- 2008.02.28
- 診療
ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則〜その1
こんばんは。
なかなか毎日更新できずすみません。
ぼくが、現在いる病院から開業を思い立ったのは、この本を読んでからです。
今回は、ちょっとそのお話を。
僕は、平成6年に福島県立医科大学を卒業し、泌尿器科に入局しました。外科医になりたかったことと(泌尿器科も外科です。)、腎臓に興味が有ったのが志望の理由です。
そして、現在に至るまでにいくつかの病院で診療を担当してきましたが、すべての病院で透析診療に携わって来ました。
腹膜透析を熱心にやっていた時代もあり、腎移植一途だった時代もあります。
大学では、腎移植とともに、急性期の腎不全も担当し、状態の悪い患者さんの管理も沢山やってきました。夕方まで泌尿器科の患者さんを診療し、夜になって他の病棟の患者さんのCHDF(持続透析)の回路を組み立てていたのが昨日の事のように思い出されます。
大学でやっていた研究が一区切り付いたとき、初心に返って外科医を目指していた自分を思い出し、手術で有名な現在の太田西ノ内病院に赴任し、村上部長の下で手術を中心とした診療を行うこととなりました。
赴任してからは、泌尿器科癌治療を中心とした手術を主に行ってきましたが、徐々に自分が14年間携わってきた『透析』に対する思いが強くなってきました。
そんなとき、読んだのがこの本です。
この本の内容は次回記載します。
- 2008.02.26
- 趣味
読み終わりました。
『透析者と家族が元気になる本』やっと読み終わりました。
この本は、透析歴30年以上の達人83名と、20年以上の38人から透析歴14年の著者がアンケートをとり、まとめて本にしたものです。
本文の中に、実際に電話での取材をした人の名前が出てくるのですが、福島県でも3名の方のお名前が書いてあり、一名の方は実際に知っている方でした。ちょっと親しみがわきました。
驚いたことは、透析歴20年以上の方の3人に2人が透析以外では健康だと言っている事でした。そして多くの方が性格が楽天的だと言ってます。大変な治療を長年やっていける人は、やっぱり違うんだという感じですね。
30年以上の方には、更生医療が適応される前から透析を受けていた人もいます。そういえば、以前いた病院の腎友会で30年やっている方を囲む会を行い、昔の辛いときの話を聞いていたのを思い出しました。
最後に書いてあった言葉は、
『健常者だってなんとなく生きている人が多い中で、
透析の達人がどれほど輝いていることか。
自分の人生のもてる時間に、
真正面から真剣に取り組んでいるのです。』
- 2008.02.25
- 診療
職員面接がありました。
昨日は日曜日。
援腎会すずきクリニックでは、かねてから予定していた書類審査後の2次面接がありました。
しかし、あいにくの大雪。面接官の一人は、来る途中で視界0の危険な状態になったと話していました。ご苦労様でした。
そして、面接に集まっていただいたたくさんの皆さん、お疲れ様でした。どうもありがとうございました。
事前に、『「採用」「面接」の技術』なる本を買って、面接用チェックリストなるものを自作して臨んだのですが、全く必要とせず、ただただ、大変でした。
最初の3人の方ですでにへとへととなってましたが、頑張って1日かけて十分な面接が出来ました。
大げさですが、僕と一緒に『同じ釜の飯を食う』人を選ぶんだなという気持ちと、これからますます頑張らねばという気持ちが混じった1日でした。
帰って、早々と寝ました。
- 2008.02.23
- 診療
ただいま建築中
昨日週1回の行程会議で建築現場に行ってきました。
昨日は、内装の色を決めました。事前に3パターンくらい用意してあって、その中から選ぶことになっていましたので、それほど時間はかかりませんでした。
今までにも、透析室のカウンターのサイズや、水道を自動水洗とするのか、窓ガラスは透明にするか、曇りガラスとするかなど、あらゆる事が行程会議で決められました。
かなり重要な会議となっていると同時に、完全にお任せでなく、僕の意見も取り入れてくれるので、凄くありがたいと思います。
クリニックの駐車場側の2階の窓です。
直接透析室に光が入らないように、日よけ、雨よけの板があります。
クリニックが長方形なので、ちょっとしたアクセントになっています。
クリニックの職員休憩室の一角です。
透析室は立ち仕事。長時間立っていなければならない仕事です。
つかの間の休憩時間のために、畳の部屋を作りました。
冬はコタツが置かれるでしょう。
- 2008.02.21
- 診療
透析者と家族が元気になる本
まだ、読んでいる途中です。
仕事が忙しく、なかなか進みません。
途中で本質的な部分がありました。
患者さんは、どのような透析施設を選んだらいいのでしょう。
→『生存率がいい施設を選ぶことです。』
非常に簡単なことですが、凄く大切なことです。
いままでは、透析は普通に4時間やればいいと言う時代だったでしょうが、これだけ長生きする人たちが出てきた事を考えると、やればいいだけではいけない時代になって来ていると思います。
僕の理想もそこにあります。
いい透析をしていくことで、生存率がトップクラスの透析室を目指します。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。