- 2018.08.24
- 研究
第45回東北腎不全研究会シンポジウム「高齢者のオンラインHDFを考える」
前回、9月1日(土曜日)・2日(日曜日)に福島市のコラッセふくしまで開催される第45回東北腎不全研究会の事を記事にしました。
私は一般演題の他にシンポジウム
「高齢者のオンラインHDFを考える」
の座長も担当させて頂きます。
シンポジウムの紹介チラシが出来たそうですので、ここにご紹介いたします。
シンポジウム「高齢者のオンラインHDFを考える」
9月2日(日曜日)10:00~11:15 第1会場(4F 多目的ホール)
座長:鈴木一裕(医療法人援腎会すずきクリニック)
守澤隆仁(医療法人あけぼの会花園病院透析センター)
S-1 当院における高齢患者に対するI-HDFの現況
府金幸輔(医療法人社団恵仁会三愛病院臨床工学科)
S-2 自施設の高齢者透析の現状
鈴木則雄(医療法人社団清永会本町矢吹クリニック臨床工学部)
S-3 当院における高齢者への前希釈オンラインHDFの取り組み
浅沼貴之(医療法人清水会かわせみクリニック臨床工学科)
共催:ニプロ株式会社
我々は、高齢者に対してもオンラインHDFは有用な治療法であると考えて来ました。
オンラインHDFにはI-HDFと言う変法もあり、透析低血圧に有効だとされています。
これらの事を念頭に1時間15分の時間でそれぞれの演者がプレゼンし、総合討論を行います。
参加される方々には是非とも聞いていただきたいシンポジウムです。
よろしくお願いいたします。
- 2018.07.06
- 研究
第29回日本サイコネフフロジー研究会
透析従事者向け情報です。
今週末の7月7日(土)と7月8日(日)に東京都の虎ノ門ヒルズで、第29回日本サイコネフフロジー研究会が開催されます。
この研究会は、透析を受けている方達の精神的諸問題を解決する為に、1990年、東京女子医科大学腎臓病総合医療センター所長だった太田和夫先生とこの分野では第一人者で自らが透析患者でもあった春木繁一先生が中心となって設立された研究会です。
透析治療の成績が飛躍的に向上し生命予後が改善されていく中で、患者さん達の精神的諸問題を解決したいという考えからサイコネフロロジー分野の研究が進んできています。
当院でも、
一般演題 3「患者・家族支援 1」にて
O3-5 塩分認知検査と血清亜鉛濃度から透析間体重増加を考える
と言う演題名で看護師の原が発表させて頂きます。
また院長の鈴木も
一般演題 6「患者・家族支援 3」
の座長を担当させて頂きます。
お時間のある方でご興味のある方は是非ともご参加ください。
- 2015.08.27
- 研究
薬剤のリン含有量について
今年のInternational Society of Nephrologyと言う雑誌に、薬剤に添加されているリン含有量についての論文がありました。
これまで、食品添加物のリン含有量については時々話題になっていましたが、薬剤にもリンが含まれているものが多く、パキシル錠40ミリグラムには111.5 mgのリンが含まれているそうで驚きでした。
高血圧で良く使用するアムロジピンのジェネリック錠には10mg錠で40.1mgのリンが含まれているそうです。
これは、ご飯茶碗1杯150gでリンが51mg含まれていることを考えると、ご飯一杯近くのリン含有量となります。
驚きと共に、この部分にも注意が必要だと言うことを知りました。
ちなみに、口の中で溶けるOD錠にはリンが含まれていない事が多い様で、OD錠を飲んでいれば比較的心配は無いようです。
また、パキシル錠もパキシルCRにはリン含有添加物が含まれていないようですので、リンが高めでパキシル錠を飲まれている方は、パキシルCRに変更されるとよろしいかと思います。
それぞれの薬剤については、医薬品インタビューフォーム に添加物が書いてあり、インターネットで簡単に調べることができます。
パキシル錠には添加物としてリン酸水素カルシウム水和物が含まれていました。
リンを抜くためには、十分な透析を行うことが最も大切ですが、このような知識を持つ事も大切かもしれません。
そして、食品添加物には多量のリンが含まれていますし、食材によってリン含有量が異なってきます。
きちんとした知識を持って食事のコントロールを行うことが最も大切であると言うことは言うまでもありません。
不安な方は管理栄養士に相談してみてください。
- 2015.06.30
- 研究
第60回日本透析医学会学術集会に参加してきました。
6月26日金曜日から28日の日曜日にかけて、パシフィコ横浜で開催された第60回日本透析医学会学術集会に参加してきました。
今回は、当院から3演題の発表を行いました。
3演題共に最終日の日曜日の発表となりました。
午前中は、CEの鈴木が
穿刺時におけるポータブルエコーの活用について
と言う演題で、当院で使用しているGEヘルスケア社製のポータブルエコーVSCANを使用してのシャント穿刺について報告させて頂きました。
午後からは、管理栄養士の藤原が
高齢者における栄養障害スクリーニング法について
と言う演題名で、高齢者の栄養評価法として優れていると言われているMNA-SFによる栄養障害スクリーニング法の有用性について報告させて頂きました。
次のセッションでは、院長の鈴木が
もちろん、夜も全国の先生方と活発な議論を行い、親睦を深めています。
3日間学んだ知識を今後の診療に行かせたいと思います。
- 2015.04.26
- 研究
第42回日本血液浄化技術学会に参加してきました。
4月25日(土)、26(日)に東京・お茶の水のソラシティカンファレンスセンターで行われた第42回日本血液浄化技術学会に参加してきました。
血液浄化技術学会は、血液浄化に関する技術と知識の向上の為の研究及び事業を行う臨床工学技士中心の学会です。
以前、山形市で開催された時も参加しましたが特に演題は出していませんでした。
今回は当院透析室長の鈴木が
『On-lineHDF における透析プログラムの検討 』
と言う演題名で発表いたしました。
また、私が一般演題の座長を依頼されまして何とか無事にその役割を果たすことが出来ました。
これまで、学会での発表はたくさん行ってきていますので慣れているのですが、座長はほとんどやったことが無くてとても緊張しました。
座長を依頼されると言うことは、だんだん年を取ってきたと言う事なのかなんて思っていますが、今後もこのよな機会が有りましたら頑張りたいと思います。
土曜日の夜は、懇親会で透析医療に情熱を傾けている先生方と一緒に楽しいお酒が飲めました。
今回も自撮棒が活躍して良い写真が撮れました。
ワインを持つ手しか写らず切れてしまった○○先生、ごめんなさい。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。