ホールボディーカウンタによる内部被ばく検査について
平成24年5月分の県が実施している内部被ばく検査では、調査した7,225人全員の預託実効線量は1mSv未満だっとそうです。
預託実効線量はどういうものかというと、
http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food2/servlet/food2_in?pageSID=4487106
食品摂取後長期間にわたって人体が受ける内部被曝の影響を評価する基準として、摂取後50年間に受ける線量を最初の一年間で受けた(預託)として計算されるもの
僕は、年間被曝量は5ミリシーベルト未満にすべきだと考えています。
以前は、内部被曝と外部被曝の量を同じくらいに考えていましたが、外部被曝に比べ内部被曝の量は少ないという事が知られる様になりました。
今回の預託実効線量からもその事が言えるようです。
ちょっと気持ちに余裕ができますね。
札幌JRタワーの展望トイレ
先日、透析学会総会で札幌に行きましたが、時間が合ったときに札幌JRタワー展望室に行きました。
その時にあったトイレが、この展望トイレ
トイレのコンセプトは『圧倒的な開放感を独り占め』だそうです。
高所恐怖症の僕にとっては、圧倒的な恐怖を味わえるトイレでした。
札幌にお出かけの時は、是非立ち寄って下さいね。
脱原発かどうか?
昨年の福島第一原発事故後から放射線被曝の事や原発再稼働反対と言う立場でいろいろな記事を書いてきました。
今回の著作権侵害についても、脱原発を訴えているからではないかと言うご意見を多数の方からいただきました。
ただ、自分の立ち位置として〝脱原発〟とは考えていません。
実質的に〝脱原発〟だろうと言われればそうかもしれませんが、理由は以下の通りです。
〝脱原発〟と言う考えは、平時の考えかなと思います。
たとえば、我々にとって原発をどう考えますかという問いは、
水俣病の患者さんにチッソが好きですか?
四日市喘息の方達にコンビナートが有った方がいいですか?
と聞いているのと同じだと思います。
ちょっと古いかなあ。
だって、1年経っても周囲が1マイクロシーベルトある環境で子育てしなければならないのですよ。
食べ物を気を付けて生活しなければならないのですよ。
いつの考えているのは、子供たちをどこで遊ばせればいいだろうと言う事ですよ。
基本的に、原発が我々の穏やかな生活を脅かしてしまったのは事実であり、その事に対して立ち向かうのは当たり前の事です。
特別な事をしている訳ではないのです。
その事を多くの方に知ってもらいたいです。
〝脱原発〟を掲げて運動するのでは無く、原子力発電所が起こした事故によって生活環境が侵害されたことに立ち向かっているだけなのです。
福島では、原発事故は現在進行中です。
かなり長い年月がかかりそうです。
この様な国家を脅かすような事故が起こったのですから、当然、福島以外の地域にある原子力発電所が、福島第一原発にさえ有ったベントが無いのに再稼働することに反対しています。
さらに、福島第一原発4号機の使用済み核燃料は、未だ不安定な状態です。
我々はとても心配しています。
使用済み核燃料については、きちんとした最終処分場が決まっていない状態です。
使った後は原発にどんどん貯め込んでいる状況です。
『トイレの無いマンション』
このような状況が今後も続くことに危惧しています。
以上の事をブログに書いていると〝脱原発〟と言われてしまいます。
しかし、〝脱原発〟と言うと一部の特殊な人達と言う印象が強そうで、あまり好きで無いです。
原発事故による被害を受けて、被害は現在進行中である人間が,今いる苦境を訴え、どうにかしなきゃと言っているだけなのです。
著作権侵害
昨年の原発事故以降、放射線被曝や原発報道についていろいろ書いてきました。
その中で他の新聞等の記事を転記した記載も多数載せていました。
今回、記事の権利を保有する会社の方からM3に著作権侵害の恐れがあると連絡があったそうです。
と言う事で、とりあえず、昨年震災後の引用記事を削除いたします。
コメント頂いた方には申し訳ないのですが、ご了承いただきますようお願いいたします。
新しい超音波室
これまで第二診察室の一部にあった超音波装置を独立とした一部屋に移動させました。
これで、超音波検査を行っている間は問診が出来ない状況が解消されました。
超音波の画像を患者様も一緒に見る事が出来るモニターも超音波室に移動させました。
時々頭をぶつけそうになる方がいらっしゃるので、今後も気を付けて下さい。
また、内視鏡室の一部でも予診が行える場所を設けます。
今後は、1診、2診同時に診察が出来る状況となる予定です。
月曜日・水曜日の午後を手術・検査の時間とした分、午前中の外来で混み合う時間帯が出来ていますが、なるべく解消できるように今後も努力して行きたいと考えております。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。