2016.06.02
一般

ARUKU6月号に本田医師の記事が載りました。

ARUKU6月号に本田医師の記事が載りました。

今回は尿漏れについてです。

本田先生の連載は今回で終了とのことです。

ご愛読ありがとうございました。

ARUKUはフリーペーパーです。

どうぞご覧になってくださいね。

http://www.arukunet.jp/

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2016.06.01
一般

避難訓練を行いました。

昨日、援腎会すずきクリニック恒例の春の避難訓練を行いました。

当院では透析室の避難訓練は春と秋の2回行っています。

春の避難訓練は緊急離脱訓練で、以前もこのブログでご紹介しています。

秋の避難訓練は消防法に基づいた訓練で、2階の透析室から、救助袋を用いて避難する訓練です。こちらも以前のブログ記事をご覧ください。

今回は春の避難訓練ということで、緊急離脱訓練を行いました。

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透析中に巨大地震が発生したという設定でスタッフの号令のもとに訓練が開始しています。

2名の患者さんに協力していただき、一名は切断による緊急離脱、もう一名は日本シャーウッド社製のメディカットセーフティカニュー針を用いた緊急離脱を行いました。

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切断時の写真です。

当院では緊急離脱の方法としてスタッフによる回路切断を推奨してきました。

切断の訓練は年1回でなく、数回行っています。

また、切断は訓練されたスタッフのみが行うこととしています。

今回の離脱及び待合室に避難するまでの時間はおおよそ1分半くらいの時間でした。

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こちらはメディカットセーフティカニューラ針で離脱した後の写真です。

この針の特徴は、逆流防止弁付き穿刺針であり、ロック等の操作が必要でなく押し込む事で回路を繋ぐ事が出来ます。

ブログ『ぐうたら臨床工学技士のしがない日々』でも紹介されています。

ただ、この記事の時よりもメディカットセーフティカニューラ針は改良されているようです。

この穿刺針による待合室までの避難時間は切断とほぼ同じ1分半くらいでした。

どうしてこれまで当院では緊急離脱の方法として切断を選択してきたかについてですが、それは最も早く避難出来るからです。

今回の熊本地震では多くの建物が倒壊して甚大な被害が出ました。

もちろん当院は震度7まで耐えられる設計になっており、建物の倒壊するリスクは非常に少ないです。

ただ、これまでの地震の経験では、常識として考えられていたことがたくさん覆されています。

東日本大震災までは地震は揺れても1分と言われていましたが、3分くらい揺れました。

熊本の地震でも最初に起こった地震は前震でした。

また、緊急避難する場合は地震の場合だけではありません。

郡山市内の透析施設で隣のビル火災の為に透析中に緊急で回収して避難した施設もありました。

火災が発生したら、とにかく最も早い手段で避難しなければならないです。

そのような事からも、なるべく早い手段で避難出来る訓練は必要と考えています。

今回使用したメディカットセーフティカニューラ針も短時間で離脱出来ますので、こちらもとても優れていると思います。

ただ、 東日本大震災の1ヶ月後に発生した最大余震の時は回収を行ったのですが、揺れの後で回路を外すときに手が震えていました。
その時に離脱で細かい作業出来るかなあと感じました。

そのこともあり、当院では細かい作業が必要無く、最も簡単に離脱できる切断を第一選択にしてきました。

切断した回路を持って移動するリスクを含めて考えますと、緊急離脱の方法について再検討必要かと考えています。

当院では、緊急離脱の方法として

順番的には

1 回収
2 抜針
3 切断による離脱

と考えてきました。

そこで、切断でなく抜針でもいいのではないかと言う考えもあるかと思います。

抜針につきましては、東日本大震災で10名の方の緊急離脱を行いましたが、抜針で避難出来た方はたった一名のみでした。

なぜ震災の時に抜針が出来た人が少なかったか。

余りに酷い揺れで、サイドテーブルの上の物品のほとんどが落下してしまったと言うことが最大の理由です。

鉗子も全て飛び散り、スタッフは床に落ちた鉗子を拾う事から作業を開始しました。

我々は、巨大地震発生時に透析治療を行ったと言う経験があります。

これからも、その経験を多くの方に伝えられたらいいなあと考えております。 

2016.05.31
一般

逢瀬川沿いの除染をしていました。

先月の事ですが、毎日通勤で通る逢瀬川沿いの土手の除染作業が始まりました。

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現在、郡山市では至るとこで除染作業が行われています。

以前もブログでご紹介しましたが、当院脇の公園も除染を行っております。

我が家は除染したお家を購入しましたので、庭に除染廃棄物がたくさん置いて有ります。

こちらは以前住んでいたマンションの除染廃棄物です。

我が家も以前住んでいたマンションも埋める場所が無いので庭に置き去りです。

妻の実家の空いている土地があるので、我が家の除染廃棄物もそちらに移動したいのですが、移動に制限がかかっており、移動の許可も下りません。

除染もいいのですが、早くこのフレコンバッグを敷地外に持って行って欲しいです。

持って行く場所が決まらないのに自分で移動してはいけないと言うのもおかしな話です。

 

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逢瀬川沿いの土手の除染は終了し、大量のフレコンバッグに入った汚染土は再度埋められました。

将来的に中間貯蔵施設が決まったら、再度掘り返されて持ち出される事になっております。

2016.05.24
一般

運動療法教室が月2回になりました。

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今月から月1回水曜日に行っていた運動療法教室が月2回となりました。

火木土の患者さんがわざわざ水曜日に来なくても良くなり、午後の患者さんも参加しやすくなりました。

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本日のお題は、

『室内でも出来る!いろんな歩行運動!』

あれ、イスに座っているけど。

ちらっと顔を出したのですが、皆さん楽しそうに参加されていました。

2016.05.23
一般

第94回福島腎不全研究会において当院スタッフが研究会賞を受賞いたしました

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昨日の日曜日に郡山市で開催された第94回福島腎不全研究会において

当院で発表した

高血流後希釈On-lineHDFにおける除去特性

と言う演題が、福島腎不全研究会賞を受賞いたしました。

当院のオンラインHDFは前希釈で行っている方がほとんどですが、海外の文献で後希釈高濾過量オンラインHDFの生命予後が優れていると報告がされています。

また、当院でも一部の方では後希釈オンラインHDFを行っている方もいますので、今回はこの様な検討を行いました。

研究会賞が出来てから発表数も多くなり、発表のレベルも高くなっています。

今回も参加者は200名を超えたようで盛大な会となっています。

今後も職員一同頑張っていきたいと考えております。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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