2018.09.22
一般

フィラピーが2台になりました。

当院では、シャント肢痛や末梢動脈疾患PAD:Peripheral Artery Diseaseの治療目的でフィラピーを使用中です。

フィラピーの有効性についてはこれまでいくつかの学会で発表してきましたが、治療効果が強くニーズが高い事からもう一台購入する事といたしました。

分院にも納入されましたので、援腎会としてはフィラピーが3台となりました。

 

 

フィラピー照射前後でのサーモメーターを用いた下肢の温度変化をお示しします

いずれも透析前のフィラピー照射前の写真です。

 

 

 

 

 

ABIは現時点で有意な差はありませんが、長期間使用する事で差がでてくるのではないかと考えております。

 

援腎会ではこれからも貪欲により良い治療を求めていきたいと考えております。

 

 

2018.09.03
一般

慢性腎臓病の低タンパク食について

現在は慢性腎臓病の治療についてインターネットでいろいろ調べる事が出来ます。

検索するとまず出てくるのが低タンパク食です。

蛋白制限をする事で腎機能の悪化を防ぐと言う話です。

タンパク質が腎臓の糸球体に詰まり腎臓が悪くなるので蛋白を制限する食事が優れていると言う話です。

 

でも最近の研究では強く推奨されなくなっています。

今年5月に発刊された

エビデンスに基づく CKD 診療ガイドライン 2018でも

画一的な低タンパク食の指導は不適切と書いて有ります。

特に高齢者では、過度なたんぱく質摂取制限は生命予後を悪化させる可能性が有るとも書かれています。

 

私もこれまで何回か参加して演題発表もしている『腎臓病と栄養・代謝・食事フォーラム』でも5年前のプログラムでは低タンパク食の発表がたくさん有りましたが、最近はめっきり減ってきています。

 

こちらが2013年のプログラムです。

http://www.nmdkd-forum.org/2013/02-program-01.html

 

そして今年のプログラム

http://www.nmdkd-forum.org/2018/02-program-01.html

 

この様に低タンパク食は指導経験が豊富な医師や管理栄養士の指導の下にきちんと自己管理が出来る方でないと効果が発揮出来ない治療法だと分かってきています。

安易にネットに書いて有る方法を信じるのではなく、専門家の意見をしっかり聞いて自己管理をする事をお勧めいたします。

腎臓が悪いという事でご飯を減らしていると言う方がいらっしゃったので書いてみました。

2018.08.30
一般

お疲れ様でした。

本日、6年半勤務してくれた運転手さんが退職となりました。

高齢のために引退となります。

雨の日も風の日も雪の日も朝早くから送迎車を運転してくれました。

患者さん達からも人気のある運転手さんで残念ですがやむ得ません。

長い間大変お世話になり、ありがとうございました。

最後に皆で記念撮影しました。

 

2018.08.28
一般

Web講演会

本日、15時からWeb講演会があり、当院個室透析センター2階の多目的ホールで開催いたしました。

演者の先生は、何時も学会で懇意にして頂いている腎愛会だてクリニック栄養科課長の大里敏江先生でした。

演題名は

『食べている人は元気です!を実行するためのリン管理』

と言うことで勉強させて頂きました。

 

 

火曜日の透析勤務は15時までなのですが、たくさんの透析室スタッフが残り聞いてくれました。

 

 

今後も知り得た知識を患者さんへバック出来るように勉強続けて行きたいと思います。

2018.08.20
一般

東北腎不全研究会

が2週間後の9月1日(土曜日)・2日(日曜日)に福島市のコラッセふくしまで開催されます。
最近プログラムが更新されました。
今回、福島開催ですので、援腎会は気合いを入れて一般演題5題発表いたします。
ただ、当日発表時間が重なってしまい、スタッフの発表を見に行けないかと思っていましたが、何とかクリア出来そうです。
 
一般演題2「透析器機・システム1」の1題目と2題目
9月1日(土曜日)14:00~15:00 第2会場(4F 中会議室401)
O-07 当院におけるBV計の活用法
澤本奈々重(医療法人援腎会すずきクリニック臨床工学部)
O-08 透析液のNa調整に伴う患者状態の変化
鈴木一裕(援腎会すずきクリニック)
O-09
O-10
O-11
O-12 
スタッフの発表が1題目で私の発表が2題目です。
私の発表が終わり次第5階にダッシュです。
 
一般演題5「透析患者管理1」の3、4題目がスタッフの発表です。
9月1日(土曜日)14:00~15:00 第3会場(5F 小研修室)
O-24
O-25
O-26 遠赤外線治療器(フィラピー®)のPAD治療効果の検討
瀧口歩未(医療法人援腎会すずきクリニック臨床工学部)
O-27 味覚異常を有した透析患者に対する亜鉛の効果について
橘 健一(医療法人援腎会すずきクリニック看護部)
O-28
答えるのが難しい質問など共同演者として対応する事もありますので、なんとか間に合いそうです。
 
9月2日(日曜日)9:00~10:00 第1会場(4F 多目的ホール)
O-39 オンラインHDFでの血漿浸透圧の変化
鈴木一裕(援腎会すずきクリニック)
以前から取り組んでいるオンラインHDFでの血漿浸透圧について発表します。
 
そして
シンポジウム「高齢者のオンラインHDFを考える」の座長をさせて頂きます。
9月2日(日曜日)10:00~11:15 第1会場(4F 多目的ホール)
座長:鈴木一裕(医療法人援腎会すずきクリニック)
   守澤隆仁(医療法人あけぼの会花園病院透析センター)
S-1 当院における高齢患者に対するI-HDFの現況
府金幸輔(医療法人社団恵仁会三愛病院臨床工学科)
S-2 自施設の高齢者透析の現状
鈴木則雄(医療法人社団清永会本町矢吹クリニック臨床工学部)
S-3 当院における高齢者への前希釈オンラインHDFの取り組み
浅沼貴之(医療法人清水会かわせみクリニック臨床工学科)
 
2日間精一杯頑張りたいと思います。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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