- 2013.08.23
- 生活 / くらし
講演会に行ってきました。
木曜日に、東京大学先端科学技術センターの児玉龍彦教授講演会に行ってきました。
「福島の森、土、水をきれいにする」と言う演題のセミクローズドな講演会でした。
講演では、放射線被曝の話から始まり、セシウムの農作物や魚類への移行の話、そして福島での除染の話を聞くことが出来ました。
汚染廃棄物の処理についての話は驚きでした。
汚染された廃棄物は原発に近い場所に持って行って中間貯蔵施設に保管することとなっていますが、先生からは、防水は量が大きくなると、必ず漏れるのは常識的な話だと言っていました。
東京ドームの約12~23倍と言う廃棄物を30年間も1箇所に安全に保管する事は不可能だという話でした。
先生の話では、セシウム回収型焼却炉で、沸点が641度のセシウムを気化してフィルターを用いて回収すれば、セシウムが濃縮され、体積が小さくなって保管出来ると言う話でした。
実際に、郡山にセシウム回収型の汚泥焼却炉が作られ、56,000Bq/kgの汚染土壌が45Bq/kgまで濃縮されたそうです。
山林の除染は、山林を伐採して焼却してバイオマス発電を行い、セシウム回収型焼却炉を使用してセシウムを回収していく方法について教えて頂けました。
児玉先生には、我々が福島の汚染に対しどの様にして行けばいいのかにつてい方向性を示してくれました。
児玉先生、ありがとうございました。
トキシノメーター購入しました。
当院にある透析装置(コンソール)は、一部のボトル式HDF対応コンソール以外の全てがオンラインHDF対応です。
オンラインHDFを行っていく上で、透析液はオンライン補充液でなくてはいけません。
2011年度JSDT「エンドトキシン捕捉フィルタ(ETRF)管理基準」によると
オンライン補充液の定義は
生菌数 10-6CFU/mL 未満
ET 0.001EU/mL 未満(測定感度未満)
とあります。
しかし、生菌数:10-6CFU/mLの測定は不可能であり,最終フィルタ直前の透析液は超純粋透析
液基準を担保するとなっています。
超純粋透析液(ultra-pure dialysis fluid)は、
生菌数 0.1CFU/mL 未満
ET 0.001EU/mL 未満(測定感度未満)
となっています。
CFU/mL という単位は、1 mLの試料に何個のコロニーを作る細胞が含まれているかを示す単位であり、通常の透析用水の細菌数の基準が100CFU/mL 未満ですので、その1/1000と言う値です。
そして、基準としているエンドトキシン濃度は測定感度未満です。
当院では、東レ・メディカル社製「トータルクリーン化システム」を採用しています。これはRO水(逆濾過水)を循環させることで停滞水を無くし、接続部や屈曲部の削減することで、きれいな水をスムーズに送ることが可能になるシステムです。さらに透析終了後、各装置とRO水ラインに極めて濃度の低い薬液を封入することにより配管内をクリーンに保ち、安全かつ安定した水や透析液を供給しています。
しかし、作成した透析液も各コンソールに運ばれる間に汚染される可能性が有ります。
一般的には、コンソールに入る直前でエンドトキシン捕捉フィルター(ETRF)と言うフィルターを通ることで、再度安全な透析液となります。
でも、本当に清浄化された超純粋透析液となっているか、確認する必要が有ります。
それで、私達は、作成した透析液の状態を確認するための指標として"エンドトキシン"という物質の残留濃度を測定します。
最近では、透析液水質確保加算という点数が請求出来る様になり、エンドトキシンを測定する施設が増えてきました。
ただ、一部のコンソールで測ればいいので、検査を外注検査としている施設が多いようです。
当院では、開院当初から透析液清浄化に力を入れていましたので、トキシノメーターミニという自施設でエンドトキシンを測定出来る装置を購入して測定をしていました。
こちらは4つの検体を同時に測定可能です。
今回、個室透析センターを増築したことも有り、更に多くの部位で検査する必要が出てきました。
オンライン補充液を管理していくためには、システム安定後も毎月全ての末端透析装置で補充液の検査をしなくてはなりません。
それで、今回16検体を同時に検査出来るトキシノメーターを購入しました。
こちらがトキシノメーターです。
現在は、個室透析センター2階の検査室にあります。
測定した結果は専用のパソコンで処理されます。
今までは、1回90分の測定で4検体しか出来ず、臨床工学技士が測定するのに一日がかりの仕事でしたが、今後は測定がスムースになるそうです。
院長としては、かなり大きな出費となりましたが、いい透析を行う為には大切な事だと考えております。
お盆休み
今日でお盆休みも終わりですね。
当院も外来は14日から17日までお休みさせていただきましたが、透析診療は通常通り行っていました。
僕も、土曜日と日曜日はお休み出来たので、ドライブがてら喜多方と猪苗代に行ってきました。
行く途中、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で喜多方にあるあまり混んでいなくて美味しいラーメン屋さんを教えてと書き込んだら、友人から早速お返事が来ました。
SNSの威力を感じました。
教えて下さった友人にこの場を借りて感謝いたします。
その後、ナビで探しながらそのお店に着いたのですが、あまり宣伝したく無いようで、お店の暖簾を出していませんでした。
ですので、写真だけ載せます。
チャーシューも美味しかったですが、麺もスープも美味しい喜多方ラーメンでした。
また機会が有ったら行ってみたいです。
ペンションに1泊して帰ってきましたが、帰りは猪苗代でおそばを食べて帰ってきました。
こちらは、49号線沿いにある三四郎というお店です。
以前より美味しいと言う噂を聞いていました。
午後2時半に行きましたが、ほとんどの席が埋まっていました。
細くて上品なお味の蕎麦でした。
また美味しいお蕎麦を食べる事が出来ました。
猪苗代のお蕎麦はやっぱり美味しいですね。
もうすぐ新蕎麦の季節です。
湖南や猪苗代の蕎麦祭りにも行きたいです。
楽しみにしています。
おはようございます。
今日からクリニックの外来診療はお盆休みとなります。
透析診療は通常通り行われます。
僕はいつもと同じ出勤ですが、いつもと違ってまったりしています。
今日は一日院長室の片付けと8月24日に青森で行われる第40回東北腎不全研究会で発表する2演題のスライド作りをしています。
まったりしていると、何も出来なく終わってしまいそうです。
今日も一日頑張ります。
看護助手募集
援腎会すずきクリニックでは、パート看護助手さんを募集しています。
仕事内容
透析室での看護助手業務です。
資材の搬送、患者さんの誘導及びベットメーキングなどのお仕事です。
応募資格
特に資格はありません。
勤務時間 月〜土 8:00ー14:00
時給 850円
選考方法
書類審査および面接
自筆の履歴書( 写真付き) をご郵送願います。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。