そろそろ完成です。
夕方、建設現場に行ってきました。
いよいよ建設も大詰めになりました。
29日が引き渡しになり、ほとんど完成に近づいています。
透析室のカウンターもできあがってきました。
実物が大きいので、びっくりしています。
窓との間がちょっと狭くなりました。想定しない、でかい物品があってたのです。
その物品は救助袋でした。幅は1mくらいあるでしょうか。蓋を開けると、1階まで続くトンネル状の袋が出てきます。
垂直に地面まで続く袋があり、人がおりられるそうです。
消防署の検査の時に、工事スタッフが実際に使って、滑り台みたいだったというのですが、垂直なのにどうして大丈夫なんだろう。
この規模の建物だと、置く必要があるとのことです。
2階の透析ラウンジも、ほぼ完成を向かえます。
透析を終わった患者さんが、ふっと安らぎのひとときを迎えられるスペースです。
日中の眺めもいいですが、夜の雰囲気もいいようです。
4月になると、この雰囲気に合ったテーブルと椅子が置かれます。
入り口から、2階のラウンジを撮影してみました。
ちょっと、いいアングルで撮れたと思います。
5月11、12日の内覧会にはたくさんの人が見学に来てくれることを、願っています。
建築現場に行ってきました。その2
昨日の建築現場で撮った写真と内装についての記事です。
1階の多目的トイレには、おむつ換えシートとベビーキープを配置しました。
1階は泌尿器科ですので、年配の方々が多いのですが、時々赤ちゃんを連れて来られるお母さんもいらっしゃいます。
きちんと準備してありますので、安心ください。
2階の多目的トイレです。
2階のトイレには、折りたたみ式のベッドを用意しました。
これは、浣腸用です。
何故浣腸用のベットをおいたかについてですが、これまで、浣腸は病室で行われていました。
しかし、その場合、トイレまで行くまでに漏れてしまうことがあります。そのために、トイレで立位で浣腸を行うことがあるのですが、これって危険なんです。
日本看護協会のホームページにその詳細が載っています。
http://www.nurse.or.jp/nursing/practice/anzen/anzenjoho.html
その内容は、グリセリン浣腸による直腸穿孔事例が4件報告されており、全例、トイレにおいて立位で行っていたと言う内容です。
浣腸用の管で、直腸穿孔を起こし腹膜炎を起こした例と、管で傷つけられた直腸の壁から浣腸用のグリセリンが血中に入り溶血下という事故です。
立位での浣腸は危険であるとのことから、やらないよう警告されています。
僕も最近まで知らなかったのですが、最近開業した先輩のクリニックを見学したときに設置されており、これは絶対必要であると思い、設置しました。
その他にも、トイレにはこだわりがあります。
先日記事にしましたが、1階男子トイレには、入り口にドアをつけていません。
もちろん、外から小便器が見えないように工夫してあります。
これは、なるべくドアノブをさわらないでトイレで用をたせないかと考えたからです。
それから、レントゲン室にもトイレを設けました。
尿道造影、膀胱造影などの泌尿器科特有の検査に対応するためです。
泌尿器科医として、ちょっとこだわりました。
- 2008.03.18
- 診療
建築現場に行ってきました。その1
今日は、打ち合わせのために、建築現場に行ってきました。
今日の打ち合わせでは、壁に貼るロゴとクリニック名の大きさを確認する作業が一番に行われました。
実際に、張られる大きさのロゴとクリニック名を紙に印刷して、壁に貼ってみて、大きさを確認する作業です。
ちょっとロゴが大きすぎるので、ロゴを小さくすることで、意見がまとまりました。
その後、クリニック内を見て回りました。
この間は中途半端な状態だった受付カウンターも取り付けてありました。
ここでは、患者さんの受付とレセコンと言われるお会計のコンピューターが置かれ、当院の事務員が診療の料金を計算します。
カウンターの向こうにある入り口が、診察室への入り口となります。
そして、カウンター前の待合室はもう完成間近となっていました。
ぴかぴかのタイルが敷き詰めてありました。建築現場の皆さんどうもありがとう。
そして、窓の外には日曜日にアスファルト塗装がされたクリニックの駐車場が見えます。駐車場には40台以上の車が止められるようになっています。
- 2008.03.18
- 仕事 / 職場
病棟送別会
本日は、4年間お世話になった泌尿器科病棟の送別会でした。
4年前に大学での研究を終えて、もっともっと手術が上手くなりたいと、手術症例数が多く、部長が手術で有名な太田西ノ内病院を希望し、赴任してきました。
患者さんに常に接して診療すると言う部長の方針があり、朝、午前、夕の回診の他に、日曜、祝祭日も全員集合で回診をするため、休みもなく、最初の半年間はリズムがつかめず、かなり大変でした。
まあ、現在ではそれが当然で、今では身体の隅々まで西ノ内病院での生活リズムがしみこんでしまってますので、今後日曜日の午前中に何をやればいいのか困ってしまいそうです。
今後は今までどこにも連れて行けなかった子どもたちを、日曜日に遊びに連れて行こうかな。
これまで、つらいことも楽しいこともいっぱいあり、感無量の送別会でした。
みんなどうもありがとう。
これからもよろしく!
- 2008.03.16
- 開業 / 病院経営
今日は最後の日当直
今日は、今勤めている病院での最後の日当直。
この病院の当直もいっぱいやりました。
結構暇で、時間があったので、クリニックに導入するm−karteと言う電子カルテで使用する『病名』や『薬』、『手技』を膨大な量のマスター本から抜き取る作業を開始しました。
抜き取ると言っても、必要な名前にチェックを入れる訳ですが、うんざりするほど多いんです。
『手技』はそれほど多くないのですが、『病名』や『薬』は山ほどあります。
今日はまず『病名』から開始しましたが、気の遠くなるような作業です。
病名と言っても、接頭語や接尾語がいろいろあり、
1部位(頭部、頸部など)
2位置(左、右など )
3病因(外傷性、感染性など、)
4経過(急性、慢性など)
5状態(悪性、良性など)
6患者さんの帰属(胎児、老人性など)
7その他(高度、生理的など)
8接尾語(疑いなど)
があって、そしてたくさんの病名があります。
1ページにおよそ58個の病名が書いてあって、分厚い本のページ数は403ページあります。
計算すると、2万3000個くらいの病名になります。
その中から、自分で使うものを選んでくださいとのことです。
気が遠くなります。
何か、面白い病名はないかと探してみました。
『尿テネスムス』というのがありました。
テネスムスとは、腹痛があって、頻繁に便意をもよおすのに、ほとんど便が出なかったり、排便があってもわずかしかない状態で、腹部症状の一つです。
『尿テネスムス』と聞いて、術後とか尿道カテーテル留置中によくある症状がテネスムスと似ているので、そのことを言っているのだとピンと来ました。
自分は使ったことがないのですが、病名に載っていると言うことは、全国的には結構使われていて、僕だけが知らないだけなのかな。
これまで、どんな病名をつけていいのか迷うことが時々ありましたので、ちょっとおさらいにもなるかな。
他にも、こんなに長い病名があるのかと感心するものもありましたが、病名をネタにするのはちょっと不謹慎なのでこのくらいにしておきます。
では、がんばります。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。