちを育てる親にとって、福島の環境はいいとは言えません。
本来は自然が豊かでのびのび子育てが出来るのが福島の環境ではないかと思います。
我々はどうやって子育てをして行ったらいいのでしょうか。
原発事故から1年あまりしか経過していません。
とりあえずの冷温停止だけであって、福島第一原発は安全な状況になっていません。
放射能で汚染され低線量被曝を受けている福島県民が安心して生活出来る状況にはまだほど遠いです。
それでも原発再稼働を訴えるだけの大義名分があるのでしょうか。
- 2012.04.28
- 仕事 / 職場
『死の同心円』読みました。
死の同心円
長崎被爆医師の記録
秋月辰一郎(元聖フランシスコ病院長)著
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秋月辰一郎先生著『死の同心円』を読みました。
長崎で診療中に原子力爆弾が落とされて、病院を焼かれ、医療機器も薬も無くなって、周囲ではたくさんの方が亡くなっていく。
そういう中で必死に治療を行った医師の記録です。
亡くなっていく方が被爆地から同心円状に広がって行くのです。
どんどん自分が住んでいる地域に近づいてくる恐怖が伝わってきました。
昨年の事故直後は、退避地域が同心円状に広がっていきました。
郡山は原発から60km離れていましたが、多くの人が街から逃げ出しました。
地震で出た透析難民を受け入れて透析治療を続けなければならなかった自分にとっては、避難すると言う選択肢はありませんでした。
あれほどの辛い思いは二度としたくないですね。
だから、安易に原発を再稼働させる事は絶対に許せないです。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。