ただいま物品搬入中
現在、個室透析センターには多数の物品が搬入されてきています。
1階入口左側のラウンジには、カラフルな椅子が搬入されました。
透析前後のちょっとした時間ですが、ゆっくりと過ごす事が出来るかと思います。
男女ロッカールームにロッカーが搬入されました。
既存棟と同様に、シャント肢を洗う洗面スペースもあります。
トイレは、多目的トイレと一般トイレがあります。
トイレのサイン(標識)も付きました。
個室スペースにパラマウント社製の電動透析専用ベットと32インチTVが入りました。
パラマウント社製の電動透析専用ベットは、血圧低下時にはボタン一つでショック体位が取れますが、このボタンを押すことはなるべく避けたいと考えております。
2階の多目的ホール入り口にサインが付きました。
多目的ホールにテーブルと35席の椅子が入りました。
講演会に、テーブルと椅子を片付けて、サイクリングマシーンを置くと運動療法室としても使用出来ます。
物品搬入は来週途中まで続きます。
毎日の変化が楽しみです。
個室透析センター準備中
先週末、増築棟の引き渡しがありました。
今週はたくさんの医療機器や物品が搬入されます。
昨日は、20床分のベットが搬入されました。
本日から透析装置が搬入されます。
だんだん形になっていくことを実感いたします。
友人から、NAVERまとめと言うサイトで、
個室・半個室スペースのある透析クリニック
と言う所に載っていたよと言われました。
http://matome.naver.jp/odai/2137205128156444001
かもめ・みなとみらいクリニック (神奈川県)
京都駅前武田透析クリニック (京都府)
森のクリニック (宮崎県)
芦屋坂井瑠実クリニック (兵庫県)
イムス札幌 消化器中央総合病院 (北海道)
横浜第一病院 (神奈川県)
援腎会すずきクリニック (福島県)-個室準備中ー
とのことです。
みなさん、全国的に有名な透析施設と一緒に載せて頂き光栄です。
かもめ・みなとみらいクリニック様、京都駅前武田透析クリニック様、森のクリニック様は以前見学に行かせて頂きました。
森のクリニック様には2回も見学に行かせて頂き、半個室の入口が曲面であるのは、森のクリニック様のブースの形状を参考にさせて頂いたからです。
当院を載せて頂いて大変恐縮ですし、この場を借りて感謝いたします。
建物の引き渡しが終わりました。
本日、6月29日土曜日に、個室透析センターは完成し、建築会社から引き渡されました。
外観です。
公園側からパノラマで撮影しました。
既存棟との繋がりが分かるかと思います。
新棟の駐車場から撮影しました。
まだ、看板も窓ガラスの目隠しも何も無い状態です。
個室透析室です。
20床のプライベートルームです。
半個室ですが、臥床すれば他のベットから見られる事はなく、天井も自宅の高さで落ち着いた雰囲気で長時間の透析を受ける事が出来ます。
2階の多目的ホールです。
照明を落とし、100インチのスクリーンに投影しています。
勉強会や会議、それから出来たら運動療法も行いたいと考えております。
夢は膨らみますが、更に大きなものを背負ったなと言うのが実感です。
明日からの診療頑張ります。
じんラボ
透析学会でじんラボのブースに行って来ました。
代表の宿野部さんと記念撮影をしてきました。
優れた透析を目指して、我々が医療者側から、じんラボが患者さん側からお互い努力していき、透析医療の質を向上させる為頑張っていきたいです。
第58回日本透析医学会学術集会・総会全日程終了
金曜日から日曜日にかけて福岡県の博多国際会議場で行われた第58回日本透析医学会学術集会・総会に参加してきました。
今回は、参加するだけでは無く、発表も頑張ろうと言うことで、4つの演題を発表してきました。
直前、演題を出し過ぎてアップアップになっていましたが、何とか発表してこれました。
6月21日金曜日の午後、
で口演の発表をしてきました。
東日本大震災で大きな被害を受けた事に対し、日本透析医会から多額の義援金を頂きました。
その義援金を元に福島県内の希望する施設に災害対策用のリライトカードを配布しました。
その報告の演題でした。
続けて別会場でポスターの発表を2演題してきました。
しっかり透析を行うことで貧血が改善して、包括化されているエリスロポイエチンの使用量が減量出来た事をアピールしてきました。
こちらの演題も自分としては面白い演題だと考えているものでした。
質問はそれほどありませんでしたが、興味深い演題を報告出来たのではと考えています。
6月23日日曜日のもう一つの口演は、とても広い第1会場で行われた口演のなかで最終の演題でした。
です。最後でしたので、帰られた方も多かったですが、たくさんの質問をしてもらいました。
内容としては、当院で血流360−400ml/分で透析している33名について、高血流によって前負荷が増大して心機能を悪化させるのではないかという透析業界では一般的に思われている考えに対し、心エコーを行い、前負荷を計測することでそのようなことは生じないと言う発表でした。
先ず、血流400ml/分に対して実測値はどのくらいなのかと言う質問が来ました。
15ゲージだと350ml/分くらいの実測であるとお答えしました。
次に、時間を延ばさずに血流を上げる方向なのかと聞かれまして、もちろん時間を延ばすことは大切であり、透析はやればやるほどいいとお答えしました。
3つ目が一番難関の質問で、いくら血流量を上げても透析液流量が低ければ意味が無いのではと言う鋭い指摘でした。
ごもっともですが、現在ある既存施設で出来る条件としては最大の条件で透析を行っており、増築後は今回発表した血流量に見合った十分な透析液流量での透析を提供したいとお答えしました。
そして、循環器科のDrより、心機能が悪い方に対して同様の事を行うとリスクになるのではと言う質問がありました。
今回の発表では、駆出率が50%未満と低い方達についても検討しており、シャント流量の範囲で脱血返血しているので問題とならないとお答えしました。
更に、座長からも質問があり、質問満載でした。
反響があったのを実感しました。
ちなみに今回の学会会場はとても広く、移動に人力タクシーも出ていました。
発表以外でもHDFや長時間透析のセッションも含めしっかり勉強してきました。
学んだことを明日からの診療に役立てたいと思います。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。